最初に見学させていただいたのは、セキスイハイムミュージアム。ここでは、ストーリーに沿って、家の快適性やセキスイハイムの家づくりの仕組みなどを知ることができます。「安心ハイムゾーン」では、3面シアターで大地震などを疑似体験しました。
大地震など、いつ起こるかわからない災害。大切な家族を守るため、重要なのは安全な住まい。安心・快適な家は生活のベースです。
東日本大震災では全壊・半壊をあわせて40万305棟に影響があったそうで、これから起こる可能性がある複数の災害、都心での被害予測を聞きました。
セキスイハイムミュージアム見学
大切なものを守るために



「大切な人は誰ですか」とのメッセージを見ると、改めて安全な家の大切さを認識します。
続いて「快適ハイムゾーン」で、『快適エアリー』というセキスイハイムの空調システムの説明を受けました。
部屋の床面に吹き出し口があり、1台で家全体の冷房暖房・除湿もできる空調設備です。エアコンもいらないと好評らしく、日本の酷暑など苦手な人にはすごく良いシステムだと思います。お風呂上がりやヒートショックなどで亡くなる方も多いらしく、安全な家づくりを目指しているのが、わかりました。特に家全体が空気清浄されてるのもメリットだと感じました。床下の空間に換気システムが設置されていて、居室や収納スペースなどを圧迫することがないのも、スペースを効率よく使いたい人は嬉しいと思います。花粉や排気ガスなどの匂いまでも除去可能な高性能3層フィルターが使われていて、日々リラックスした暮らしを送れるのもいいですね。
最新技術を取り入れる重要性
「スマートハイムゾーン」では、住まいに関するエネルギーの仕組みとスマート設備の効果を体感しました。
セキスイハイムは太陽光発電システムや蓄電池を先駆けて搭載した住宅。また今では、家で“使うエネルギー”よりも“生み出すエネルギー”が上回る「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)」が、セキスイハイムが販売している住宅の約9割にまでなっているそうです。持続可能な社会を実現するために家が出すCO2は減らさなければならないし、スマート設備の設置には補助金なども出るそうなので、これから重要視するべき機能だと思いました。災害時も自宅で電気が供給できる(※)から、在宅避難できる選択肢があるのも、災害が起きた際には本当に有難いだろうと思いました。
※太陽光発電システムの発電量や蓄電池の充電残量が使用量や出力を上回る場合のみです。天候、季節、使用量、同時使用量(出力)によってはご利用できない機器が発生します。



生産ライン見学
モノづくりの本質を体感する

生産ライン見学では、実際に家が目の前で作られるところを見学させていただきました。
工場全体がベルトコンベアーみたいになっていて、ユニットを組み立てていくことで、実際の家ができます。だいたい一軒で必要なユニット数は11~13。平日1日で120ユニットぐらい生産しているそうで、およそ1日に10軒分の家が出来上がるそうです。工場内では組み立てロボットも活躍。順番に建屋の中で外壁をつけて、断熱材を入れ、壁やドアなども取りつけて間取りにしていきます。工場の中で作るから、先進の大型機械を導入でき、高品質・高精度な作業が安定した環境のもと、取り組めるのだそうです。


今年の4月に50周年を迎えた、このセキスイハイム蓮田工場は、国内初のセキスイハイム量産工場として誕生。今では北海道から九州まで工場は8つに増え、その礎を築いた施設と言えます。出来上がったユニットは、保管所で一定期間保管されて、1週間後ぐらいに出荷。現場で組み立てを行います。工場から家が梱包されて運ばれていくとのことで、今まで考えもしなかった組み立て方にびっくり。多くの職人さんの努力に、圧倒されました。ラインの作業の流れは、順調に行けば4時間半程度で完成。フローリングなどは現場でつけるため、工場では床下地をつけるまでを作業。工場では天井を下向きにして作業していたり、初めて見る最先端の家の製造方法に驚きました。
大事な土台の上に積み重なる技術
最後はモデル棟で実際に出来上がった家を見学。快適な玄関、屋根に取り付けられたソーラースペース、安心・安全な室内など、一戸建て住宅に対するイメージが完全に変わりました。
こうしたものづくりの現場を、間近で見させていただくのが初めてだったので、すごく楽しみでしたが予想以上でした。作業工程や素材・資材など、全てが圧巻。家の安全を守り・快適な家を作っていくことの重要性を感じました。皆さんが幸せな日々を提供していると思うと、多くの方の努力とノウハウが集結してるなと、本当に感激しました。



