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高機能プラスチックスカンパニー更新日:2018年8月31日

プレジデント方針

高機能プラスチックスカンパニーは、独自技術である微粒子技術、粘接着技術、精密成型技術などを強みとして、先端分野の材料を中心に幅広く事業を展開しています。
導電性微粒子、液晶用シール材、自動車向け合わせガラス用中間膜、自動車内装用架橋発泡ポリオレフィン、コレステロール検査薬など世界シェアNo.1の商品を複数保有しており、高付加価値品を中心とした事業展開を行っています。当カンパニーは、積水化学グループの中で営業利益の拡大をけん引しており、グローバルマーケットを対象に製品を投入し続けることで世界経済の伸びを上回る成長の実現を目指しています。
中期経営計画では、エレクトロニクス、車輌・輸送、住インフラ材、ライフサイエンスの戦略4分野を中心に既存コア商品の強化と新製品の開発、M&Aなど事業補強による事業拡大に取り組みます。

業績推移

業績推移
業績推移

※ 最新の業績についてはIR説明会の資料をご覧ください。

2017年度の業績

車輌・輸送分野を中心にした数量の拡大とプロダクトミックスの改善で、5期連続となるカンパニー最高益更新

高機能プラスチックスカンパニーの2017年度は、エレクトロニクス分野の需要減退や原料高の影響を受けましたが、車輌・輸送分野を中心とした数量の拡大とプロダクトミックスの改善で、増収増益を果たすことができました。
売上高は、戦略4分野すべてで前期を上回り、前期比286億円増の3,862億円でした。さらに、構造改革とM&Aによる新規連結の効果を除いた実質ベースでも169億円増となっています。
営業利益は前期比33億円増の578億円で、6期連続の増益、5期連続のカンパニー最高益更新となりました。ただし、M&Aの一時費用等の影響もあり、営業利益率はほぼ前期並みの15.0%となりました。
戦略4分野別にみますと、車輌・輸送分野は中間膜需要、特に高機能品の需要が順調に拡大していることを背景に、増産投資を実行し、その成果を着実に業績に結び付けつつあります。さらに、ライフサイエンス分野では、主力の検査薬・検査機器において新興国の開拓が順調に進み、成長を継続しました。一方で、エレクトロニクス分野はFPD市況の減速を受けて半導体など非液晶分野へのシフトを加速しました。住インフラ材分野では、ターゲット地域であるインド市場の競争激化により、周辺地域への拡大を進めました。

2017年度は中計初年度として、順調なスタート

2017年度は、成長へ軸足を移すことを狙いとした中期経営計画「SHIFT 2019 –Fusion-」の初年度であり、積極的なM&Aと戦略投資の実行を目指しています。そのために、ポリマテックジャパン社、ソフランウイズ社のM&Aを実施し、さらにメキシコにおいて、中間膜の第3ラインを稼働開始させるなど着実に戦略投資を進めてきました。
業績と今後の成長につながる打ち手を総合的に判断し、2017年度は中期経営計画初年度としては、順調なスタートを切ることができたと考えています。

ポリマテックグループ車輌用製品(用途別事例)

2017年度営業利益の要因分析(前期比)

2017年度営業利益の要因分析(前期比)

2018年度の計画

グローバル経済の環境変化に柔軟・迅速に対応し、6期連続でカンパニー最高益更新を目指す

高機能プラスチックスカンパニーの2018年度計画では、厳しいグローバル事業環境に直面することが予想されるものの、これまで実施してきたM&Aや増産投資など戦略投資の効果を早期に発現させることで、戦略4分野すべてで数量の拡大とプロダクトミックスの更なる改善を図ります。さらにより一層のコストダウンの推進などを通じて収益改善を進め、2018年度は売上高4,180億円、営業利益595億円と増収増益を目指します。中でも営業利益は、7期連続増益、6期連続のカンパニー最高益更新を目指し、成長を継続していきます。

車輌・輸送、ライフサイエンスは順調に増収増益、4分野とも戦略投資効果(増産、M&Aシナジー)の発現を急ぐ

戦略4分野の2018年度をご説明しますと、まず、エレクトロニクス分野では2017年度下期にスマートフォン市場の減速影響を大きく受け、その影響の継続が予想されることから、非液晶分野へのシフト、ポートフォリオの強化を加速すると同時に、主力製品におけるシェアアップ、新規顧客層の拡大に努めます。非液晶の事例として、半導体、OLEDなどはこれまでの仕込みを成果につなげるべく、必要に応じて増産を検討します。
車輌・輸送分野では、前期に稼働を開始したメキシコの中間膜新ラインの通年稼働による増収増益を狙います。さらに、カーエレクトロニクスは買収したポリマテック社とのシナジーにより放熱製品への展開を加速します。
住インフラ材分野は、主力製品のシェアアップと海外への拡大を図り、塩素化塩ビ樹脂については米州での拡販を計画します。また、耐火材についてはビル用の吹き付け断熱材分野で国内トップシェアのソフランウイズ社とのシナジーで不燃ウレタンの拡販を目指します。
ライフサイエンス分野では、主力の検査事業で先進国において堅調に伸長し、新興国では拡大を目指します。シンガポールの検査薬事業会社の買収により、検査領域、エリアでのシナジー発現を図ります。

融合強化領域では、カーエレクトロニクス分野などで成長への「仕込み」を継続

2018年度は、次期中計以降に収益を期待する「融合強化領域」についても成長への「仕込み」を行っていきます。
その中核として、カーエレクトロニクス領域ではポリマテック社とのシナジー、耐火材など高付加価値素材領域ではソフランウイズ社とのシナジーをそれぞれ発現させていきます。ヘルスケアについては、ペプチスター社でのペプチド原薬の生産技術の確立を目指し、新しい成長の礎を築きます。このような取り組みを通じて、融合強化領域での新製品・新事業の拡大を目指していきます。

2018年度計画営業利益の要因分析(前期比)

2018年度計画営業利益の要因分析(前期比)

高機能プラスチックスカンパニーのビジネスモデル

プラスチックスに関する高度な加工技術、素材技術をベースに、エレクトロニクス、車輌・輸送、住インフラ材、ライフサイエンス、その他さまざまな産業向けに、高機能材料や中間素材を開発・提供しています。

高機能プラスチックスカンパニーのビジネスモデル

高機能プラスチックスカンパニーのポートフォリオと成長戦略

戦略4分野それぞれに対して、市場を超える成長を狙う「成長強化」領域、社内外の連携により新たな収益源に育てる「融合強化」領域を設け、両強化領域に経営資源を集中させていきます。

高機能プラスチックスカンパニーのポートフォリオと成長戦略

主な製品

カンパニー関連指標