
トップメッセージ

復興に向けグループをあげて貢献
東日本大震災により被災された皆さまに、謹んでお見舞い申し上げるとともに、被災地の一日も早い復興を心よりお祈りいたします。
被災地には私どものお客様や取引先の方々もたくさんいらっしゃいます。社会の基盤形成に欠かせない住宅事業や水インフラ事業に携わる企業として、震災前と変わらず製品・サービスを供給することは、まさに社会的使命です。復旧・復興への道は大変長いものとなりますが、地域やお客様、取引先の方々のために最善を尽くしていきます。
積水化学グループもいくつかの事業所で被害を受けましたが、生産体制などの復旧を図り、操業を再開させています。
今後は、被災地の復興支援にとどまらず、さらに安全で安心な住まいや街、および持続可能な社会をつくるために、グループの総力をあげて貢献していきます。
2010年度を振り返って
積水化学グループのCSRは、「環境」[CS品質]「人材」の3つの“際立ち”と、基盤となる「コンプライアンス」「リスクマネジメント」「情報開示と対話」の3つの“誠実さ”として取り組んでいます。
2010年度の一番の成果は、環境貢献製品の拡大・伸長です。環境配慮の観点にとどまらず、社会の環境負荷低減に貢献できる製品を「環境貢献製品」として、その拡大につとめてきました。その結果、2010年度は売上高比33%と目標を上回りました。また、環境貢献製品がCO2を低減する効果は、国内の生産活動から排出されるCO2をほぼ相殺するまでとなり、2030年ビジョンに掲げているカーボンマイナスの実現に向けても着実に成果があらわれてきています。
一方、反省すべき課題もありました。私どもが提供していた電話機交換システム(MJS)で発火問題が生じ、ご利用いただいているお客様をはじめ関係者の皆さまには多大なご迷惑をおかけすることとなりました。問題の背景には、コンプライアンスやリスクマネジメントの感性が不足していたことも否めません。仕組みの見直しとともに意識改革も図り再発防止につとめる所存です。
CSRのグローバル展開
積水化学グループの海外売上高比率はここ5年間でほぼ倍増しました。海外の会社数、従業員数ともに大きく増加するなど、グローバル化を加速しています。
こうした状況のもと、グループの考え方や価値観を共有することが非常に重要だと考えており、毎年、海外関係会社社長を一堂に集めた研鑽会を開催しています。海外の関係会社でCSRを展開するにあたり、一番重要なのは、「現地の社長がCSRの重要性を理解し、自らの言葉で語る」「海外各エリアで共通する課題に対し連携して取り組む」ことです。そのために、研鑽会とともにエリア別の社長会を今後とも継続開催しながら、事業の拡大とCSR経営の浸透を図っていきます。また、グローバルにCSRを展開するためのプラットフォームとして、国連グローバル・コンパクトを今後も支持していきます。
100年以上持続し、存在感のある企業を目指して
私がCSR経営で一番重きを置いていることは、100年以上経っても存在感のある会社になることです。
そのためには、まず外部環境の変化に対し常に敏感なセンサーを持ってビジネスモデルの変革を行い、私たち積水化学グループ自身がSHINKAを続けなくてはなりません。
もうひとつが、企業内部のエネルギーを活性化することです。そのためには、積水化学グループで働く従業員一人ひとりが常に主役であるという気持ちと自分の仕事に誇りを持つことが重要です。
「エコロジーとエコノミーを両立させ、環境貢献製品を拡大し社会に貢献すると同時に、環境で事業を成長させる」「お客様の声に耳を傾け感動を生む製品・サービスを提供する」「自らが主役となり、労を惜しまずチャレンジし、仕事を通じて一人ひとりが成長する」——このようなことを通じて、従業員が積水化学グループの一員であるという自覚と誇りを持つことが、同時に積水化学グループの成長につながると考えています。
今後とも、積水化学グループのCSR経営を進化させ、存在感のある持続可能な企業を目指していきます。
代表取締役社長