トップメッセージ

 積水化学グループは「世界のひとびとのくらしと地球環境の向上に貢献する」というグループビジョンのもと、際立つ技術と品質を通じて社会課題に取り組み、環境、社会、経済の各側面のバランスをとりながら社会価値を創出する経営を目指し、事業活動を行っています。

 経済価値に、企業活動によって生じる環境・社会へのプラスとマイナスのインパクトが加味された価値、それが企業価値だという認識のもと、そのさらなる向上を目指し、中期経営計画「SHIFT2019 -Fusion-」では「Sustainable:E/S/G視点で持続可能な経営基盤構築」「Human resources:事業を支える多様な従業員が活躍」「Innovation:際立つ技術と品質を有する新製品・新事業創出」「Frontier:新分野・新エリア・新用途を開拓」「Transformation:収益力強化を推し進め強靭な事業構造を構築」に取り組んでいます。


 経済価値である事業業績につきましては、2017年度は原材料価格上昇などの影響を受けながらも、高付加価値製品の販売拡大などにより、各段階の利益で過去最高益を更新しました。また、新製品の投入、新分野の開拓、投資(M&A、出資、設備投資、研究開発)など、今後の成長に向けた取り組みも計画通りに進めることができました。中期経営計画を推し進めるうえでの核となるキーワードとして「FUSION(融合)」を掲げ、各カンパニーにある技術、事業機会、人材、その他のリソースを、カンパニーの枠を超えてグループ全体で融合させることを推し進めていますが、積水化学グループの総合力を結集したまちづくり「SEKISUI Safe & Sound Project」など期待ができる成果も発現してきています。


 一方、環境・社会に与えるインパクトを左右する、2017年度のCSR活動につきましては、SDGsにも対応する環境貢献製品の定義・貢献対象の見直し、環境負荷削減に向けた環境貢献投資枠の設定、働き方改革宣言の制定、タイ統括会社の新設によるグループ・ガバナンスの強化、設備の本質安全化活動の推進など、さまざまな施策を実施致しました。

 2017年度CSR目標に対しては、やや進捗が遅れてはおりますが、これまでに実施した施策、また18年度以降実施する施策により、今中期の目標達成を目指してまいります。


 これからの30年は変化が速く、どのようなことが起きるか極めて不透明な時代となるでしょう。しかし、人々の健全な暮らしを支える製品・サービスへのニーズは常に存在するはずです。きれいな水、きれいな空気、災害に強く清潔な家や街、健康な身体。これら「なければいけないもの」に関連する課題の解決に、際立つ技術と品質で貢献することが当社グループの使命であることも不変です。

 「人々のくらしと環境」に際立つ技術と品質で貢献するという志をいつまでも持ち続け、実行する。それが、社是“3S精神”やグループビジョンの実践であり、積水化学グループらしさです。

 今後も、私たちは「積水化学グループらしさ」を発揮して、持続可能な社会づくりに貢献してまいります。

 ステークホルダーの皆様におかれましては、今後もご支援のほど、よろしくお願い致します。