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下水管に生命力を。

管路更生システム「SPR工法」 管路更生システム「SPR工法」

下水管の老朽化が進むと道路の陥没や地下水に汚水が浸透するなどのおそれがあります。
そんな古い管路を道路を掘り返すことなく甦らせる、
それが積水化学グループの管路更生システム「SPR工法」です。

※SPR・・・Sewage(Spirally) Pipe Renewalの頭文字。
SPR工法は東京都下水道サービス株式会社、足立建設工業株式会社と共同で開発した独自の非開削工法です。

道路を掘らない、下水を止めない。 道路を掘らない、下水を止めない。

老朽化した管路を更生するには下水を止め道路を掘り返さなければなりません。その間、交通渋滞や大量の廃棄物、騒音などの問題が生じ、周辺地域への影響は避けられませんでした。SPR工法はそんな問題を解決します。具体的には硬質塩化ビニル製の帯(プロファイル)を老朽管の内側にらせん状に巻きつけ更生管をつくり、裏込め材を入れ既設管と一体化することで、耐震性や耐久性に優れた管路にリニューアルします。道路を掘らず下水を流したまま施工ができるので、周辺の交通への影響も少なく工事もシンプルに。廃棄物も大幅に削減できるので環境にもやさしい工法です。

老朽管路には早急な対策を。 老朽管路には早急な対策を。

日本を含めた先進国では、多くの下水管が耐用期限を迎えており、早急な対策が必要です。積水化学グループは、パイプラインシステムを軸に培った豊富な技術とノウハウを駆使し、管の口径や断面形状の違いや、工事区間の拡大などにフレキシブルにスピーディに対応します。さらに、施工時の安全性を高めた「自動化SPR工法」などの新工法の開発や、上水、農水分野への展開など、SPR工法を進化させています。

エスロンタイムズ

※自動化SPR工法による施工

再生エネルギー活用のための技術「下水熱利用システム」。 再生エネルギー活用のための技術「下水熱利用システム」。

下水管路を改築、更新する管路更生技術を活用して、管路内を流れる下水から熱エネルギーを回収し利用するシステムです。下水の温度は年間を通して安定しているため、冬場は温熱源として、夏場は冷熱源として活用できます。このシステムで回収した熱エネルギーを空調・給湯や融雪などに利用することで、省エネルギー、コスト削減、CO2排出量削減が可能です。

SPR工法の構造
SPR工法の構造
更生工事前の管路
更生工事前の管路
更生工事後の管路。更生用部材の内部に熱回収管が嵌め込まれています
更生工事後の管路。更生用部材の内部に熱回収管が嵌め込まれています

Fact(ファクト) Fact(ファクト)