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積水化学工業株式会社(社長:大久保尚武、以下積水化学)と、積水化学の100%子会社である第一化学薬品株式会社(社長:福田睦、以下第一化学薬品)は、この度、4月に第一化学薬品を母体として発足する積水メディカル株式会社(以下積水メディカル)の中期事業ビジョンを策定しました。 積水メディカルは、積水化学グループの「メディカル事業主体会社」として、競争力の高い検査薬事業を中心にグローバルに事業を拡大させ、医療業界におけるプレゼンス向上を図ります。また、積水化学グループの戦略事業に位置づけるメディカル事業に対しては、今後積極的な戦略投資を実行し、事業拡大を強力に推進していきます。
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積水メディカルの中期事業ビジョン(2008年度~2011年度)について
1.これまでの経緯
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積水化学は、戦略事業に位置付けるメディカル事業の成長を見込んで、2006年10月2日に第一化学薬品を買収し完全子会社化しました。以後、積水化学の高分子技術を中心とした素材・基礎技術および海外における販売力と、第一化学薬品の検査薬分野を中心とした優れた開発力・生産技術力および営業・マーケティング力の融合により、両社の強みとシナジーを最大限に生み出す事業戦略を検討してきました。 2007年5月17日には、積水化学
高機能プラスチックスカンパニーで展開するメディカル事業と第一化学薬品を本年4月に統合することを決定し、同年9月10日、統合新会社の社名を積水メディカルに決定しました。そして、本年1月11日開催の積水化学取締役会の承認を経て、同日、積水化学と第一化学薬品は会社分割契約を締結し、本年4月1日に積水メディカルとして正式に発足する運びとなりました。
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2.事業方針
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選択と集中で、際立つグローバル・メディカル・カンパニーを創る
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積水メディカルは、事業方針を「選択と集中で、際立つグローバル・メディカル・カンパニーを創る」と定め、検査・医療の2部門に経営資源を集中的に投入するとともに、国内シェアNo.1製品を積極的に海外展開して事業拡大を図ります。2011年度に売上高500億円(積水メディカル単体)を目指します。
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3.事業戦略
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| 1)事業の選択と集中 |
積水メディカルの強みと競争力を最大限に発揮するために、積水化学のメディカル事業(5事業分野)と第一化学薬品(4事業分野)の計9事業分野のうち、積水化学の医療用部材事業と第一化学薬品の研究用試薬事業を第三者へ承継したうえで、事業を大きく2部門(検査部門、医療部門)、4事業分野(検査薬・検査用具・医薬・薬物動態)に再編・特化して、同部門へ経営資源を集中的に投入し、事業拡大を図ります。 |
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| 2)事業の拡大戦略 |
(1)検査部門 |
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①5重点領域のラインナップ拡充
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主力の検査薬事業に5つの重点領域(生化学、血液凝固、糖尿病、感染症、先端技術)を定めました。ここに積極的に開発費を投入(2007年度対2011年度1.5倍)し、製品ラインナップを拡充していきます。これにより、血液凝固、糖尿病、感染症の3領域で国内トップシェア獲得を目指します。
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②ラテックス検査薬の競争力強化
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ラテックス検査薬において、積水化学の高い微粒子技術を基にした競争力の高いラテックス粒子技術と、第一化学薬品の優れた検査薬開発技術(LTIA法技術)を融合して競争力強化を図り、4年間で国内売上倍増と国内シェアNo.1を目指します。
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③検査薬・分析装置一体ビジネスの推進
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重点領域での専用分析装置ラインナップを、現在の4機種から8機種に拡充し、小型~大型の分析装置と検査薬を一緒にご提供することで、お客様の幅広いニーズにお応えします。
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④海外拠点強化
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高い競争力を持つ第一化学薬品の国内No.1製品を、積水化学 高機能プラスチックスカンパニーの8海外販社などを活用するとともに海外駐在員を増強し、海外売上を拡大します。また、08年度中に欧米に積水メディカルの販売拠点を設立予定です。このことにより、海外売上比率を17%(07年度)から30%(11年度)へ引き上げます。
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⑤生産能力の増強と開発~生産の一体化
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検査薬のマザー工場であるつくば工場に約5億円を投資して建設した新製剤棟を、08年3月から稼動させます。これにより検査薬生産能力は従来比1.7倍になり、海外需要の大幅増への対応を可能にします。また、検査薬生産拠点をつくば地区に統合(工場・研究所併設)して、効率化を図るとともに、原料(ラテックス粒子)・製品の開発~生産の一体化を図ります。
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①キラル合成技術の強化による医薬原体事業の拡大
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医薬事業においては、弊社のコア技術であり、かつ、医薬品製造に欠かせないキラル(化合物)合成技術を強化することで、国内・海外のメガ製薬企業のR&D部門などへのアプローチを強化し、治験薬から上市品まで幅広く、医薬品原体ならびに中間体の製造受託の拡大を目指します。
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②ヒト肝キメラマウスを用いた新規試験受託の本格稼動
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薬物動態事業においては、新技術であるヒトの肝細胞を持ったキメラマウスを用いた医薬品開発試験の受託を本格稼動させます。本技術により医薬品候補化合物のヒトにおける体内動態(吸収・分布・代謝・排泄)ならびに毒性に関するデータを提供することで、国内・海外の製薬企業の医薬品開発における開発スピードの向上とコストの低減に貢献します。
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③海外事業基盤の構築
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海外担当者の増員ならびに欧米を中心に海外拠点を設立することで、海外製薬企業への受託ルートを構築します。
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3)事業の効率化戦略
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事業運営の効率化とシナジー効果発現を図るため、国内拠点を以下の通り再構築します。
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■開発拠点:拠点数3(統合前4)
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検査薬の2開発拠点(茨城県龍ケ崎市、大阪府島本町)をつくば地区(龍ケ崎市)に統合(工場・研究所併設)し、マネジメントの一本化による開発スピードアップとシナジーの極大化を図ります。
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■生産拠点:拠点数3(統合前4)
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検査薬の2生産拠点を上記同様、つくば地区に統合し、生産の効率化を進めます。
