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トップメッセージ

創業70周年を迎えて

創業70周年を迎えられた想いとこれからの決意をお聞かせください。

ステークホルダーの皆様に、あらためて深甚の敬意を表します。

ひとえに、ステークホルダーのご支援と我々の先人達、そして積水化学グループ従業員の努力の賜物であり、あらためて深甚の敬意を表します。
1947年3月3日、当社は、当時の夢の新素材であったプラスチックの総合的事業化を目指して設立されました。
以降、テープやポリバケツなどの生活に身近な日用品、パイプや雨といなどの生活インフラを支える資材、エレクトロニクスや輸送用機器向けの高機能材料、そして戸建住宅などの製品を世に送り出し、業容を拡大させてきました。これまでさまざまな苦難が立ちはだかりましたが、その度に社是「3S精神」のもとで一丸となって困難に立ち向かい、新時代を切り開いてきました。
今後も、グループビジョンのとおり、際立つ技術と品質により、「住・社会のインフラ創造」と「ケミカルソリューション」のフロンティアを開拓し続け、世界のひとびとのくらしと地球環境の向上に貢献し、皆様に信頼され、100年経っても存在感のある企業グループであり続けるための挑戦を続けていく所存です。

積水化学グループを取り巻く状況

2016年度のビジネス環境についてご説明ください。

収益力強化と成長戦略の両立により、過去最高益を達成しました。

2016年の世界経済は、前半に米国経済の足踏みや中国経済の失速懸念およびBREXITショックによる金融市場の混乱等を背景に大幅に減速、後半には緩やかに持ち直したものの、通年では、2015年を下回る成長率へ鈍化しました。
急激な為替変動など激しい外部環境変化の中、収益力強化と成長戦略(フロンティア、協創・イノベーション)を両立し、外部環境変化に左右されにくく、持続的な成長が可能な事業体をつくることを進め、前年より6%の営業増益となり、各段階の利益で過去最高益を達成することができました。
我々を取り巻く環境は不透明、不確実な状況が予想されますが、当社グループが多様な事業展開を行う先には、「くらしの質向上」「環境」という不変の社会ニーズが存在し、それぞれの事業が機会を捉えることで必ずや成長が実現できると確信しています。

中期経営計画について

中期経営計画の成果と2017年度からの新中期経営計画の骨子を教えてください。

次なる成長へ向けて一定の“SHINKA”を遂げた3年間となりました。

前中期経営計画では、激しい外部環境の変化に対応しながら、3期連続で営業最高益を更新してきました。営業利益率は9%、ROEは11.2%と各々の目標を確実に達成できました。「環境快適材料」を成長領域と位置づけている車輌・輸送や「検査薬システム」での成長に注力しているライフサイエンスなど、グローバルに展開する戦略分野の売上伸長が全体の成長を牽引し、さらに迅速・果断な意思決定による構造改革など収益性改善策も奏功するなど、収益の拡大は着実に進みました。次なる成長へ向けて一定の“SHINKA”を遂げた3年間であったと思っています。
新中期経営計画「SHIFT 2019 -Fusion-」では、「新次元の成長」への第一歩を踏み出します。当社グループの目指す「新次元の成長」とは、グループビジョンに掲げる「ひとびとのくらしの質&環境」への貢献による量的成長と、2020年以降の需要変化を見据えてのたゆまぬ収益性改善と有望分野への資源配分による質的転換を同時に実現し、長期的に企業価値を向上させていくことと定めています。これにより、業績規模および成長の質を変えることに挑みます(SHIFT*)。積極的な戦略投資、技術・機会・リソースの「融合(Fusion)」、CSR経営のさらなる強化等により2019年度の数値目標を達成すると同時に、その先の成長を臨む体制を構築することが新中期経営計画の骨子です。

“SHIFT”には、業績規模および企業姿勢において、成長の質を変えるという意味を込め、それぞれの文字が基本戦略を表します。S(Sustainable)、H(Humanresources)はESG視点での持続可能な経営基盤構築、I(Innovation)、F(Frontier)、T(Transformation)は、これまでも注力してきた「イノベーション」「フロンティア開拓」「収益力強化」です。この3つの取組みを引き続き重要な基本戦略と位置づけ、これをもうひとつのキーワード「Fusion」によって加速します。
SHIFT 2019 -Fusion-」の詳細は、新しいウィンドウを開きます中期経営計画(2017-2019年度)説明会の資料を参照ください。

