

重要実施項目と進捗状況: 外部損失費は2004年度比で42億円低減
活動にあたって、2つの重点指標を設けています。ひとつは、製品に関する苦情・クレーム対応にともなって発生する「外部損失費※1」。もうひとつは、製品・サービスについて緊急に根本的な解決を図るべき「重要品質問題※2」の発生件数です。
2010年度は、外部損失費は2004年度比で42億円低減することができました。重要品質問題は2件発生しました。
グループ全体の品質保証体系と仕入れ・外注品の体系を見直すことで、さらに外部損失費を低減していきます。今後は重要品質問題が発生しないようにデザイン・レビューの実施標準を制定し未然防止を図っていきます。
- ※1 外部損失費:製品に関する苦情・クレーム対応の費用。
- ※2 重要品質問題:
「製品・サービスの品質」に関し、緊急に根本解決を図らなければ、お客様・社会・積水化学グループに対し重大な損害を与える問題。
- 外部損失費

- 重要品質問題の発生件数
※ CSRレポート2010では、2008年度の件数を1件と開示していましたが、2件の誤りでした。
中期計画(2009〜2013年度)の進捗状況: 従業員教育を継続するとともに、新たな施策を実行
- 2010年度の主な取り組み実績

「2013年度に重要品質問題ゼロ、外部損失費50億円削減(2004年度比)」という目標を達成するために、2011年度は、基盤品質の磨き上げとして生産現場のリーダーを養成する研修を新たに実施し、製品の品質問題を未然防止するセミナーを継続開催します。さらに海外の品質保証力を強化するべく、まずその実態調査を実施します。また、魅力品質創出のために「魅力品質物語」のイントラネット展開、公募型研修「創塾」を継続していきます。
CS品質経営推進体制
- CS品質経営 推進体制

2010年度に発生した電話交換機(MJS)の火災事故について
2011年1月13日に、弊社製品の電話交換機(MJSⅢ)の電源基板が発火元とみられる事故が1件発生しました。お客様をはじめ、関係各所には深くお詫びするとともに、今後このような事故を二度とおこさないようにする所存です。
発火原因は独立行政法人 製品評価技術基盤機構(nite)にて調査中ですが、同じ電源基板を用いた製品(MJSⅡ、Ⅲ)を設置していただいたセキスイハイム、ツーユーホームにお住まいのお客様に対して、当該製品の無償交換を実施しています。現在も交換作業を継続中ですが、2011年6月末までにはほぼすべてのお客様の交換が終了する見込みです。お客様の安全を第一に考え、できるだけ早くすべての交換が終わるよう努力いたします。
今回の事故は、製品設計段階の評価が甘かったこと、さらに今回の事故以前に同製品に使用しているコンデンサの破裂などがあったにもかかわらず、その検証が不十分で、火災には至らない故障と判断していたことが大きな問題であったと認識しています。故障した電源基盤には部品交換で対応していました。
このような事態を深く反省するとともに、以下のような対策を新たに講じました。
苦情・クレーム解決規則および報告・公表フローの変更
火災などにつながるおそれのある非重大製品事故※に対する判断基準を設け、このような事象が発生した場合は直ちに第一報を当該カンパニーの品質保証部門に連絡する。カンパニーはこれを社長、コーポレートに報告し対応を協議、迅速にniteに報告することとした。
- ※ 非重大製品事故:
火災に至らない発火・焼損・発煙・焦げ、異臭、異常発熱、発熱起因の変形、転倒、転落、小怪我、小火傷、かぶれ等。