当社が保有する「Isoma金型」が日本化学会により化学遺産に認定されました

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 積水化学工業株式会社(代表取締役社長:根岸 修史、以下当社)が保有する日本に現存する最古の射出成形金型「Isoma(イゾマ)金型」が、この度公益社団法人日本化学会により化学遺産として認定され、3月28日に当社は認定証を受領しました。

 ドイツ企業により製造された「Isoma射出成形機」と「Isoma金型」は、日本窒素肥料株式会社(当時)によって1943年に購入され、ドイツの潜水艦で日本に運ばれました。
 その後、クシとウイスキーコップのIsoma金型は、1947年の創業後に当社に提供されました。当社は、日本最初のプラスチック射出成形事業を開始し、ボールペン軸やクシ、化粧品容器のキャップ、歯ブラシの柄などを製造していきました。

 このように、戦後の日本におけるプラスチック射出成形加工業発展の原点ともいえる「Isoma金型」の歴史的価値が評価され、現在旭化成ケミカルズ株式会社が保有する「Isoma射出成形機」とあわせて化学遺産に認定されました。

 

 

Isona金型 クシの金型

Isoma金型 ウィスキーコップの金型

当社京都研究所に展示している
Isoma金型((左)クシの金型(右)ウイスキーコップの金型)

 

クシ

ウィスキーコップ

化学遺産認定証

実際の成形品((左)クシ(右)ウイスキーコップ)

化学遺産認定証