会社を守る。成長させる。
- コーポレート
- 法務部
法務・コンプライアンスグループ文系
大学・大学院では民法を中心に法学を専攻。企業法務の道を志し、新卒で「法務」としての採用枠がある企業を中心に就職活動する。幅広い製品や市場を通して社会に関われることに魅力を感じ、2021年、積水化学工業に入社。コーポレート法務部契約グループで3年間経験を積み、2024年にコンプライアンスグループに異動。大の愛犬家で、犬と一緒に過ごす時間を増やすために在宅勤務を選ぶ日も多い。
仕事内容
「コンプライアンス関連業務」「契約関連業務」の2つを担当しています。コンプライアンス関連業務は、当社の取り組みが各種法令やコンプライアンスを遵守しているかチェックする業務。たとえば、商品広告の文言が誇大表現になっていないか、社会的に不適切でないか、といった観点でチェックします。契約関連業務では、各事業部が手掛けるプロジェクトに伴走し、企業間で発生するさまざまな契約にあたっての契約書の作成・交渉などを担当。どちらの業務も“法”という切り口から企業活動を支え、前へ進めるための役割を担います。
1日のスケジュール
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9:00
出勤出社or在宅勤務開始。週2日程は在宅勤務を選択。スケジュールやメールを確認し、1日のタスクを整理。
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9:30
事務処理各種WFの承認・回付等。
即レスできそうなメール、チャットの返信。 -
10:00
事業部との打ち合わせ契約書に関し事業部へのヒアリング。
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11:00
事務作業契約書審査や資料の作成。
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12:00
昼休憩東京本社の食堂で昼食。
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13:00
部内打ち合わせ(契約G)先輩社員に契約書内容の報告、相談。
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15:00
部内打ち合わせ(コンプライアンスG)Eラーニングに関する打ち合わせ等、部内担当者とのすり合わせ。
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16:00
事務作業(続き)
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18:30
退勤
- 今取り組んでいる分野において、成し遂げたいことはなんですか?
- 法務には、“守り”と“攻め”の2つの側面があると考えています。私が担当しているうち、コンプライアンス関連業務は、法的トラブルやリスクを未然に防ぐための“守り”の業務。一方で契約関連業務は、法を駆使することでプロジェクトを前進させる“攻め”の業務。プロジェクトを推進する上で必要となるさまざまな契約条件等について、他社や当局への働きかけも行います。それぞれの業務で性質は大きく違いますが、どちらも“法”という絶対的な制約の中で企業活動の成果を最大化し、社会に価値を生み出すために欠かせない仕事です。企業法務の専門家として、積水化学工業が目指す未来の実現に寄与したいと思っています。
- 自分が「際立っている」と思う一面はどんなところだと思いますか?
- 従来のやり方や慣習にとらわれず、新しいものを積極的に取り入れる姿勢です。最近ではAIや自動化ツールを導入し、業務効率化に向けた取り組みを私が主導して進めています。法務部では膨大な書類を取り扱いますが、私が入社した当初は書類の管理ツールがそれぞれ分断しており、資料の検索や保管作業といった単純作業に多くの時間を費やしていました。そこで、新たなツールを導入して資料の自動保存フローを確立して業務削減への取り組みをはじめました。また、社内向けの資料作成にはSEKISUI AI Chatを活用することで、法的検討や契約条件の調整といった本来時間をかけるべき業務に集中できるようになり、法務部全体として、より質の高い仕事ができるようになりました。
- 今のジブンのキャリアの転換点となった経験、エピソードを教えてください。
- 企業法務には膨大な知識が求められます。いくら大学院まで法律を学んでいたといっても、経験の長い先輩たちと比べると、企業法務の専門家として自分は足りないところだらけだと感じています。その中でも「自分なりに価値を発揮したい、組織に貢献したい」と考えて動いたのが、先ほど話した業務効率化への取り組みでした。これからも法務としてのスキルを磨き続けていくことは、大前提。その上で自分の付加価値をどう生み出すのかを常に意識して、法務部全体に良い影響を与えられる存在でありたいと思っています。
- 一人ひとりの「ありたい姿」
- 自分はこんな存在でありたい。こんな魅力を持っていたい。同じ事業部の中、同じ職種の中でも、一人ひとりが目指す姿は少しずつ違うはず。自分の理想の姿に向かって努力していれば、次第にその人のあり方そのものが、組織の中で「際立ち」になっていくのではないでしょうか。