積水化学グループでは、すべてのステークホルダーとの相互理解を深め、信頼関係を構築するためには、適切かつ積極的な情報開示と、これに基づく双方向のコミュニケーション活動が重要であると考えています。2005年に明文化した「企業情報開示理念」のもと、すべてのステークホルダーと積極的なコミュニケーションを図り、グループにいただいた評価を適正に企業活動に反映させるよう努めていきます。
http://www.sekisui.co.jp/corp_policy/index.html
積水化学グループでは、社会に貢献し、社会からの信頼を高めていくために、お客様、取引先、株主・投資家、従業員、地域社会・地域環境、官公庁・行政、教育・研究機関、NPO・NGOなどさまざまなステークホルダーと継続的に対話しています。 ステークホルダーとの対話は、自らの取り組みがどのように受け止められ、どのような課題があるかを把握してCSR経営を進化させていくうえでたいへん重要です。とくに、SRI(社会的責任投資)の評価基準は社会の先行的な視点と考え、評価機関などとも積極的に対話して、相互理解を深めるとともに得られた意見を取り組みに反映させています。また、こうした対話の結果、人権やサプライチェーン、グローバルでの対応など、取り組みが十分でない項目も明らかになっており、今後の取り組みに活かしていきます。
積水化学グループのCSRの取り組みに対し、社外から高い評価をいただいています。環境面では自主的な目標設定と環境マネジメントシステムの構築・推進、ゼロエミッション、3Rの推進、光熱費ゼロ住宅など環境貢献製品の開発が、安全衛生面では定量的で十分な情報開示が、また情報開示の面ではステークホルダーとの積極的な対話および経営への反映などが、評価につながったと考えています。社会からの評価をさらに高めていけるよう、今後も取り組みを進化させていきます。
積水化学グループでは、経営層が従業員と直接対話し、経営層の想いや現場の声を伝え合う機会を2002年から毎年設けています。2008年度は「10年後の際立ちを社長と語ろう」というテーマで、各カンパニーの関係会社などを対象に、全国7ヵ所で開催し、総勢136人が参加しました。 開催に先立って、各事業所では従業員がグループを構成して自事業所の現状分析や課題、今後どのようなことで際立っていくかについて議論を重ねました。そのうえで、経営トップやカンパニーの執行役員に提案しました。 従業員各グループの提案に対して、経営層からは、厳しい意見の一方で、優れた提案には継続して取り組むよう求めるなど、10年後の業界を見据えた評価や指導をしました。参加した従業員にとっては、自分自身や自部署の長期的視野をもつことの重要性を改めて考える良い機会となりました。
各グループの発表
経営層からの質問に答えるメンバー
積水化学工業(株)環境・ライフラインカンパニー京都研究所設計ソリューションセンター西井 雅宏
「10年後の際立ちを社長と語ろう」というテーマの最初の難問が「10年後」という設定でした。私たちのグループは皆が技術系だったので「技術で際立つ」ことを考えましたが、検討する技術が現実的過ぎたり、イメージはあるが具体化できず苦労しました。試行錯誤しながら「本当に10年後に際立つ技術」とは何かを詰めていきました。 そのようにして、現状の強みを活かしつつ際立つ技術で構築する全く新しい「際立つ事業」を提案できたことは、そこに至るプロセスを含めてたいへん勉強になりました。提言したテーマは、現在カンパニーの中でも引き続き検討されています。この経験を活かし、「現状の業務がどう未来につながるか?」「技術展開は?」といったことを意識しながら業務を進めていきたいと思います。
※積水化学グループへの帰属意識、愛着
積水化学グループでは、1984年から「従業員意識調査」を実施しています。2004年には実施対象組織を積水化学からグループ全体に広げ、2008年はパート・アルバイトや派遣社員を含めて約2万人の従業員を対象に調査を実施し、約1万1千人からの回答を得ました。 調査では、仕事・職場・上司・会社の満足度や負担感、会社の将来性、またそれに影響を与える要因について、広く従業員に聞きました。その結果、「仕事の充実感」「職場・上司への満足感」などについては比較的満足度の高い結果が出ました。一方、「仕事の量の負担感」については、今後改善すべき課題であることもわかりました。 調査結果は、関係会社を含めた経営層にも報告され、さまざまな施策に反映していく予定です。まずは、積水化学グループ全体で「働きやすい職場づくり」の取り組みを開始しました。この調査は今後、2年ごとに実施する予定です。