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社員インタビュー 01

Employee interview 01

開発の現場から最新の研究まで
MIの可能性に挑める
広く深いフィールドが魅力だ。

K.O.
R&Dセンター 先進技術研究所 情報科学推進センター MI推進グループ
2023年入社
基礎工学研究科 物質創成専攻

キャリア
2015〜2021年
電機メーカー プロセス開発部署
2021〜2023年
化学メーカー MI部署
2023年〜
積水化学工業

経験・スキル
プロセス開発、データ分析、計算化学

志望動機
前職の化学メーカーでもMI(マテリアルズ・インフォマティクス)に携わっていました。当社に転職した理由は、より最新のMI領域にチャレンジしたいと考えたからです。大学や他企業との共同研究など当社の積極的な取り組みは前職の時から注目していました。ワークライフバランスを大切にし、働きやすい会社だと感じたことも入社を決めた理由の一つです。

現在、どのような仕事に携わっているのですか?

MI(マテリアルズ・インフォマティクス)推進グループに所属しています。主な業務としては、研究開発の現場から提供されるデータを分析して新たな知見を見出したり、開発部門からの依頼に応じて課題解決をするための提案などを行ったりしています。現在取り組んでいるテーマの一つに、半導体向け材料における製造プロセスの最適化があります。蓄積された実験データをもとに分析を行い、プロセスの最適化や開発指針を明確化するための提案を行っています。
私は当社での経験がまだ浅いのですが、今後はさらに多様な製品の開発に携わっていきたいと思っています。また、データサイエンスを社内で広く活用してもらうための仕組みづくりや普及活動にも、今後力をいれていきたいです。

前職ではどのような開発に取り組んでいたのでしょうか?

大学院修了後、電機メーカーに入社し、太陽電池などのプロセス開発を担当しました。とあるセミナーがきっかけで機械学習への興味が湧き、社外の勉強会に参加したり、社内のデータを自分なりに分析したりしていました。その関心がさらに高まり、7年目に化学メーカーのMI部署に転職。開発部門の課題解決を支援するため、MIの開発に取り組みました。また計算化学にもゼロから挑戦し、MIと計算を組み合わせたデータ分析技術を確立。そして2年後の2023年、当社に入社しました。
入社理由は、MIを活用して、さらに新しい材料や技術の開発にチャレンジしてみたいと考えたから。MIの分野は進歩のスピードが速く、常に最新の技術に触れて、多様なパートナーと共創できる環境に飛び込んでみたいと思ったからです。当社については、大学や他社と連携するなど技術開発に対して積極的な印象があり魅力を感じていました。また、フレックスや在宅勤務などワークライフバランスの充実にも力を入れていることも入社を決めた理由の一つですね。

入社して実感する当社の特徴について教えてください。

データサイエンスに対する前向きな姿勢は当社の大きな特長だと思います。私が現在関わっているデータベース構築もそうですが、オープンな連携のもと、新しい技術に積極的にチャレンジしています。また、組織としても充実しており、私がいるセンターには、MI推進に加えて、計算科学や画像解析、評価分析など、データサイエンスの各分野に精通したグループがあり、わからないことがあれば気軽に相談するなど、日頃から密接に連携して開発を進めています。
多様なバックグラウンドや専門性を持つ人材がいることも、私が感じる魅力の一つ。データ分析のアルゴリズム開発、システム開発、材料開発の現場経験など、さまざまな強みを持つメンバーたちと力を合わせ刺激し合いながら一緒に仕事に取り組んでいます。私が所属するグループはキャリア入社のメンバーが大半であり、オープンな雰囲気ですぐ馴染むことができました。

これからどんな仕事にチャレンジしていきたいですか?

前職での開発現場の経験が、現在の業務でとても役立っています。その強みを活かして、“開発者の気持ちがわかる”MIの専門家を目指していこうと考えています。
MIの取り組みにおけるやりがいは、人の力ではわからなかったり見えなかったりするものを、データサイエンスによって解き明かす瞬間ですね。直近の目標としては、開発現場の改善や新製品の発売など、まず目に見える成果をあげたいと思っています。さらにその先は、データベース構築や実験自動化などMIの最新領域にもチャレンジしていきたい。将来的にはマネジメントや戦略立案といった業務にも興味があります。MIの先進領域で経験を積みながら、自分らしいキャリアステップを歩んでいきたいですね。当社には、それが叶えられる、広く深いフィールドがあると感じています。

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