積水化学工業株式会社(以下、当社)は、塩素化塩化ビニル樹脂(以下、CPVC)やポリビニルアルコール樹脂(PVA)の製造・販売を行う機能樹脂事業を展開しています。 CPVCは、主に耐熱配管材の原料として用いられており、当社は国内外で販売しています。近年、アジアでは、耐熱配管材向けにCPVCの需要が急速に拡大しており、当社は、これに対応すべく、この度、生産能力の増強を決定しました。 今後も、アジアの新興国を中心にCPVCの需要拡大が見込まれており、当社は、需要の推移を注視し、海外生産拠点の新設も視野に、機能樹脂事業の拡大を図っていきます。
記
1.CPVCの特徴・用途
CPVC(Chlorinated PolyVinyl Chloride)は、塩素を付加した特殊な塩化ビニル樹脂(PVC)で、主に、耐熱性が必要とされる給湯用・工業用・スプリンクラー用の配管材などの原料として用いられています。
2.市場背景
近年、南アジア・中東などの新興国において、住宅や工場などの建築物に使用されている配管材が、金属系からCPVC製に代替が進んでいます。併せて、経済成長に伴う建築需要も旺盛です。これに伴い、CPVCの需要が毎年拡大し、今後も堅調な伸びが期待されています。
3.CPVC生産能力増強の内容
生産場所
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: 徳山積水工業株式会社(当社連結子会社。所在地:山口県周南市)
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生産能力
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: 40,000トン/年(増強後。現在は33,000トン/年)
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内 容
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: 建屋増設・設備導入
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完工予定
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: 2013年夏
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以上
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