積水化学工業株式会社(代表取締役社長:根岸修史)の100%子会社である積水テクノ成型株式会社(代表取締役社長:仲久夫、以下積水テクノ成型)は、地下貯水システム用部材「クロスウェーブ」の新製品「クロスウェーブ・ハイ」を発売しますので、お知らせいたします。
1.
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背景
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近年、ゲリラ豪雨など大雨による河川の氾濫や道路の冠水など、都市型の洪水が頻繁に発生しています。その対策として、国・地方自治体が雨水流出抑制施設設置の指導を強化しており、2004年には「特定都市河川浸水被害対策法」が施行されたことから、雨水流出抑制施設のさらなる増加が見込まれています。 「クロスウェーブ」は、地下に埋設し雨水を貯留する地下貯水システムの貯留材です。1998年に発売を開始して以来、性能や安全性が市場で評価されてきました。これまでの実績は、施工件数約1900件、総貯水量60万㎥(累計)で、業界トップクラスの地位を築いています。なかでも、千鳥状に積層していく構造による優れた安定性が高く評価され、多くのお客様に安心して採用していただいています。
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2.
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クロスウェーブの新製品「クロスウェーブ・ハイ」について
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今般、市場の拡大によるユーザー要望の多様化に対応するため、製品ラインアップを拡充し、新製品「クロスウェーブ・ハイ」を発売します。
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「クロスウェーブ」の特徴
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1)
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あらゆる方向からの圧力に強い・・・抜群の安定性
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2)
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高い空隙率(※) を有する・・・・・・・・92~94%以上
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3)
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工期が大幅に短縮可能・・・・・・・・・・コンクリート工法比:1/3以下
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4)
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低コストを実現 ・・・・・・・・・・・・・・・・・コンクリート工法比:約30%減
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環境にやさしい・・・・・・・・・・・・・・・・・再生ポリプロピレン使用
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※空隙(くうげき)率:貯留槽全体の体積から貯留材の体積を除いた割合。 割合が高いほど多く貯留できる。
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■新製品『クロスウェーブ・ハイ』
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新製品「クロスウェーブ・ハイ」においては、「クロスウェーブ」の利点はそのままに、以下の点を実現し、大型物件から小型物件まで様々な規模に対応が可能となります。
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1)
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空隙率95%以上への向上
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2)
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製品の大型化によるさらなる施工性の向上
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3)
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軽量化による低コスト化
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主な用途
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宅地造成・区画整理・商業施設・工場・配送センター関係向けの大
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型調整池
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発 売
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2009年5月より順次全国にて
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販売目標
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10億円(2009年度)
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