

上司と部下の面談を通じた成長支援
- 積水化学グループが考える「成果主義」

成果主義とは、格差をつくることを目的とした制度ではありません。「従業員一人ひとりが自己の成長とやりがいを感じながら仕事をし、成果に結びつけ、それに対して会社は公正な評価と処遇、報酬で報いる。このことがさらに高い目標への挑戦につながり、さらなる個人の成長と会社の発展へつながっていく。」それこそが成果主義の目指すものと積水化学グループは考えています。
この考え方のもと、2009年度には専任担当職の評価制度を改訂。従来の業績評価を結果とプロセスに分け、業務遂行能力の成長を明確に評価軸に組み込み、上司が絶対評価で評定する制度としました。この改訂により、評価の透明性と面談の充実を図っています。積水化学は評価制度を中心とし、中長期的な視点に立って個人の成長を促しています。
2010年度は、面談による個人の成長支援を更に促す取り組みとして、上司から部下に対するキャリアインタビューの充実を図る予定です。
評定者スキル向上の取り組み
評定者研修の受講者に対し、1年後にフォローアップを実施しています。ワークショップ形式で行われ、実際に目標管理制度を運用して感じた課題を出し合い、問題点・改善点を参加者で共有するとともに、それぞれが一番課題に感じている部下の状況をまとめ、実際にその部下を想定したロールプレイで部下側からの視点に立ってみるなどのプログラムを盛り込んでいます。ワークショップの最後には、参加者が現場での実践に向けての行動計画を作成することで、さらなる評定スキルの向上に努めています。このような取り組みは、事業所単位でも継続して開催しています。各人事担当者やキャリア・アドバイザー有資格者などが講師となり、職場・職種に応じて制度理解を深める取り組みを行っています。
達成した目標や成果に連動した報酬制度
従業員が自らの処遇に納得し、「やりがい」「働きがい」をもって仕事に取り組むことが、より高い成果を生み出すと考え、積水化学グループでは「達成した目標(成果)」が報酬に連動する仕組みを構築しています。賞与については、積水化学グループの全社業績とカンパニー業績、個人業績を連動させ、賃金については個人業績連動に加えて、成長評価として各自の成長を評価し、報酬へ反映しています。
また、評価の公平性を継続して向上させていくためには、評価者だけでなく、被評価者の声を聞くことが大切だと考え、定期的に評価者と被評価者双方を対象としたアンケートを実施しています。このアンケート結果については、労使で意見交換する「評価制度審議会」で協議し、制度や運用の改善に結びつけています。