金属めっき系ミクロパール™
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ACF(異方導電フィルム・異方性導電膜)の構成素材
課題
スマートフォンやテレビなど、ディスプレイ全般において高精細化が進んでいます。また、近年ではベゼルレスやフォルダブル、フレキシブルのように画面全体をディスプレイ化するために実装部の小型化、ファインピッチ化が進んでいます。
これらを可能にするのがACFによる実装であり、そこに用いられる導電粒子にも高い品質が求められます。
SEKISUI’s Solution
- 広く細かい粒径ラインナップ、柔らかいものから硬いものまで、最適なご提案をいたします。
- 基材となる樹脂粒子から一貫製造することで、高度なカスタマイズや品質保証が可能です。
- 基材粒子・めっき以外にも様々な独自技術を所有しており、導通信頼性や異方導電性の向上に貢献いたします。

ACF用導通フィラーとして業界No.1※の高いシェアを維持し続けています
- 当社調べ
電気的導通&接続信頼性メカニズム
ミクロパール™AUの回復力とバインダーの収縮力によりミクロパール™AUが電極と接触、密着します。その結果、安定的な電気導通に寄与します。



接着層、液体層または空間の厚みを手軽に均一に制御可能
平坦·平行性確保/硬化収縮による傾き抑制(信頼性向上)/光学軸ズレ防止/均一放熱·応力分散性センサ感度の向上 など。
例)積層チップ/光学部品/センサ/液晶材料/通信モジュール関連接着/ガラス張り合わせなど。



電磁波シールドとして
課題
自動車の安全性向上、自動運転技術の搭載に伴い、ADAS搭載数の向上や、EV化による各種制御システムの増加が見込まれています。
一方で、それらは互いの電磁干渉による性能低下やシステム停止が重大なリスクとして認識されており、樹脂ケースへ電磁波シールド効果を付与するケースが増えると想定されますが、例えば通常の樹脂ケースを作成してから金属コートを行うという方法では工程が増えてしまう懸念や車両重量の増加という課題が存在します。

SEKISUI’s Solution
- 導通性をもつミクロパール™AUを、成型前の樹脂に練り込んでおくことで、通常通り成型するだけで電磁波シールド性の付与が期待できます。
- 比重が低いミクロパール™AUを用いることで、簡便に樹脂に分散し、車両重量増加の低減にも貢献が期待できます。
異種材料の導通接着
課題
近年、さまざまな用途で異種の金属や各種材料を接合するニーズが浮き彫りになってきています。
特に金属間の導通を維持したまま大面積を接合したい場合、一般的には強い力や熱が必要となり、薄い金属箔などは破断したりピンホールが発生する懸念があります。
そのため、簡便な接着方法として導電接着剤で貼り合わせる方法が考えられますが、厚み制御が困難であったり、導通箇所を担保するために多量のフィラーを添加しなければならない懸念が存在します。
SEKISUI’s Solution
- 狙い膜厚と同等のサイズの均一なミクロパール™AUを添加することで、必要最低限の添加で上下の導通を高確率でとることが期待できます。
- 最低限の添加で済むため接着力の維持や成形性の維持に貢献できます。
- 添加量を適切に設定することによりスペーサー機能も付与することが期待できます。
- 低比重であるため簡便な混錬で均一分散することができます


金属種ラインナップ
代表的な金属種

- 特長
-
- 硬質金属
- 強磁性

- 特長
-
- 高信頼性
その他の金属種をご希望の場合は
お気軽にご相談ください

- 色はイメージです。実際の色とは異なる場合がございます。
硬さ制御の比較
プラスチック粒子と金属膜の制御で硬さ・復元率の調整が可能

体積抵抗の比較

Ni被膜の防錆処理効果

- 樹脂コア10μmでの評価参考値。
- 上記は規格値ではありません。粒径・金属膜厚で変化します。