雨水貯留システム「クロスウェーブ」が日本企業による適応グッドプラクティス事例に選定

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 積水化学グループは、環境長期ビジョン「SEKISUI環境サステナブルビジョン2030*1」において、2030年に「生物多様性が保全された地球」を目指し、「環境貢献製品*2の市場拡大と創出」「環境負荷の低減」「自然環境の保全」の3つの活動によって、事業活動で利用している自然資本以上のリターンを実現し、地球環境に貢献することを宣言しています。
 積水化学の100%子会社である積水テクノ成型株式会社の雨水貯留システム「クロスウェーブ」は、重要な環境貢献製品のひとつですが、今年11月6日~17日にドイツのボンで開催された、2017年度の国連気候変動枠組条約第23回締約国会議(COP23)のサイドイベント(経済産業省の「平成29年度気候変動適応効果可視化事業」の一環で三菱UFJモルガンスタンレー証券株式会社が主催)において、日本企業による適応グッドプラクティス事例*3として発表されました(2000社以上の日本企業の事例調査により20件が選定)。
 「クロスウェーブ」は、再生プラスチックを原料とした成形品で、地下に埋設して空間を形成し、雨水を貯留するために使用され、豪雨時に下水道や河川に流れ込む雨水の量を調節し、雨水の再利用を可能にするものです。施工が容易で、90%以上という高い空隙率を有する特長を有し、耐荷重設計によって設置後の地面は駐車場等に活用できます。持続可能な開発目標(SDGs)や仙台防災枠組を踏まえ、脆弱性の高い途上国の適応ニーズに応え、インドや中国等のグローバルな気候変動課題を解決すべくビジネスを展開させている成功事例として紹介されました。


クロスウェーブ施工の様子

クロスウェーブ

寄与していると評価されたSDGs

クロスウェーブ施工の様子

クロスウェーブ

寄与していると
評価されたSDGs


 積水化学グループはこれからも「生物多様性が保全された地球」=「SDGsが達成された持続可能な地球」のために、事業を通じて貢献していきます。



*1)積水化学グループの環境長期ビジョン

積水化学グループの環境長期ビジョン


*2)環境貢献製品
  お客様の使用段階で一定の環境貢献効果を発揮する製品を「環境貢献製品」と認定する積水化学グループ独自の制度を有しています。環境貢献製品は、認定審査会において、社内委員で協議して定めた判定基準をもとに認定登録を行い、その結果の妥当性に関して、社外アドバイザリーボードよりご意見、アドバイスをいただいています。


*3)気候変動適応の事例集
 以下URL(外部サイト)より事例集はダウンロードできます。
  事例集   http://www.sc.mufg.jp/company/news/inform/info20171108.htmllink

  (事例集のクロスウェーブについての資料(抜粋)はこちらPDF


 COP23サイドイベントの様子は、下記をご覧ください。

  日本語サイト http://copjapan.env.go.jp/cop23/event/nov15/03.htmllink