Sustainability Products
環境貢献製品
環境負荷の低減や省資源・
省エネルギーに貢献する
機能化学品を
幅広く提供しています
積水化学の気候変動対策と
新たなGHG排出量削減目標
積水化学は、気候変動は大きな社会課題であると同時に、当社グループにとって大きなリスクであると認識し、その解決に積極的に取り組んでいます。2018年、化学業界初となるSBT認証を取得し、2022年10月、気候変動対策がさらに喫緊の社会課題となるなか、新たなGHG排出量削減目標を制定しました。
従来目標 | 更新目標 | 更新目標達成の手段 | |
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Scope 1+2 | 基準年:2013年 目標年:2030年 削減率:26%(2°C目標) |
基準年:2019年 目標年:2030年(変更なし) 削減率:50%(1.5°C目標相当) |
従来の購入電力の再エネ化に追加し、低炭素燃料へ転換、 電化、生産革新による燃料由来 GHG削減の取り組み前倒し |
Scope 3 | 基準年:2016年 目標年:2030年 削減率:27%(2°C目標) |
基準年:2019年 目標年:2030年(変更なし) 削減率:30%(WB2°C目標相当) |
資源循環への取り組みを追加し(非化石原料へ転換、 再生材料の使用拡大、 廃棄物の再資源化)、原材料、事業から出る廃棄物と販売した製品の廃棄削減を促進 |
目標達成の施策
Scope 1+2
低炭素燃料への転換
Scope 1+2の目標達成に向けて、購入電力の再エネ化を引き続き推進し、2030年には100%転換します。2023年からは燃料使用設備の電化や低炭素燃料への転換を進めます。技術的難易度の高い蒸気発生源の燃料転換や「生産プロセスの革新」による使用エネルギーの削減も前倒しで取り組んでいきます。
これらのScope 1+2におけるGHG排出量削減に寄与する設備投資や再エネの調達に、2030年までに総額400億円の投資を計画しています。
Scope 3
資源循環への取り組み
資源循環への取り組みによりScope 3の削減を進めます。具体的には、購入した製品サービスの5割を占める樹脂原料を非化石由来へ転換、再生材料の使用を拡大します。このことにより、販売した製品の廃棄のGHG排出量削減にもつなげます。
また、廃プラスチックの再資源化を推進し、事業から出る廃棄物の削減に新たに取り組みます。
※ 積水化学工業株式会社『 温室効果ガス削減の「1.5℃目標」でSBT認証を新たに取得 』より引用
サステナ達成に向けての思い
GHG排出削減に向けての
積水化学エレクトロニクスの施策
積水化学は環境貢献の負担の低減においては、2050年には化学メーカーとしてはハードルの高いGHG排出ゼロ目指すカーボンニュートラルへのチャレンジと同じく2050年には消費する化石資源を最小化する循環型経済サーキュラー・エコノミーの実現を宣言しています。
GHG排出削減製品開発に向けての
開発者の思い
GHG排出削減のため、製品を開発企画段階から立ち上げるまでの開発者の思いをご覧下さい。
顧客に提供する
エレクトロニクス分野の環境にやさしい製品
環境貢献製品名 | 製品説明及び環境貢献ポイント | |
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バイオベーステープ | 森林破壊、食料競合、不法労働に抵触しない植物原料を使用した、バイオ由来含有率73%のテープであり、従来の石油由来品に対して同等以上の性能を発揮します。石油使用量削減、CO₂排出量削減、製品の再生材料率アップ、SDGsなどのサスティナブルな社会実現に貢献できます。基材の種類や製品構成によって様々なラインナップを設けております。PETテープは各種電子製品の部品固定やディスプレイの遮光用途などで使用できます。また基材とセパレーターにはリサイクルされたPETを適用し、更に多くのCO₂排出量削減を実現しています。フォームテープは、各種電子製品の防水防塵性、衝撃緩和性、クッション性を付与する固定材料として使用できます。 | |
インクジェット | インクジェット材料の光反応性/粘度を極限まで調整することにより、基板上で濡れ広がりにくい高解像度パターン塗布を可能としました。 基板全面に塗布したフォトレジストをフォトマスクで現像/パターン形成するフォトリソグラフィプロセスと比較すると、例えば幅100μmの格子形状(10mmサイズ)の塗布では約95%の材料削減が実現出来ます。 |
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フォトレックシリーズ | フォトレックシリーズは、主に、省エネ型の表示装置(LCD,OLED)に用いられる特殊接着剤です。全製品 VOCフリー対応であり、紫外線エネルギー+低温硬化(もしくは常温硬化)可能であることから、製造プロセスのエネルギー消費を抑制し、環境負荷低減に貢献します。 | |
ミクロパール AU | ミクロパール AUはプラスチック粒子の表面に金属を被覆した導電材料で、電極に接触することで導通を得ることができます。使用する金属量を純金属粉よりも50%以上減らすことができます。また、金は世界中で枯渇する懸念があり、金属量の低減は金属資源の存続に貢献します。 |
外部評価
「 2023 Global 100 Most Sustainable Corporations in the World index」
世界で最も持続性の高い企業100社で84位選出
DJSI (Dow Jones Sustainability Indices)
「 World Index 」 選定
GHG削減の「 1.5℃目標 」で
「 SBT (Science Based Targets) イニシアチブ 」の認証を再取得(2023年3月)
第3回
「ESGファイナンス・アワード・ジャパン」 環境サステナブル企業部門 銀賞受賞
地球と社会への貢献を限りないものにするために
積水化学は、自社、サプライチェーン、顧客の
すべてにおける持続可能性を追求しています。