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■販売拠点:拠点数7(統合前9)
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東京・大阪の各営業拠点を集約し効率化を図ります。
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| 4)経営目標 |
| 上記の施策により、積水メディカルは、2011年度に売上高500億円、営業利益率18%を目指します。 |
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2007年度(見通し)
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2011年度(計画)
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売上高
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330
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500
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検査部門
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205
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350
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医療部門
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100
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150
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その他
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25
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-
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営業利益率
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11%
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18%
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新製品比率
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12%
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20%
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海外比率
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17%
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30%
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注)1 第一化学薬品買収に関するのれん償却は別途、積水化学で発生。
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注)2 2007年度の数値は積水化学単体のメディカル事業と第一化学薬品連結の単純合算。
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5)シナジー目標
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統合による売上高シナジー目標は50億円(2011年度)です。また、効率化による営業利益におけるコストシナジーを年間3億円見込んでいます。
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<ご参考> ・積水メディカル株式会社の概要(2008年4月1日)(予定)
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(1)社 名
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積水メディカル株式会社 (英文 SEKISUI MEDICAL CO.,LTD.)
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(2)本社所在地
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東京都中央区日本橋3-13-5 KDX日本橋313ビル
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(3)代 表 者
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代表取締役社長 福田 睦 (積水化学 取締役 高機能プラスチックスカンパニー
メディカル事業部長を兼務)
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(4)資 本 金
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1,275百万円
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(5)株 主
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:
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積水化学工業株式会社100%
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(6)従業員数
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840名
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・組織概要
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(1) |
検査部門(検査薬事業、検査用具事業)
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(2) |
医療部門(医薬事業、薬物動態事業)
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(3) |
研究開発部門
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(4) |
スタッフ・管理部門
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・新会社発足までのスケジュール
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2006年9月11日 |
積水化学が第一製薬株式会社子会社の第一化学薬品買収を発表
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2006年10月2日 |
積水化学が第一化学薬品の全株式を取得し完全子会社化 |
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2007年5月17日 |
積水化学メディカル事業と第一化学薬品の2008年4月統合を決定 |
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2007年9月10日 |
統合新会社の社名を積水メディカルに決定 |
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2008年1月11日 |
積水化学と第一化学薬品が吸収分割契約を締結 |
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2008年1月15日 |
統合新会社積水メディカル中期事業ビジョン策定 |
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2008年4月1日 |
積水メディカル発足 |
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