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その他のイベント

セルサイドアナリスト向けスモールミーティング

2017年9月6日開催

(本中期経営計画計画における「融合」への取り組みについて)

本中期経営計画で掲げている「融合」について、これまで出来なかったのはなぜか?
これまでは各社員が、所属しているカンパニーや自分たちが取り組んでいる事業以外について知らない部分が多くあり、その反省から、互いのカンパニーや事業を知るための取り組みからスタートした。
新たに「融合」を推進していくための仕組み・インセンティブなどは設けているか?また、本中期経営計画で掲げている500億円の売上増分は達成できそうか?

例えば、今期からNIC(ニュー・イノベーション・コミッティー)という会議体を新設した。幾つかの事業部をまたいで取り組むと効果がありそうな新規テーマを募集し、審査を経てコーポレートで試験研究費や市場調査費などの費用を一部負担するという試みで、すでに動き出している。
売上増分目標については、本中期経営計画策定時点で具体的なテーマと期待できる売上増分を試算した上で掲げており、中期経営計画初年度の今期は120億円程度の増分が期待できる。今後クローズするテーマもあるだろうが、NICでの審議などを経て新たに加わるテーマもあるので、500億円は現実的な目標だと考えている。

(環境への取り組みについて)

御社は環境への取組みが優れていると思うが、投資家にアピールできることを3点挙げるとすると何か?

第一に、環境貢献製品について第3者による評価制度をいち早く取り入れたことが挙げられる。複数名の社外有識者による厳しい審査を経て認定されたものを、環境貢献製品と位置付けている。
第二に、本中期経営計画で120億円の環境貢献投資枠を設けたこと。投資採算を考えると従来はなかなか行えなかった案件を後押しする制度で、売上高比率で0.3%/年程度となる見込みだが、環境に力を入れている他社と比較しても高い水準にあると思う。
第三に、グローバル各地で環境教育に力を入れている。例えば先日行った「世界こどもエコサミット」では、各国の従業員の子弟を約50名集め、さまざまな体験活動などを通じて、環境に対する意識を高めている。

(「フィルム型リチウムイオン電池」事業の進捗状況について)

「フィルム型リチウムイオン電池」事業の現状は?車載向けの開発は進んでいるか?
住宅向けについては、2017年1月発売の新商品「SPS 100%Edition」から採用を開始。当初の3ヶ月間で計画を上回る注文をいただき、好調である。自社製ということで、住宅の営業マンがお客様に勧めやすい。
量産体制の整備、コストダウンとともに、薄型・平板で高容量という特性を生かした小型タイプの開発を進めている。
車載向けについては、薄型・平板という形状により従来品より室内空間を広く取れる点、高速充電、高出力という特性を理解してもらっている自動車メーカーと、2021年度採用を目標にディスカッションを進めている。
仮に車載向けに本格参入するとなれば多額の投資が必要となるが、全て自社で行うのか?
基幹部材については自社で行うつもりで、OEMなどは考えていない。当社の生産方法では、従来品よりも設備投資額が抑えられる見込みである。

(車輌・輸送分野・中間膜事業の戦略について)

高機能中間膜について、本中期経営計画ではどの位の需要増、拡販を見込んでいるか?
メキシコ工場の新ラインが、当初計画どおり2017年下期より稼動する見込み。高機能膜を中心に増産が可能となり、メキシコ市場だけでなくアメリカ市場も含めた米州全体に供給していく。
HUD向けについては、従来は高級車を中心に採用されていたが、普通車グレードの車まで採用が拡大してきている。
HUD向け中間膜について、ガラス投影方式ではない新たな方法が開発され、御社製品が使われなくなるリスクはないか?
現状コンバイナー方式という方法もあるが、ガラス投影方式の方がドライバーの負担は小さいと考えており、当面はガラス投影方式が中心になって推移するだろう。
中間膜事業について、メキシコ新工場以降の生産能力増強計画は?
HUD向け中間膜は特に欧州で需要が伸びているが、現状、欧州へは輸出対応なので、欧州での新設を検討している。
自動車のEV化が進むと需要が増える製品、減る製品はあるか?
部品点数減により、駆動系に関する部品は使用減になる可能性がある。一方、軽量化、快適性のニーズの高まりを受けて放熱材などの需要が増えると見ている。また、静粛化が進むため却って雑音が気になるようになり、遮音膜の需要が増えるという見方もある。

(エレクトロニクス分野の戦略について)

エレクトロニクス分野について、技術革新などにより既存製品が陳腐化するリスクはないか?また、新製品の開発状況は?
導電性微粒子やシール材などについては顧客から新製品開発などの情報を入手できており、新用途開発や高付加価値化を進めることで高シェアを維持している。
テープなどは、例えばスマホの狭額縁化や額縁の曲面化など、最終製品の特性に合わせた改良を繰り返しており、一気に陳腐化するリスクは低いと考えている。
ただし変化の激しいエレクトロニクス分野においては技術革新による製品・技術の陳腐化リスクは絶えず存在していると認識している。
OLED化が進むと、液晶関連製品の売上はどのような影響を受けるか?また、半導体向けにはどのような製品を持っているか?
液晶にもOLEDにも用いられる製品が多いが、OLED化に向けて製品を増やしている。
半導体向けには、後工程で用いる保護フィルムなどがあり、旺盛な需要を背景に売上が伸びている。

(高機能プラスチックスカンパニーの戦略投資について)

本中期経営計画で買収を発表したポリマテック社とソフランウィズ社は、両社の営業利益率を考慮するとやや投資効率が悪くないか?
両社とも短期的な収益貢献よりも中長期的なシナジー効果を期待した買収であり、成長のためのプラットフォームと考えている。今後の買収についても、当社が保有していない技術や顧客を持っている企業を狙っていきたい。
新たに設立したペプチスター社における御社の役割は?特殊ペプチドの量産は非常に難しいという印象があるが、当社のどのような技術が生かされるのか?
当社に期待されている役割は、特殊ペプチドの生産技術である。特殊ペプチドの生産には、従来固相法という手法が用いられてきたが、当社はより低コストで歩留まりの良い手法を開発し、特許を取得している。
今後は、この生産技術を確立した上で、特殊ペプチドの生産受託を狙っていく。

(住宅カンパニーの戦略について)

「ボリュームゾーン攻略新商品」について、既存商品とカニバリゼーションを起こす懸念はないか?
現在テスト販売を実施しているが評判は良く、カニバリゼーションもあまり起こっていない。本格発売が楽しみな状況である。
リフォーム事業について、今後どのように収益を伸ばしていくのか?
2013年頃まで収益の伸びをけん引してきたソーラーシステムの需要減は継続している。しかし、現在、ユニットバスや外壁など商材ラインアップの強化を含め、お客様のライフスタイルに合わせた複合的提案型の営業スタイルへの転換を進めており、手応えを感じている。
また、2019年度からFIT制度が一部終了するため、蓄電池の需要が増えていくと考えている。ソーラーを搭載しているOB顧客を中心に提案し、再成長の一つの柱としていきたい。
以上

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