高粘度インクジェット用
インク
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高粘度インクジェット用インクとは?
従来インクジェットと方式の違い
インクジェット用インクとは?
インクジェットは約20μmの微小な液滴である光硬化性インクをインクジェットヘッドのノズルから吐出して印刷する方式をいいます。
高粘度インクジェット用インクは、従来では吐出困難であった粘度域にまで塗布を可能にした製品です。
インクジェット方式の持つ3つの特長
- オンデマンド式:任意の場所に円・直線などの形状印刷が可能です。またエッチング等のプロセスが不要で、工程削減にも貢献します。
- 非接触:凹凸を含む基板への印刷が可能です。
- マスク不要:材料の使用量を削減した印刷が可能です。
高粘度インクジェットの2つのメリット
高粘度インクジェット材料を塗布することで従来のインクと比較し、2つのメリットがあります。
高機能化
材料選択性も広く、高耐熱性や高強度が可能です。
形状自由度(高解像度化)
高粘度材料の特長により、濡れ広がりにくく高解像度の印刷が可能です。
積水化学の高粘度インクジェットの強み
課題は印刷プロセスの最適化
高粘度インクジェットは多くのメリットがある一方、装置と材料を揃えて吐出する、印刷プロセスの最適化が必要です。
他社にない強み
積水化学は装置メーカーと連携し印刷プロセス含めたワンストップの提案が可能です。
- インクジェット技術は
材料(インク)、装置、印刷プロセスが必要
- 個々に揃えても上手く塗布できない
- ワンストップ開発による
塗布の最適化が可能
高粘度インクジェットシステム特長
高機能材料 × 形状自由度
接着剤~隔壁材まで取り揃える独自設計の高機能材料
- 高耐熱性
- 高耐薬品性
- 高接着性
- 低アウトガス性
- 高遮光性
塗布形状を自由に制御可能
- 平坦形状
- 壁材(DAM材)
- 階段形状
- 傾斜形状
- 円筒形状
高粘度インクジェット2つの優位性
積水化学のインクジェットは高粘度であることから着弾後に濡れ広がりにくく高解像度パターン塗布を可能としました。
ディスペンサ等の他方式では達成が困難な、細く高い塗布が可能で「広範囲の印刷」と「生産プロセス削減」の強みを持ち、高い性能を発揮します。
図表1印刷方式比較
印刷方式 | 解像度 | 高さ | トータルコスト | プロセス時間 | 特長 |
---|---|---|---|---|---|
積水インクジェット | ○ | ○ | ○ | ○ |
|
一般的なインクジェット | × | × | ○ | ○ |
|
スクリーン | × | × | ○ | ○ |
|
ディスペンサ | × | ○ | ○ | × |
|
フォトリソグラフィ | ○ | × | × | × |
|
図表2各方式での印刷範囲・高さを比較
他方式+従来インクジェット方式
当社インクジェット方式
プロセス比較
フォトリソグラフィ(※)とインクジェット方式のプロセス比較
フォトリソグラフィ方式
- 混合
- スクリーン
印刷 - プリベイク
- 露光
- 現像
- 余熱硬化
フォトリソグラフィとは
フォトレジストを基板上に塗布し、パターン状に露光・現像工程をする事で、回路パターンなどを生成する技術。半導体製造に使われるソルダーレジストなどで用いられる。
インクジェット方式
- インクジェット印刷+UV硬化
- 熱硬化
プロセス改善/現像液不要/無溶剤 により 高生産性、環境負荷低減に貢献
積水化学の高粘度インクジェットは微細化による高解像度の実現・プロセス短縮でのトータルコストの削減に寄与します。
用途例
高粘度インクジェットでは携帯やディスプレイ、基板パッケージなど様々な用途にご使用いただけます。
外装周辺のパターン形成や高機能化
パッケージなどの微細化
その他応用方法
複数ヘッドの装置使用により複数インクの1プロセス塗布が可能です。
応用例① GAP制御接着剤
応用例② 絶縁+導電
様々なご要望をお聞かせください
本製品の営業・技術サポートが対応します
- ディスペンサによる微細塗布をご検討されている方
- 3Dプリンタで生産性向上をご検討されている方
- インクジェットでの高機能化をご検討されている方
特殊印刷
円筒・板状から傾斜、階段状などの様々な形状、サイズが必要な方