新たなCSR中期計画について

新CSR中期計画の策定とともにCSR概念図が見直されました。
この見直しの背景とポイントを教えてください。

グループビジョン実現への決意をCSR概念図に反映させました。

  • 私は、CSRを社是3S精神の実践と捉え、経営戦略の中心に置くべきものであり、「事業を通じた社会課題解決」と「事業プロセスにおける社会への責任」を実践することと考えています。この事業と一体となった取り組みを、ガバナンスを基盤として一層力強く推進し、グループビジョン実現への決意を込めるとともに重要課題も見直しました。
    新中期経営計画においても、事業をグループビジョンの「際立ち」「くらし・環境貢献」の2軸で位置づけ、社会や環境課題解決に大きく貢献するスター事業を数多く創出する戦略を打ち出しています。

環境貢献製品の適用範囲拡大について

「環境貢献製品」の適用範囲が、自然環境だけではなく、社会貢献も
含まれるように拡大されました。この拡大にはどのような意義があるのでしょうか?

SDGsで示された課題解決に寄与する環境貢献製品へ進化させます。

これまでの環境貢献製品の対象は「自然環境」に的を絞ったものでしたが、これを「自然環境+社会環境」に広げました。グループビジョンで表明している“くらしの質の向上”という側面を、明確に「社会環境」に関する課題解決への貢献として取り上げ、グループビジョンにより即した環境貢献製品へと進化させました。SDGsで示された持続可能な社会をつくる上で克服すべき課題の解決への貢献にもつながる環境貢献製品の創出と市場拡大に注力し、社会価値と企業価値を両立することにより成長を加速します。

ステークホルダー・エンゲージメント

積水化学のCSRを社内外に理解・浸透させていくために、
どのような取り組みを進められていますでしょうか?

経営戦略部の直轄組織として「CSR経営推進室」を新設しました。

新中期経営計画は、社会と当社グループの持続的成長に向けて、社会価値と企業価値の両立を強く意識したものとなっています。より明確となったCSR経営の取り組みを、これまで以上に深く、広く社内外に理解・浸透させていくことを狙いに、2017年4月に経営戦略部の直轄組織として「CSR経営推進室」を新設しました。
同部署と経営戦略部内の経営企画、海外統括、広報、IRなど各部署とを連携させ、経営層と一体となって、国内外グループ会社への展開力の強化、情報開示の質と量の改善による社外発信力の強化を図ります。この展開力、発信力の強化が、ステークホルダーの皆様との間に深い相互理解を生み出すとともに、当社グループに蓄積された知見を超えた貴重なご意見をいただく機会を増やすことにつながると考えています。

ダイバーシティ経営の進捗度

2015年度にスタートしたダイバーシティ経営について、
2016年度の進捗とこれまでの活動の手応えを教えてください。

ダイバーシティ実現に向けた組織風土づくりに注力しました。

当社は2015年度にダイバーシティマネジメント方針を制定し、女性活躍推進を第一歩としたダイバーシティ経営をグループ全体で展開しています。
機会を活かし、脅威に対応し、競争に勝ち抜くために不可欠なものがダイバーシティであり、ダイバーシティ経営なくして当社グループの未来はないと確信しています。
} 2016年度は、各組織のダイバーシティ推進者による自主的活動への支援プログラムを展開するなど、ダイバーシティ実現に向けた組織風土づくりに注力しました。この結果、グループ全体への浸透は着実に進んでいます。女性活躍推進においては、女性の積極採用や女性社員を対象としたキャリア研修など活躍の場の拡大に取り組んできましたが、女性採用比率や定着率、女性管理職数に変化が現れ始めています。こうした取り組みが評価され、2016年度に「なでしこ銘柄」や「新・ダイバーシティ経営企業100選」に選ばれた当社グループ会社があったことは、今後の取り組みの励みになっています。

ステークホルダーへのメッセージ

  • 最後に、CSRレポートの読者であるすべてのステークホルダーに対してメッセージをお願いいたします。

    社会へさらなる価値を提供するため、
    今後もグループ一丸となって取り組んでまいります。

    創立70周年という節目の年に、もう一段上のステージを目指すための「新次元の成長」ビジョンとして新中期経営計画「SHIFT 2019 -Fusion-」を掲げ、力強い確かな一歩を踏み出していきたいと思います。
    中長期的な企業価値向上、ひいては、社会に対するさらなる価値提供のために、グループ一丸となって取り組んでいく所存です。ステークホルダーの皆様には、建設的な対話を通じ、変わらぬご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

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