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特集「積水化学グループの現在と未来」~Part.1

未来を語る

私の原点

私は積水化学に入社して以来約40年間、ずっとR&Dおよび新規事業の立上げを行ってきました。特に新規事業の立上げは本当に思うように進まず、苦労の連続、七転八倒の繰り返しでした。でも辛いから止めたいとは思いませんし、それどころか、ますます使命感をもって取り組みたいとさえ思っています。理由は二つです。まず新規事業の立上げの難しさを知れば知るほど、積水化学の事業基盤を作り上げた先人達の苦労の深さを思い知り、その先人達の苦労のおかげで今の自分達があるわけで、まだ「先人達から借りっぱなし」だという罪悪感があります。ぜひしっかりと新規事業を立上げ、積水化学グループに入ってくる次世代の人たちに先人達から受けた恩を返したい。ぜひそうすべきだし、会社はそのようなダイナミックなリレーゲームであるはずだと強く思っています。
もう一点は、今の積水化学の主力事業である、住宅、パイプ、テープ、フォーム、中間膜その他すべての事業が1980年頃までにその事業基盤が作られていて、極端に言えば80年以降R&Dが事業基盤を作るということに関して機能できていないという現実があります。なぜそうなってしまったのかをしっかり分析、反省し、R&Dの進め方を抜本的に変える取り組みをしてみたいという衝動に駆られています。

世の中から愛される積水化学グループへ

積水化学グループが世の中からもっともっと愛され、親しまれ、もっと社会的存在価値の高い事業を展開する会社を目指したいと思っていますし、目指すことができると思います。
80年~90年代は半導体の時代、2000年になってからはITの時代になりました。では次の時代を支える技術は何でしょうか?間違いなく化学だと思います。更に今後の社会的価値という意味でのキーワードは「環境」「安全」「快適」「健康」「都市化」等であり、積水化学グループこそがこれからの社会の望みを叶えることができる、重要なポジションにいる会社だということです。ぜひ使命感を持って取り組みたいものです。
コーポレートのR&Dセンターはカンパニーとは一線を画した活動ができる自由度があります。カンパニーが頑張ってくれている間にカンパニーの事業守備範囲を少し超えていても、社会的価値が高く、社会的責任が果たせるR&Dに挑戦したいものです。よく研究開発では「ニーズが先か、シーズが先か」という議論をしますが、本当にやらなければならないこととしての「Need to do」という考え方が重要ですし、コーポレートだからこそ集中して活動できるR&Dの方向性だと思います。
そして今その「Need to do」の中でもR&Dセンターでは特に「環境」と「エネルギー」に集中して取り組んでいます。ぜひその成果を期待していてください。

創造性を磨く「未来情報箱」

私が生きてきた60年で色んなことが劇的に変化しました。その変化のスピードはますます早くなり、今後20~30年で今からでは想像もつかないような世の中が出現するのではないでしょうか。20~30年後ということは、まさに今の若い人にとっては一番脂ののりきった時代であるはずです。若い積水マンにはぜひその変化を先取りし、その変化の主役であって欲しいと願っています。未来は不確実でunknownです。しかし確実にやってきます。逃げずに貪欲に未来を考えて欲しいものです。自分自身の人生ですから。
私が考える「事業」とは、「継続」ではなく「創造」です。他社との激しい競争に勝つためには他社がやらないことをやる、他社より先んじてやる、極めて創造性が要求されます。「創造性」は何も新規事業をやっている人やR&Dをやっている人だけの特殊用語ではありません。競争環境にいるすべての人にとって重要なタームです。
「未来情報箱」に込めた想いは、劇的に変化する未来の主役となるために、あらゆる場面で創造力を研ぎ澄ますための活動でありたいということです。単なる読み物だと「受け身」になり、受け身からは創造性は生まれません。感じたことを発信する能動性からこそ創造性がはぐくまれると思っています。ぜひみなさんの積極的な発信を期待しています。私も若い頃あまり創造性は高くありませんでした。でもずっと長年にわたり色々考えているうちに、ちょっとは創造力を働かせて考えられるようになってきたと実感しています。「未来情報箱」の活動を通じて、私の経験も少しずつみなさんにトランスファーできればと思っています。
積水化学グループが社会から愛され続ける会社であり続け、グループを支えるみなさん一人ひとりが創造力を発揮して、来るべき未来を作り、その未来で主役として楽しく充実した日々を過ごされることを切に祈念しています。

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