IR説明会資料

2018年度第1四半期決算説明会質疑応答 (2018年7月30日開催)

2018年7月31日更新

上期見通しの蓋然性について

  • 資料P6を見ると、1Qに比べて2Qにかなり「数量・構成」が増える計画となっているが、どのような製品の売上が増えるのか?

    新築住宅の売上増によるものと、環境LLカンパニーでは、塩ビ製品値上げ打ち出し時期のずれに伴い、前年は1Qに発生した仮需が、今期は2Qに発生する見通しである。

    2018年度第1四半期決算説明会資料
    ※環境LLカンパニー:環境・ライフラインカンパニー

  • 高機能Pカンパニーの売上・営業利益が、1Qに比べて2Qに伸びる見通しとなっているが、どのような事業・製品の売上が伸びるのか?

    車輌・輸送分野の高機能品、およびライフサイエンス分野の売上が伸びる見通しである。また、固定費の発生が1Qに偏っているのも、2Qの業績が改善する一因である。
    ※高機能Pカンパニー:高機能プラスチックスカンパニー

  • 上期の「その他」セグメントの営業赤字が大きいが、来期以降もさらに赤字幅が拡大していくのか?

    前期、今期とも赤字幅が拡大する計画になっており、上期は計画通りとなる見通し。来期から収益貢献する新規事業も出てくる予定であり、赤字が大幅に拡大することはないだろう。

原料高について

  • 高機能Pカンパニーについて、1Qは原料高、売値下落によりマージンが悪化したが、2Q以降もこの傾向は続くのか?

    原料については、ナフサ由来原料の価格上昇は懸念しているが、特殊原料で価格が下落傾向のものもある。上期は、期初計画に比べて原料価格上昇による減益分を抑えられる見通しである。

  • 下期も原料高傾向は続くと見ているか?

    下期の見通しは精査中だが、ナフサ由来原料の価格上昇は懸案事項である。コスト低減と、特殊原料価格の下落分で何とか期初計画の範囲内に収めたい。

住宅カンパニーの業績について

  • 住宅カンパニーが1Q減益となった要因は?2Q見通しの利益水準はかなり高いが、達成は可能か?

    1Qは住宅事業が15億円減益となり、カンパニー全体の12億円減益の主要因である。当初から前年上期と比べて2Q寄りの工事スケジュールであったことに加え、完工時期が2Qにずれ込んだ物件も一部あった結果、1Qの売上棟数は前年同期比32棟減となった。
    2Qについては、期初受注残は前年同期比2%増を確保できており、売上対象邸も決まっている。施工が2Qに集中するが、既に現場と連動し必要な施工体制は確保出来ており、達成可能な数字と見ている。

  • 住宅カンパニーについて、2Qはかなり多くの物件を売り上げる計画となっているが、施工し切れるのか?

    西日本豪雨災害の復旧に伴う施工遅れのリスクは残るが、現段階では計画通り施工できる体制は整えている。

  • 住宅カンパニーについて、西日本豪雨災害による業績への影響は?

    災害対策本部を設置し、現場とカンパニーが連動し、被害にあわれたお客様へ丁寧に対応を実施している。
    業績への影響は精査中であるが、リフォーム事業については、自然災害への対応を優先することを折り込み、上期はやや堅めの見通しとしている。

環境LLカンパニーの業績等について

  • 環境LLカンパニーについて、1Qですでにある程度値上げが出来ているが、どのような製品を値上げしたのか?また、2Q以降数量の拡大が期待できる事業・製品は?

    原料価格上昇局面なので、塩ビ製品以外での値上げや継続的に取り組んでいる収益改善効果などが売値増に表れている。
    2Q以降数量の拡大が期待できる事業は、国内では配管インフラなど、海外では航空機向けシートやFFUの枕木用が今後も拡大が期待できる。

高機能Pカンパニー・各分野の動向等について

  • スマホ関連製品の需要動向は?

    新製品発売やユーザーの買い替えサイクルの長期化などを背景に、全体的にやや戻りは鈍いが、当社製品は、用途開拓や新規顧客の開拓が進んでいる。

  • エレクトロニクス分野は、2Q以降どのように伸ばしていくのか?

    スマホだけでなく、TVも含め市況は楽観できないが、用途開拓や新規顧客開拓をさらに進めていく。また、実装・半導体分野で伸ばしていく。

  • 中間膜メキシコ新ラインの稼働状況は?

    従来、当該地域で用いられる高機能品は他地域からの輸入で対応していたが、新ラインが完成し、顧客からの認証取得、生産立ち上げも順調に進み、現地生産で対応できるようになった。

  • 資料P8「車載用放熱材事業の拡大」について、当社の車載用放熱材はどのような形状なのか?また、今後の伸びが期待できる背景、主な向け先は?

    グリス状の放熱材が、冷却ゾーンとEVセルの間に上手く収められる点を評価されている。主な向け先は欧州の自動車メーカーであり、これまではタイで生産し輸出していたが、今後は需要地である欧州での生産により、拡大が期待できる。

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住宅受注について

  • 住宅受注について、「鉄骨系商品と木質系商品のカニバリゼーションは解消した」と説明があったが、どのようなやり方で解消したのか?

    昨年度は木質系の新商品グランツーユーVを上市し、狙った層からの受注を獲得することが出来た。
    今年度は1月に強化したデシオに加え、4月には当社スマートハウスのフラッグシップ商品であるSPS-FRを上市するなど、鉄骨系商品の魅力を高めることで、鉄骨系と木質系それぞれの受注を伸長することが出来た。7月には当社基幹商品であるパルフェを強化しており、今後更なる受注伸長に繋げていく。

  • 1Qの戸建受注実績について、鉄骨系、木質系とも計画通りだったのか?

    どちらも計画通り受注を獲得できた。

  • 価格帯の安い「グランツーユーV」の受注増が受注単価押し下げ要因になる一方、価格帯の高い「新型パルフェ」は押し上げ要因になると思うが、今後の受注単価の見通しは?

    7月に「新型パルフェ」を発売し、価格帯別の商品ラインアップが完成した。今後は、各々異なるターゲット顧客層へ訴求し、受注棟数を最大化していく。

  • 住宅各社の月次受注がやや上向きだと思うが、今後の住宅市場の見通しは?

    足元では「薄曇り」の状況が続いている。消費増税による駆込みは下期から本格化すると見ており、価格帯別に整備した新商品を軸に需要を取り込みたい。
    また、中長期的には市場全体は縮小すると見ているが、当社の強みであるスマートハウス、当社にとってフロンティアである価格ボリュームゾーンを攻略し、縮小市場の中においても成長していきたい。

バランスシートについて

  • 3月末に比べ、6月末の有利子負債が大きく増えているが、要因は?

    配当や税金の支払い、自己株式取得など、1Qは資金需要が多かったため。

  • 3月末に比べ、前受金が大きく増えているが、要因は?

    住宅の受注増に伴い、手付金や中間金が増えたため。