タイにおける塩素化塩化ビニル樹脂生産合弁会社の設立について

2014年5月28日
積水化学工業株式会社

 積水化学工業株式会社(東京本社:東京都港区、代表取締役社長:根岸 修史)とThe Lubrizol Corporation(本社:米国オハイオ州ウィックリフ CEO:ジェームズ・ハンブリック)は、塩素化塩化ビニル(CPVC)樹脂の生産合弁会社をタイに設立することで2013年2月に合意(※)していましたが、この度、合弁会社設立に関する各国の関係当局の承認を取得できましたので、5月20日に合弁会社をスタートしました。来年4月の生産開始に向け、工場建設は順調に進捗しています。

 

(※)合弁会社の設立合意に関するプレスリリース(2013年2月21日)

 

 

<ご参考>

・CPVC樹脂の特徴・用途

 CPVC(Chlorinated  PolyVinyl  Chloride)樹脂は、塩素を付加した特殊な塩化ビニル(PVC)樹脂で、主に、耐熱性が必要とされる給湯用・工業用・スプリンクラー用の配管材などの原料として用いられています。

 

・市場環境

 近年、インドを中心とする南アジアやASEAN、中東などにおいて、住宅や工場などの建築物に使用されている配管材の、金属系からCPVC製への代替が進んでいます。併せて、経済成長に伴う建築需要も旺盛です。これに伴い、CPVC樹脂の需要が毎年拡大し、今後も堅調な伸びが期待されています。

 

以上

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