オーストリアの管路更生事業会社の経営権取得について

2011年12月27日
積水化学工業株式会社

 積水化学工業株式会社(代表取締役社長:根岸 修史、以下当社)は、Rabmer Holding G.m.b.H.(ラブマー ホールディング G.m.b.H.)(CEO:Ulrike Rabmer-Koller(ウルリケ ラブマー コラー)、以下Rabmer)の株式持分75%を取得しましたのでお知らせします。オーストリア最大の管路更生事業会社で、東欧に多くの拠点を有する同社の経営権を取得することによって、成長著しい東欧のインフラ市場における管路更生事業の拡大と、バリューチェーンビジネス[※]のさらなる進化を図ります。
※:バリューチェーンビジネス:診断~設計(開発)~製造~施工~メンテナンスまで、バリューチェーンの一連の流れをトータルエンジニアリングビジネスとしてプロデュースし、提供するもの

 

1.背景

 当社では2009年度にスタートさせた中期経営計画「GS21-SHINKA!」において、管路更生事業を高成長分野「フロンティア7」の一つに位置付けています。なかでも市場が急速に拡大している当事業については、地面を掘り起こすことなく老朽化した管路を更生できる「SPR工法」を基軸に、管路調査から施工、アフターサービスまでのバリューチェーンビジネスをグローバルに展開しています。
 欧州については、2008年7月に管路更生事業会社Chevalier Pipe Technologies G.m.b.H.(シュバリエ パイプ テクノロジーズ G.m.b.H) (現在のSekisui SPR Europe G.m.b.H.、以下SSPRE)を買収し、管路更生事業の基盤を確立してきました。
 東欧では、EU新規加盟国のインフラ整備に対するEU基金等の資金援助が追い風となり、管路更生需要が急拡大を続けており、東欧でのシェア獲得が急務となっていました。
 当社は東欧市場において各地の施工パートナーと協力して拡販に努めてきましたが、さらなる拡販のためには、東欧での自社の拠点確保が不可欠な状況となっていました。

 

2.経営権取得の狙い

1)

Rabmerの拠点を活用し、当社保有工法(SPR工法)の普及および部材供給を行うことで、東欧での受注拡大を図ります。

2)

Rabmerが得意としている調査・診断事業やSSPREの部材生産体制および豊富な保有工法を活用して欧州全体でのバリューチェーン体制の抜本的強化(確立)を図ります。

 

3.経営権を取得した企業の概要

1)

社 名

Rabmer Holding G.m.b.H.(ラブマー・ホールディング)

2)

所 在 地

オーストリア・リンツ(住所:Bruckbachweg 23, A-4203 Altenbergbei Linz, Austria)

3)

設 立 年

1963年

4)

代 表 者

CEO:Ulrike Rabmer-Koller(ウルリケ・ラブマー・コラー)

5)

事業内容

管路調査・診断事業、管路更生材料(反転工法)の販売および施工

6)

資 本 金

220千ユーロ(約24百万円)

7)

従 業 員

約150名(2011年10月末時点)

8)

子 会 社

オーストリア、ルーマニア、ポーランド、チェコ、クロアチア、ハンガリー、ドイツ、スロヴァキアの8カ国に9社

 

 

9)

売上高(連結)

約20,000千ユーロ(約22億円/2010年12月期)

10)

買収方法

75%株式買収(12月15日完了)

 

4.事業目標

 東欧での受注拡大やバリューチェーン体制の進化により、2013年度に売上40億円を目指します。
 

本件に関するお問い合わせ先

積水化学工業株式会社
 コーポレートコミュニケーション部 広報グループ
  TEL:03-5521-0522

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