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ゼロエミッション

積水武蔵化工では、排出する廃棄物を埋め立てや単純焼却処分するのではなく、すべて資源として活用するゼロエミッション化を推進し、2000年に実現しました。その後も廃棄物総量の削減、分別徹底等の更なる向上を目指して活動を継続しています。


また2003年からは、工場内リサイクルの一環として燃料ペレットを製造し二酸化炭素(CO2)の削減効果の大きいクリ−ンエネルギ−として供給を開始しています。こうした取り組みにより最終的には、工場で排出された廃棄物すべてを工場内でリサイクルする「環境創造型企業」を目指します。

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製品端材などの燃料ペレット化

当社で製造している粘着テープや発泡ポリエチレン製品の多くは、まずロール状に加工され、製品のサイズに切断したり打ち抜いたりされます。


製品にならない部分の発生をより小さくなるように、以前から製造効率の向上の活動を継続してきましたが、それでも端材は多く発生していました。


一方、1998年度からのゼロエミッション活動の取り組みの中で、マテリアルリサイクルによって資源を有効活用することをめざして活動を続けてきましたが、粘着テープの端材はフィルムと粘着剤が混ざり合ったもので、材質ごとに分別することは大変困難です。また、発泡ポリエチレン製品の場合も端材は重量の割に嵩が高いという問題があります。2000年に工場から出る廃棄物の100%再資源化を達成しましたが、これら端材の再資源化は焼却熱利用によるものであり、委託費用もかなりかかっていました。


そこでこれらの問題を解決するため、固形燃料であるRPF(Refuse Paper and Plastic Fuel)をつくる設備を導入し、商品化を開始しました。端材を破砕し、さらに強力に圧縮して体積を小さくしつつ粒状に加工することでRPFとしています。


廃プラスチックなどを原料としたRPFは、原料としてしっかり分別したものを使用しているので品質が安定していること、燃焼カロリーが高いことから、石炭等の化石燃料からの代替検討が進み、近年RPFが使用可能な設備も順次導入されてきています。


当社でできあがったRPFについては、水分量・比重・熱量など燃料としての品質を確保・確認した上で、これらの設備をもつ企業に出荷し、使用いただいています。

Copyright (C) 2007 SEKISUI CHEMICAL CO., LTD.