Vision 2030の実現に向けて

「サステナブルな社会の実現に向けて、LIFEの基盤を支え、“未来につづく安心”を創造する」という意志を込めた2030年までの長期ビジョン「Vision 2030」を策定しました。

理念体系における中⻑期ビジョンの位置づけ

積⽔化学グループの経営に対する理念体系は、企業活動の根底にある考え⽅や⽅針を⽰す「社是」、「社是」を受けて中⻑期でグループが⽬指す姿を⽰した「グループビジョン」、そして「グループビジョン」を実現していくための具体的な「経営戦略」によって構成されます。
当社グループは、社是、グループビジョンを受け、経営戦略の橋渡しとなる2030年に向けた指針:⻑期ビジョン「Vision 2030」、ならびに2020年度から2022年度の3ヶ年を対象期間とした中期経営計画「Drive 2022」を2020年度に策定しました。

  • 02-12

<社是〜3S 精神〜>

Service(サービス):企業活動を通じて社会的価値を創造する
Speed(スピード):積⽔を千仭の谿に決するスピードをもって市場を変⾰する
Superiority(スペリオリティ):際⽴つ技術と品質で社会からの信頼を獲得する

  • 社会:「5つのステークホルダー」(「お客様」「株主」「従業員」「取引先」「地域社会・地球環境」)をはじめとした社会全体

<グループビジョン>

積⽔化学グループは、際⽴つ技術と品質により、「住・社会のインフラ創造」と「ケミカルソリューション」のフロンティアを開拓し続け、世界のひとびとのくらしと地球環境の向上に貢献します。

理念体系の「社是」「グループビジョン」など、個々の詳しい内容については、以下のWeb サイトをご覧ください。

長期ビジョン「Vision 2030」

長期ビジョン「Vision 2030」では、「サステナブルな社会の実現に向けて、LIFEの基盤を支え、“未来に続く安心”を創造していく」ためにイノベーションを起こすという強い意志を込めたビジョンステートメントを掲げています。

「ESG 経営を中心においた革新と創造」を戦略の軸に、「製品・事業の革新による現有事業の拡大」と、「新事業基盤の創造・獲得による新たな事業の創出」を両立させ、イノベーションを起こすことで、これまで以上に社会課題解決への貢献を図っていきます。このサイクルによって2030 年には当社グループの業容そのものを倍増(売上2兆円、営業利益率10%以上)させるビジョンを描いています。

現有事業としてはレジデンシャル(住まい)、アドバンストライフライン(社会インフラ)、イノベーティブモビリティ(エレキ/移動体)、ライフサイエンス(健康・医療)の4 事業領域を設定しています。これらに加えて、新事業領域として、当社グループの際立つ技術を起点に開拓し、さらなる社会課題解決への貢献を目指します。

当社グループの「Vision 2030」実現のための長期的な戦略を実行するのは一人ひとりの従業員です。そのため、組織風土としてだけでなく、より具体的な形で従業員の意欲的な挑戦を促し積極的な支援を拡大していきます。新規投資においては、財務の健全性やリターンの確度向上に留意しつつも、2030年まで総額2 兆円を超える投資を想定しています。

  • 03-01
  • 03-02
    • 長期ビジョンの全体像
    • 長期ビジョン「Vision 2030」 ビジョンステートメント
  • 長期ビジョン「Vision 2030」についての資料は以下よりご覧ください。

ESG経営

積水化学グループのESG経営とは、「サステナブルな社会」の実現と「積水化学グループの持続的な成長」の両立を目的とし、環境や社会の課題をより戦略的に捉え、それらの解決に取り組む企業活動です。
「Vision 2030」の実現の鍵となるESG経営を実践するためには、3つの推進力「社会課題解決貢献力」「利益創出」「持続経営力」の強化に取り組みます。

  • 02-10

中期経営計画「Drive 2022」

長期ビジョン「Vision 2030」に基づいて策定した中期経営計画「Drive 2022」では、業容倍増に向け、持続可能な「成長」「改革」「仕込み」にドライブをかけることを基本方針としました。

基本戦略に据えているのは、ESG 経営を実践し持続的に企業価値を向上していくことのできる企業体制を構築すること、長期ビジョンの第一歩として「成長と改革」「長期への仕込み」「ESG基盤強化」の3つの重点課題(Drive)に取り組むこと、さらに融合施策とデジタル変革により取り組みを加速させていくことです。最終年度の2022年度には、売上高1兆2,200億円、営業利益1,100億円の達成を目指し、また、新たな重要指標に投下資本利益率(ROIC)を採用し、ROIC8.6%(約1%向上)を目指します。

<成長と改革(現有事業Drive)>

各事業領域が「社会課題解決に資する製品群、事業」を通じて成長し、3年間で売上高900億円超の増分獲得を図ります。2020年4月に組織化したデジタル変革については、積極的な投資も行い、全社を挙げて取り組みを進め、すべての業務での生産性向上を図るとともに、スピード重視で構造改革面での効果発現も期待しています。

<長期への仕込み(新事業Drive)>

「当社グループの技術の際立ち」を基点に、レジデンシャル(住まい)、アドバンストライフライン(社会インフラ)、イノベーティブモビリティ(エレキ/移動体)、ライフサイエンス(健康・医療)の4事業領域において、新事業域を創造・獲得していきます。

<ESG 基盤強化(経営基盤Drive)>

中期経営計画「Drive 2022」では、ESG 経営の基盤強化を基本戦略のひとつに掲げています。ESG 投資枠400 億円を設定し、重大インシデント(安全、品質、経理、法務・倫理、情報管理)につながるリスク軽減に向けた取り組みの強化やDX(デジタル変革)・人材・環境などに投資することで、中・長期視点での資本コストを抑制し、「持続経営力」を高めていきます。
そして、長期持続性に関するそれぞれの取り組みが、広義の「資本コスト」をどれだけ抑制できるかという視点でモニタリングします。

  • 07-04
  • 07-05
    • Drive 2022 戦略の全体像
  • 中期経営計画「Drive 2022」についての資料は以下よりご覧ください。

「持続経営⼒」について

持続経営⼒の強化に向けたKPIとしてROICを導⼊

効率性の指標としてROICを導⼊し、実質ベースで約1%の向上をねらいます。そのために、限界利益の拡⼤や⽣産性向上などにより“利益率”を向上させ、適切な資本投下や⼯場稼働率向上、在庫適正化などにより“回転率”を⾼めていきます。

資本効率向上と⻑期的な広義の資本コスト低減により、持続経営⼒を向上

ROICと長期的資本コストの差を「セキスイ・サステナブル・スプレッド(ROIC スプレッド)」と定義し、その拡⼤により持続経営⼒を向上させ、企業価値を⾼めていきます。

重⼤インシデント抑え込み、経営基盤への投資により、広義の資本コストを抑制し持続経営⼒を向上

安全・コンプライアンス・CS 品質向上の徹底により、重⼤インシデント(安全、品質、経理、法務・倫理、情報管理)の発⽣回避を図ります。また、ESG 投資枠を設定し、重⼤インシデントにつながるリスク軽減に向けたガバナンス(内部統制:安全、品質、経理、法務・倫理、情報管理、リスクマネジメント)、DX(デジタル変⾰)、環境、⼈材などへの投資を拡⼤し、長期的な資本コスト抑制に取り組み、持続経営⼒を⾼めていきます。

  • 02-11