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SEKISUI 積水化学
CSR経営

3つの際立ち 環境での際立ち

地球温暖化防止 ライフサイクルを通じてカーボンマイナスの実現に取り組みます

ライフサイクルを通じた温室効果ガス削減
ライフサイクルを通じた温室効果ガス削減
カーボンマイナスの概念図
カーボンマイナスの概念図

基本的な考え方: 温室効果ガスの排出抑制にライフサイクル全体で取り組む

 カーボンマイナスを実現するには、環境貢献製品の開発・普及とともに、事業活動にともなう温室効果ガスの排出抑制が必要です。積水化学グループは、ライフサイクル全体を通じた取り組みを続けています。

2010年度の実績: 生産活動にともなう国内の温室効果ガス排出量を1990年度比21%削減

生産時(国内・海外)の取り組み

 日本国内では、生産時に発生する温室効果ガスの総量を「2013年度に1990年度比20%削減」するという目標を設定しています。2010年度は、「環境投資促進策」の成果もあって、1990年度比で21%削減しました。
 海外の生産拠点については、事業の拡大によって製品構成などが大きく変化しています。そこで「2013年度にエネルギー原単位を2008年度比5%削減」をガイドラインとし、これに沿って各事業所が自らの状況に応じた目標を設定しています。

  • ※ 環境投資促進策:
    CO2排出抑制を目的とした投資について、削減効果に応じた費用をコーポレートがカンパニーに支援するもの。2007年度に導入し、2009年度からエネルギー使用の実態把握のための“見える化”投資も対象に加えた。
生産時の温室効果ガス排出量推移
生産時の温室効果ガス排出量推移

注 )海外のデータはCO2排出量のみ。買収等による事業所数の増加にともない、2009年度以降の海外の数値が増加しています。
海外事業所データの集計ルール変更にともない、2009年度の数値をCSRレポート2010から変更しています。

生産時のエネルギー使用量と原単位の推移
生産時のエネルギー使用量と原単位の推移
(海外)CO2排出量
(海外)CO2排出量

※ 集計範囲についてはこちら

生産以外の取り組み
  2010年度の温室効果ガス排出総量 代表的な取り組み 削減効果
研究開発 14千トン-CO2 空調機更新と設定温度変更や導風機設置、消灯の励行 2007年度比17%削減
輸送 40千トン-CO2 共同配送やモーダルシフトによる排出量削減 2007年度比23%削減
オフィス 16千トン-CO2 消灯の励行、エアコンの設定を控えめにするなどの省エネ活動 2007年度比15%削減
輸送時の輸送量とエネルギー原単位(指数)の推移
輸送時の輸送量とエネルギー原単位(指数)の推移
輸送段階のCO2排出量
輸送段階のCO2排出量

※ 算定方法:
製品及び輸送形態により改良トンキロ法、燃費法、燃料法を使い分けて算出

研究所のGHG排出量
研究所のGHG排出量
オフィスのCO2排出量の推移
オフィスのCO2排出量の推移

事例

省エネ診断による放熱、エア・蒸気漏れの改善
リークディテクター(左)と赤外線カメラ(右)
リークディテクター(左)と赤外線カメラ(右)

 国内の生産拠点では、赤外線カメラやリークディテクターを活用して、省エネ担当者が放熱量やエア・蒸気の漏れをチェックする「省エネ診断」を実施しています。
 診断結果から、熱やエア・蒸気のロスを金額に換算して把握するとともに、改善のための保温や補修を実施。蒸気については専門家によるスチームトラップ診断や配管の最適化に取り組んでいます。

積水化学 武蔵工場など5事業所でエネルギー見える化
見える化画面
見える化画面

 グループ全体の温室効果ガス排出量の約半分を占める高機能プラスチックスカンパニーでは、排出削減に向けて、電力や蒸気の見える化のシステムの導入を進めています。
 すでに、積水化学の武蔵工場をはじめ5工場において、エネルギーのムダ・ムラの発見や、設備の老朽化の判断および新設備化後の効果などが評価できる仕組みができつつあります。

米国3工場で放熱、エア・蒸気漏れに関する省エネ診断を実施

 日本国内の製造拠点で実施し、着実な成果をあげている「省エネ診断」を、グローバルな規模で展開しています。
 2010年度には、米国の生産拠点に赤外線カメラやリークディテクターを導入して1拠点に設置し、要求に応じて米国内各拠点に貸し出して省エネ診断を実施できる体制を整備しました。2010年度はSekisui Voltek社,Sekisui S-Lec America社, Sekisui Specialty Chemicals America社の3工場で診断を実施、今後は他の地域にも展開していきます。

CO2排出係数(環境トップランナープラン・SHINKA!)

 環境中期計画「環境トップランナープラン・SHINKA!」では全ての温室効果ガスを対象に削減を進めます。CO2排出係数については、法律に基づく平成21年3月現在「温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度」で定められていたデフォルト値に変更し、各年度一律で使用しています。

購入電力 0.555トン-CO2/MWh
A重油 2.71トン-CO2/kL
都市ガス 2.08トン-CO2/千Nm3
灯油 2.49トン-CO2/kL
軽油 2.62トン-CO2/kL
ガソリン 2.32トン-CO2/kL
LPG 3.00トン-CO2/トン
購入蒸気 0.179トン-CO2/トン

「温室効果ガス排出量算定・報告マニュアル」(平成21年3月、環境省・経済産業省)より

エネルギー使用量の内訳
エネルギー使用量の内訳
温室効果ガス(GHG)排出量の内訳
温室効果ガス(GHG)排出量の内訳

今後の方向性: エネルギー2分の1プロセスの実現を国内外の幅広い拠点に拡大

 2010年度から、生産革新によってエネルギーコストの半減を目指す「エネルギー2分の1プロセスの実現」に取り組んでいます。上期から国内12生産拠点で実施し、下期から欧米の生産拠点でもスタート。実施拠点を順次拡大していきます。
 このほか「環境投資促進策」を引き続き加速させます。さらに、これまで廃棄物・コスト削減の指標としてきたマテリアルフローコスト会計を温室効果ガス削減にも活用していきます。

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