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業界初!耐火性能を持つ建物排水・通気用塩ビ管を発売

2007年9月25日
積水化学工業株式会社

 積水化学工業株式会社(社長:大久保尚武、以下当社)は、耐火性能を持った建物排水・通気用硬質ポリ塩化ビニル管および継手【商品名「エスロン耐火VPパイプ〈FS-VP〉(以下、耐火VPパイプ)」・「エスロン耐火DV継手〈FS-DV〉(以下、耐火DV継手)」】を10月から全国で発売します。
 当社は今年、主力製品である硬質ポリ塩化ビニル管(以下、塩ビ管)「エスロンパイプ」の発売から55周年を迎えました。この節目の年に、業界初となる耐火性能を持つ塩ビ素材の開発に成功、建物排水・通気分野における塩ビ管のさらなる需要拡大を図ります。


1.耐火VPパイプ・耐火DV継手の製品概要

 

 今般発売する耐火VPパイプは、三層構造の塩ビ管で、内外面の硬質ポリ塩化ビニル層と、高温になると大きく膨張し断熱・耐火層を形成する特殊配合の中間層からなる、業界初の耐火性プラスチック管です。
 パイプ同士をつなぐ耐火DV継手にも独自の燃焼遅延配合を採用しています。
 建築物の防火区画の貫通部分に耐火VPパイプと耐火DV継手を組み合わせて使用することにより、耐火被覆処理などを施さなくてもプラスチック管のみで火災時の延焼を防ぐ画期的な塩ビ管材です。

 


 

 

 

2.耐火VPパイプ・耐火DV継手の性能

 

1)塩ビ管のみで防火区画貫通が可能

 

 これまでプラスチック管を建築物の防火区画貫通用に使用する場合、貫通部分を耐火被覆するなどの処理が必要でした。耐火VPパイプ・耐火DV継手は、プラスチック製でありながら耐火性能を持つためその処理の必要がなく、初めてプラスチック管のみで区画貫通を可能にしました。

 

※国土交通省大臣認定及び(財)日本消防設備安全センター性能評定(共住区画・令8区画)を取得

 

 

 

2)従来の塩ビ管の優れた性能も保有

 

 機械強度などの物性の他、耐食性や耐薬品性能など、従来の塩ビ管の優れた特長も維持し、排水・通気管として充分な性能を保有しています。

 

  ■耐火VPパイプ・・・硬質ポリ塩化ビニル管(VP管)JIS  K6741を満たす

 

  ■耐火DV継手・・・・・排水用硬質ポリ塩化ビニル管継手(DV継手)JIS  K6739を満たす

 

 

3.耐火VPパイプ・耐火DV継手の特長

 

 現在、国内の建物排水・通気用配管には、鋳鉄管などの鋼管や、塩ビ管をモルタル被覆した耐火二層管などが使われておりますが、耐火VPパイプ・耐火DV継手は、耐火被覆を必要とせずプラスチック管のみで耐火性能が発揮できるため、主に次の5つの点において使用メリットがあります。

 

 

 

 

 

 

 

  1)施工

:軽量、易施工(目地埋めなし)。工期短縮

 

  2)設計

:被覆材がなく、貫通径小さい(構造強度有利)

 

  3)環境

:無機物端材、粉塵なし

 

  4)耐久性

:オールプラスチックにより、サビなし

 

  5)コスト

:材料、施工コスト削減可

 

 

 

 

 

4.主用途と製品種類

 

1)主用途

 

 集合住宅および一般建築物の排水・通気管

 

2)製品種類(第一次品揃え)

 

  ■耐火VPパイプ(長さ:4,000mm)

呼び径40~125mm   6品種

 

  ■耐火DV継手 

呼び径40~125mm 56品種

 

 

5.生産拠点

 

積水化学工業(株) 環境・ライフラインカンパニー

滋賀栗東工場(滋賀県栗東市)

 

東京工場(埼玉県朝霞市)

 

 

6.事業目標

 

「エスロン耐火VPパイプ」と「エスロン耐火DV継手」を合わせて、2010年度に売上高30億円を目指します。

 

 

 <適用事例>

 

 

 

 

<ご参考>

①建物排水・通気分野における配管市場

 

 日本国内の建物排水・通気分野における配管市場は、防火区画貫通の規制があるため、鋳鉄管、排水用硬質塩化ビニルライニング鋼管、耐火二層管などの不燃材料同等の性能を有する製品で構成されています。市場規模は、集合住宅と一般建築物を合わせて240億円(2006年時点、当社推測)です。現在は中低層建築物においてコスト面の優位性から耐火二層管が大きなシェアを有しています。

 

 

②建築基準法による防火区画貫通に関する規制

 

 建築基準法において、集合住宅ならびに一般建築物の防火区画等を貫通する場合の配管資材には、火災延焼を防止する観点から下記のような規制があります。

 

 

【法令】建築基準法施工令第129条の2の5第1項第7号

 

 

【内容】防火区画等を貫通する場合に設ける「給水管その他の管」は下記のいずれか。

 

 

 

イ)貫通部から両側1m以内を不燃材料で造る

 

 

 

ロ)国土交通省が定めたもの(素材、外径等の規制あり)

 

 

 

ハ)国土交通省の認定を受けた管(定められた性能を持つもの)

 

 

【防火区画等】

 

 

 

1)耐火構造および準耐火構造建築物の防火区画

 

 

 

2)防火構造建築物の防火壁

 

 

 

3)共同住宅等の界壁

 

 

 

4)学校、ホテルなどの建築物の間仕切り壁

 

 

 

5)小屋組などの隔壁

 

 

 

 

以上


 

本件に関するお問い合わせ先
積水化学工業株式会社 〒105-8450 東京都港区虎ノ門2‐3‐17(虎ノ門2丁目タワー)
 【報道関係の方はこちら】 コーポレートコミュニケーション部 広報グループ TEL:03-5521-0522
 【一般のお客様はこちら】 給排水システム事業部 技術・開発室 TEL:03-5521-0552
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