積水テクノ成型(株)の愛知工場が竣工

―立地の優位性と新技術を活かし、車両部品事業の拡大を加速―
2008年8月8日
積水化学工業株式会社
積水テクノ成型株式会社

 積水化学工業株式会社(代表取締役社長:大久保尚武、以下積水化学)の100%子会社である積水テクノ成型株式会社(代表取締役社長:仲久夫、以下積水テクノ成型)は、車両用内外装樹脂部材を生産する愛知工場の新設について、昨年12月11日に発表しておりましたが、今年7月24日に竣工し、本格量産を開始しましたのでお知らせいたします。愛知工場設立により、積水テクノ成型の事業基盤の強化を図るとともに、積水化学の車両材料分野のさらなる事業拡大を図っていきます。

 

1.愛知工場稼動後の事業展開

 愛知工場竣工により、立地の優位性と積水テクノ成型の強み(車両の軽量化に寄与する技術開発及び提案力、製品設計・金型設計等における高レベルな新製品開発力等)を活かし、よりお客様のニーズに対応できる体制が整いました。今後は四輪、二輪メーカーとの共同開発をさらに進め、受注の拡大を図るとともに、新規顧客の獲得を推進していきます。さらに、大型射出成形機の導入により、新技術である高倍率発泡成形での製品生産が可能になりました。これにより車両の軽量化に向けた提案を加速していきます。
 竣工後、すでに車両内装用樹脂成形品の新規受注や、高倍率発泡成形品に対する技術検討の依頼等も複数いただいています。これらの状況から生産量の増加を見込み、2009年度には大型射出成形機の追加導入による製品バリエーションの拡大を予定しています。

 

2.積水テクノ成型㈱ 愛知工場の概要

 

・生産品目

: 四輪・二輪車両用内外装樹脂部材など

 

 

(製品例)

四輪:ドアトリム、パッケージトレイ、バンパー、グリル等

 

 

 

二輪:ハンドルシート、カウリング、フロントフェンダー等

 

・生産能力

: 135トン/月

 

・敷地面積

: 20,000㎡

 

・所 在 地

: 愛知県豊橋市若松町(愛知県企業庁 工業団地)

 

 

 

積水テクノ成型(株)愛知工場

 

<ご参考1>愛知工場設立の背景

 積水テクノ成型は、製品設計から金型設計・開発、生産までを一貫して行い、最適な製品形状や生産方法を自動車メーカーへ提案してきました。特に、近年軽量化による燃費向上や低コスト化のニーズが高まっており、高強度な樹脂成形品による金属代替や高倍率発泡成形技術による内装部品の軽量化等で応えています。今後のさらなる事業拡大に向け、生産能力の増強に加え、各四輪・二輪メーカーが集中する東海地方における対応力の向上を目的に、車両部品の工場では大井川工場、三重工場に次ぐ3番目の工場として愛知工場を設立しました。

 

<ご参考2>積水テクノ成型の概要

事業概要

: 車両部品事業-車両用内外装樹脂部材等の製造・販売

 

 産業用品事業-各種コンテナ、パレット等の製造・販売

本  社

: 奈良県生駒郡安堵町窪田1135-5

設  立

: 1962年8月

資 本 金

: 2億円(積水化学100%出資)

従業員数

: 約120名

売 上 高

: 約170億円(2007年度)

生産拠点:

工場名

開設時期

主要生産品

 

 ※大井川工場

  1990年 6月

 二輪車樹脂部品(フェンダー、カウリング等)

 

  奈良工場

  1997年10月

 各種搬送用コンテナ、地下貯水システム材、OAフロア

 

 ※三重工場

  2002年 6月

 四輪車樹脂部品(バンパー、トリム、スポイラー等)

 

  奈良第2工場

  2003年10月

 環境適応製品(リサイクルコンテナ、分別回収容器等)

 

 ※愛知工場

  2008年 7月

 四・二輪車樹脂部品

 

 ※印は車両部品工場

 

 

本件に関するお問い合わせ先

【報道関係の方】   積水化学工業株式会社   コーポレートコミュニケーション部 広報グループ TEL:03-5521-0522 【一般のお客様】   積水テクノ成型株式会社 経営管理部 TEL:0743-57-1851

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