エスレック SV

新製品「S-LEC SV」のご紹介

  • S-LEC SVは従来のS-LEC Bシリーズの特徴に加え、優れたレオロジー特性を持った新しい樹脂です。  
  • S-LEC SVは、金属やガラス、セラミックなどの無機化合物に強い接着性を示します。
  • S-LEC SVは、シート強度、柔軟性に優れた樹脂です。

 特 徴     

<レオロジー特性>

 一般的に高分子溶液は、分子鎖の絡み合いにより、伸長性を持ちます。
そのため、溶液を垂らしたときや塗布したときに溶液が伸長し、糸を曳いたような現象(糸曳き)が起こります。
S-LEC SVは、この糸曳き性を抑えた樹脂です。

Fig.1 に S-LEC SVと一般PVBの溶液の伸長性を比較したデータを示します。
一般的なPVBは、溶液の伸長性が高く、糸曳き現象が起こりやすいですが、S-LEC SVは、伸長性が低いため、糸曳きが起こりません。

糸曳き性

 *糸曳き性 : プレートで挟んだ溶液を所定速度で
 引き離し、糸切れ時間(s)を測定
 (測定条件)
 溶剤:ジヒドロターピネオールアセテート
 溶液粘度:3.5 Pa・s   <溶剤溶解性>
エスレックSVは、エスレックB/Kと同様にアルコール系、エステル系、ケトン系の各種溶剤に可溶です。


Table 1.

S-LEC SVの溶解性


溶剤種 SV-02 SV-05 SV-06

エタノール

S S S

酢酸エチル

S PS S

メチルエチルケトン(MEK)

S PS S

トルエン

IS IS IS

ターピネオール

S S S

ジヒドロターピネオールアセテート(DHTA)

S PS S

ブチルカルビトールアセテート(BCA)

S PS S

試験方法 : 樹脂(1 g)を溶剤(20g)に20 ℃で溶解。
S : 溶解, PS : 一部溶解, IS : 不溶

ブチラール樹脂:エスレックSVの粘度特性

ブチラール樹脂:エスレックSVの粘度特性

S-LEC SVの品種と物性一覧表

品種 計算分子量
(×104)
揮発分
(%)
遊離酸
 (%)
水酸基
(mo%)
粘度*
(mPa・S)
SV-02 約3.1 3以下 0.05以下 約22 10
SV-05 約10.8 3以下 0.05以下 約21 120
SV-06 約10.4 3以下 0.05以下 約22 90
粘度:エタノール/トルエン=1/1 5%溶液、 回転粘度計(BM型) 測定温度20℃
注)上表の値はスペック値ではありません。