IR説明会資料

2021年度第1四半期決算説明会質疑応答 (2021年7月29日開催)

2021年7月30日更新

原料高騰の影響について

  • 原料高は2Qも引き続き厳しい状況と見るが、下期に向けて、各セグメントでどの様な対応と状況が想定されるか?

    (上脇)高機能プラスチックスは売値の改善と、サプライチェーン革新を中心としたCR、さらに高機能品へのシフトによる限界利益改善。これらの総合的な対策でヘッジをしていけると考えている。環境・ライフラインは、売値改善によるスプレッド確保。 下期以降も原材料価格の高騰が続いた場合には、スプレッド確保、CR、重点拡大製品を中心とした限界利益の改善によってヘッジをしていく。住宅は鋼材と木材の値上げの影響を受けているが、まずは売値転嫁ではなく、工場生産の平準化や、従来から取り組んできた生産統合化などのコストダウンの対策でヘッジしていくことが基本方針である。

  • モビリティについて、原料のアップを全部売値で転嫁するのは、基本的に難しいのか?

    (上脇)原料高を全て売値に転嫁するのではなく、CRと構成改善も含めてヘッジをしていくというのが、基本的な考え方である。

  • 住宅は価格転嫁が難しいという中で、平均価格を上げていくなどの製品戦略や方向性を打ち出すということはないか?

    (上脇)50周年でスマートハウスの新製品を計画しており、新たな付加価値と合わせて売値を改善していくという方向性はありうる。

高機能プラスチックス・3戦略分野の需要見通し等について

  • 高機能プラスチックスについて、営業利益19億円の上期修正は、戦略3分野のどこが牽引するのか? また原料と数量はマイナスに効いているが、3分野の中でどこが最も影響を受けているか?

    (上脇)上方修正には、エレクトロニクス分野と、住インフラ材分野の貢献度が高く、原料高影響を最も受けているのはモビリティである。モビリティ分野が半導体不足の影響を強く受けている。

  • エレクトロニクス分野で、非液晶は1Qから2Qへ売上増の計画、一方で液晶は若干落ちる傾向になっている。中国のスマホ関連が弱い中で、液晶と非液晶との状況をそれぞれどの様に見ているか?

    (上脇)液晶はパネル需要が比較的堅調に推移したが、中国系のスマホを中心に市況が少し弱まっており、2Qは1Qほどの売上は期待できない。一方で非液晶は1Qが弱かった訳ではなく順調、2Q以降、更に伸長する見通し。

  • 半導体や、5G関連の材料の動向はどうか?

    (上脇)旺盛な半導体需要を受け、工程材料等は堅調に推移している。5G関連については、特に1Qの液晶が好調だったのは、この5G対応のスマホ向けに比較的堅調に出荷出来たことによると考えている。

  • インドのロックダウン等で、需要の減退はなかったのか?

    (上脇)インドで生産しているモビリティ関連部材は、少し稼働率が落ちているが、塩素化塩ビの需要は、比較的堅調に推移している。

  • 中間膜のシェアは維持できているか?

    (上脇)維持できている。

  • 航空機の材料について、例えば中国や欧州では国内線がかなり復活している。航空機の需要が戻ってきているのではないか。一方で2Qもなお厳しい見通しになっているのは、今後の需要をどう見ていることによるものか?

    (上脇)国内線の需要は回復してきているものの、エアロスペース社の場合は国際線主体の機材への出荷割合の方が多く、国際線は未だ回復していない。事業計画は、厳しい状況が続くことを前提に組んでおり、構造改革と、航空機以外の分野への用途開拓でカバーしていくという事業計画になっている。

コロナ影響下での住宅市場の見通しと計画達成確度について

  • 住宅について、2Qは国内で緊急事態宣言が出ている中で、この計画は達成できる見込みか?

    (上脇)緊急事態宣言は出ているが、住宅の需要そのものは確実に回復してきていると見ており、2Qの見通しは充分達成可能な数字と考えている。昨年の2Qは、1Qのコロナ影響から回復し、1Qの需要が2Qに後ろ倒しされた影響もある。今年の2Qの伸長が1Qに比べて少し弱く見えているのはそのためであり、住宅の需要そのものは引き続き堅調であると見ている。

メディカル事業コロナ検査キットの需要見通し等について

  • COVID-19の検査キット新製品が国内で7月上市とのことだが、昨年度3Qで市場が拡大して、4Qはあまり出なかったのではないかと思うが、今後の需要動向をどう見ているか?

    (上脇)上市する抗原検査キットの特徴は、短時間かつ簡便な操作法で、その場で判定ができることであり、例えばクリニック等の、検査室を持たない医療現場における検査需要や、イベント等人が集まるところでの検査といった需要も期待できる。ワクチン普及につれて、検査キットの需要が大きく伸びるとは見通しにくいものの、特徴である短時間を強みとして、拡販の余地はあると考えている。