HOME >  IR情報 >  経営情報TOP(統合報告書2017) >  高機能プラスチックスカンパニー

高機能プラスチックスカンパニー更新日:2017年10月4日

プレジデント方針

高機能プラスチックスカンパニーは、独自技術である微粒子技術、粘接着技術、精密成型技術などを強みとして、先端分野の材料を中心に幅広く事業を展開しています。
導電性微粒子、液晶用シール材、自動車向け合わせガラス用中間膜、自動車内装用架橋発泡ポリオレフィン、コレステロール検査薬など世界シェアNo.1の商品を複数保有しており、高付加価値品を中心とした事業展開を行っています。当カンパニーは、積水化学グループの中で営業利益の拡大をけん引しており、グローバルマーケットを対象に製品を投入し続けることで世界経済の伸びを上回る成長の実現を目指しています。
中期経営計画では、エレクトロニクス、車輌・輸送、住インフラ材、ライフサイエンスの戦略4分野を中心に既存コア商品の強化と新製品の開発、M&Aなど事業補強による事業拡大に取り組みます。

業績推移

業績推移
業績推移

※ 最新の業績については IR説明会 の資料をご覧ください。

前中期経営計画の総括と2016年度の業績

数量の拡大とプロダクトミックスの改善で、カンパニー最高益を更新

高機能プラスチックスカンパニーにおける前中期経営計画「SHINKA!-Advance 2016」の3年間を総括すると、為替影響もあり、売上高は微増にとどまったものの、営業利益は右肩上がりの成長を続けることができました。
これは、業績のけん引役を期待した戦略4分野において、数量の増加と高付加価値製品へのシフトによるプロダクトミックスの改善が進んだことによるものです。この結果、当カンパニーの営業利益は2013年度の361億円から、中期経営計画最終年度となる2016年度には51%増の545億円まで伸ばすことができました。これは5年連続の増益であり、4年連続でカンパニー最高益を更新しています。さらに、営業利益率も2013年度の10.2%から2016年度15.3%まで大幅に向上させることができました。
この間に、当カンパニーでは、通常投資で500億円、戦略設備投資とM&Aで350億円、合わせて850億円の投資を行いましたが、そのリターンを十分に得ることができました。
また、同時に低採算事業の整理も進め、次の中期経営計画で売上高の伸長並びに利益率向上を目指す成長戦略の土台が構築できたと考えています。

2016年度は為替影響を数量・構成などでオフセット

高機能プラスチックスカンパニーの2016年度の業績は、売上高3,575億円、営業利益545億円と対前年で210億円の減収、12億円の増益となりました。
この減収の要因は、前期は期中平均が1ドル120円であった為替レートが1ドル108円まで円高に振れたことに加え、エレクトロニクス分野は市況悪化による影響を受けたためです。一方で車輌・輸送分野は高機能品の需要拡大が加速し、ライフサイエンス分野の検査薬・検査機器も順調に拡大し、増益となりました。
また住インフラ材分野では、塩素化塩ビ樹脂が中東向け需要に底打ち感が出ており、耐火材は国内既存市場で堅調に推移しました。営業利益の増減要因においては、売値のマイナスを原料費の抑制とコストダウンでカバーするという方針を徹底し、この両者の差であるスプレッドの拡大を当期も達成することができました。スプレッドの拡大と数量・構成による増分を合わせた限界利益では、前期比139億円の大幅な増益を達成することができています。
さらに、2017年度以降につながる取り組みとしては、エレクトロニクス分野で半導体材料、OLED関連部材におけるグローバルスペックイン活動を推進し、ライフサイエンス分野では2015年に買収したエーディア社とのシナジー発現に努めました。

2016年度営業利益の要因分析(前期比)

2016年度営業利益の要因分析(前期比)

中期経営計画「SHIFT 2019 -Fusion-」の目標と2017年度の計画

中期経営計画では新たな「強化領域」を設定し、次の収益源創出へ

高機能プラスチックスカンパニーでは、中期経営計画「SHIFT 2019 -Fusion-」において、事業ポートフォリオ改革による売上増を伴った利益成長を目指します。さらに、事業構造改革を継続しこれらの施策を実現していくためのグローバル経営基盤の強化に取り組んでいきます。
最終年度となる2019年度には、1ドル100円の為替レートを想定したうえで、売上高3,900億円、営業利益650億円の達成を目指します。営業利益率についても、2016年実績の15.3%からさらなる向上を目指し、2019年度の目標として16.7%を設定しました。
これらの目標達成のために、戦略4分野において、それぞれ新たな「強化領域」を設定し、経営資源を集中していきます。強化領域は、市場を超える成長を狙う「成長強化」領域と、社内外の連携により新たな収益源を育てる「融合強化」領域の二つを設定し、それぞれ定量評価、定性評価で進捗を管理していきます。
今回の中期経営計画でも収益貢献を見込む「成長強化」領域は、具体的にはエレクトロニクス分野の実装・半導体材料とOLED関連部材、車輌・輸送分野の新機能中間膜、住インフラ材分野の海外インフラ材料、ライフサイエンス分野の海外検査薬などを想定しています。
また、海外事業では、分野別マーケティングによるスペックイン活動の強化、販社体制の構造改革を実施します。新製品・新事業では重点投資や工数集中によって、成長をけん引することを期待しています。

2017年度は市場を超える成長を実現し、最高益更新を継続

中期経営計画「SHIFT 2019 -Fusion-」の初年度となる2017年度は、戦略4分野を中心に、数量の増加と高付加価値製品へのシフトによるプロダクトミックスの改善によって、増収増益を目指します。売上高3,750億円、営業利益580億円を目標とし、5年連続で最高益更新を目指します。
この目標達成に向けて、戦略4分野では、車輌・輸送分野を中心に、各分野で市場を超える成長を狙っていきます。
車輌・輸送分野では高機能品の採用車種・採用部位を拡大させることで需要拡大を加速させ、エレクトロニクス分野では主力製品のシェアアップと半導体、OLEDなどへ注力し、住インフラ材分野では、塩素化塩ビ樹脂のインドや米州でのシェアアップを図ります。また、ライフサイエンス分野では、検査薬・検査機器の中国での拡販に注力し成長を実現します。
さらに中期経営計画で挙げた「融合強化」領域については、今般ポリマテック・ジャパン社の経営権を取得し、主にカーエレクトロニクス領域での展開加速・技術融合・マーケティング面での協業をシナジーとして発現させるべく、注力していきます。

2017年度計画営業利益の要因分析(前期比)

2017年度計画営業利益の要因分析(前期比)

高機能プラスチックスカンパニーのビジネスモデル

プラスチックスに関する高度な加工技術、素材技術をベースに、エレクトロニクス、車輌・輸送、住インフラ材、ライフサイエンス、その他さまざまな産業向けに、高機能材料や中間素材を開発・提供しています。

高機能プラスチックスカンパニーのビジネスモデル

高機能プラスチックスカンパニーのポートフォリオと成長戦略

戦略4分野それぞれに対して、市場を超える成長を狙う「成長強化」領域、社内外の連携により新たな収益源に育てる「融合強化」領域を設け、両強化領域に経営資源を集中させていきます。

高機能プラスチックスカンパニーのポートフォリオと成長戦略

主な製品

カンパニー関連指標

TOP