半導体で、
新たな暮らしを開発する。
2019年新卒入社技術開発
高機能プラスチックスカンパニー
開発研究所
先端技術センター第3グループ化学系

大学院では理学系研究科に属し、人工光合成に使用する増感剤の開発に携わる。就職活動では、大学院までの学びを活かせる化学メーカーの研究職を探し、中でもプライベートを大事にしながら、充実したキャリアを築ける場として、積水化学工業を就職先に選んだ。現在は半導体に使用される次世代材料の開発に取り組んでいる。

仕事内容

身のまわりのあらゆる製品に使われている半導体。その製造に欠かせない絶縁フィルムの製造・開発に携わっています。近年、あらゆる企業が挑んでいる、高速通信化やデータ量増大にむけた半導体の性能向上。その実現には、私たちがつくる絶縁フィルムの進化が不可欠です。そのため、半導体メーカーをはじめとしたクライアントと共に、次世代を担う新たな材料を生み出すのが私のミッション。顧客折衝やチーム全体の開発管理、連携する原料メーカーや共同研究先との連携など、多岐にわたる業務を担当しながら、半導体の可能性を広げています。

1日のスケジュール

  • 8:00

    出勤

  • 8:10

    アメリカの顧客とのWEB会議現在担当しているクライアントはアメリカの企業のため、日々のやり取りはオンラインミーティングが中心です。

  • 9:30

    その日の業務管理メール対応、スケジュールチェック、派遣メンバーへの業務依頼などを行います。

  • 10:00

    打ち合わせ材料メーカーをはじめとした外部の企業との打ち合わせや、チームや部署単位での社内打ち合わせを行います。

  • 12:00

    昼休憩

  • 13:00

    実験午後は次世代材料の開発にともなう実験や分析を行い、結果をまとめていきます。

  • 15:00

    特許調査・出願案検討自社技術の権利化にむけた特許出願準備や、事業の障害となり得る競合他社特許の調査を行います。

  • 16:30

    資料作成翌日の打ち合わせで使用するための資料を作成します。

  • 18:30

    退勤

今取り組んでいる分野において、成し遂げたいことはなんですか?
半導体は、近年、驚異的な技術進化を遂げている業界です。材料に求められる性能や特性も日々変化し、多岐にわたっています。たとえば、「耐久性を維持しつつ、絶縁性を高めたい」といったお客様のニーズがあれば、使用原料やその割合、硬化方法などを見直し、実験・分析を行うことで、より優れた材料を生み出します。半導体はスマートフォンやパソコン、ゲームや生成AI等の開発にも欠かせない存在です。絶縁フィルムが進化することで、世界の技術革新をあと押しし、人々のより豊かで便利な暮らしを実現することができると信じています。
自分が「際立っている」と思う一面はどんなところだと思いますか?
自分で決めた目標を達成するための推進力です。お客様からいただいたオーダーをどんな材料や技術を使って実現するのかは、私たち次第。ベストな解を見つけ出すために、常に広く情報網を張っておくことを心がけています。お客様だけでなく、原料メーカー、他部署の有識者、部署内のメンバー、サプライチェーンのメーカーなど、いろいろな方と協力し、あらゆる方面からヒントを集め、お客様からの要望の実現に挑んでいます。
今のジブンのキャリアの転換点となった経験、エピソードを教えてください。
半導体は世界の技術発展の鍵となる存在。その認識が改めて自分ごととして確かになったのが、いま担当しているアメリカの大手半導体メーカーを訪れたときでした。はじめて工場を見学して圧倒されたのは、そのスケール感です。東京ドームの何十倍もある広大な工場で生産された、大量の半導体が世界中に運ばれていく。それを見て自分が任されている仕事の重みが、実感として湧いてきたのです。この工場見学をきっかけに、仕事に対する責任感や使命感がより一層強まりました。

SEKISUI PEOPLE’S Fund a new edge あなたにとっての“際立ち”を一言で

その人だけの、譲れないもの。
その人が一番大切にしている価値観や軸が“際立ち”であり、仕事に向かう原動力になると考えています。私の場合は、仕事もプライベートも諦めず、やりたいことにチャレンジし尽くすこと。もっと言えば、すべての人が仕事とプライベートを両立できるような世の中であってほしいという強い想いがあります。だからこそ、一人のロールモデルとなれるようなキャリアを自ら築いていきたいと思います。

仕事もプライベートも、ベストを目指せる場所です。

私が積水化学工業を選んだ理由は大きく2つでした。一つは、長く働くための制度が整っていること。もう一つは、風通しがよく、挑戦する人の背中を押してくれる風土でした。私自身、若手のうちから世界的に有名な大手クライアントを担当し、責任あるポジションを任せていただいています。ライフイベントと両立して働けるような制度も、ますます整備されてきています。あなたらしいワークライフバランスで、人生を充実させてもらえたら嬉しいです。