女性社員の活躍キャリアもプライベートも、
両方の夢を叶える。

積水化学工業では性別に関係なく、誰もが挑戦し活躍できる職場風土の醸成に取り組んでいます。ここでは開発研究職でキャリアを築き、現在は基幹職として活躍している社員にインタビューを行いました。
新製品の開発にかける想いや、基幹職としての挑戦、プライベートと仕事との両立について、お話を伺っていきます。

高機能プラスチックスカンパニー ファインケミカル製造部
ファインケミカル開発課 課長
2001年、新卒で積水化学工業に入社。製品開発部門に配属され、スマートフォンをはじめとするエレクトロニクス分野の材料に使用される微粒子関連の新製品を開発し、製品化を実現する。また当社の社会貢献事業の1つである、中高生を対象とした「化学教室プロジェクト」の立ち上げにも参画。その後、評価分析グループでの性能・品質に関する分析業務を経験し、2018年に研究所の製品開発部門に再度異動。2022年、基幹職に登用され、2024年からは現職である、液晶ディスプレイ等のエレクトロニクス分野の材料部品を扱う工場の新規部門でマネジメントに従事している。プライベートでは3人の子育てにも奮闘中。

私が実現したい未来を、基幹職として目指す。
この会社は、その夢を応援してくれる。

ご自身のキャリアについて教えてください。
入社してから約3年は開発の部署にいました。初めての部署で、製品化まで経験させてもらえたことは、自分の手掛けた製品を世に送り出せた喜びとして深く印象に残っています。その後、製品の性能や品質の向上に向けた製品分析を主とする評価分析グループに異動。高機能プラスチックスカンパニーで取り扱うさまざまな事業分野製品に関する分析業務を経て、どのような分析・検証をしたら課題が究明できるのか、製品分析で培った知見は現職の製品開発にも繋がっていると実感しています。また、思い入れのある取り組みとしては初期メンバーとして参画した「化学教室プロジェクト」。子どもたちに化学の授業を通して、ものづくりの楽しさを伝える活動を行いました。
現在は開発部門で7名の部下とともに、液晶ディスプレイ等のエレクトロニクス分野の材料部品の研究開発を行っています。
評価分析グループ部署にいた当時の様子と「化学教室プロジェクト」の様子
左:評価分析グループ部署にいた当時の様子 /
右:「化学教室プロジェクト」の様子
基幹職を目指そうと思ったターニングポイントはありましたか?
明確な時期は設けていませんでしたが、以前から基幹職のもつ役割には関心がありました。ただその前に、入社当時からの「新製品で世の中の生活をより良くしたい」という想いの実現に向け、子育てが落ち着いたタイミングで製品開発部門への異動を目指しました。異動が叶い、製品の開発に携わることの喜びを改めて実感。その後はリーダーとして、新たな製品開発に取り組みたいと思い、基幹職登用に挑戦することを決断しました。この決断に至るまでには、家族の支えはもちろん、当時の上司からのサポートも大きな力となりました。
プライベートとはどのように両立していますか?
自分がどうしたいか、これを考えることが大事だと感じています。私にとって、上司とのキャリア面談が転機となりました。仕事だけでなく、家庭での私の状況や希望も聞き、一緒に今後のキャリアを考えてくれました。この機会があったからこそ、基幹職として働くことと、3人の子育てとの両立を具体的に描くことができたように思います。他にも、子育て関連の休暇制度や補助等、会社からサポートを受けることができました。一例として、ファミリー休暇という有給休暇とは別に子どもの運動会や授業参観などの日に休める制度や、育児・教育に使える特別な補助があります。会社としても、子育て家庭を応援してくれているように感じています。

部署を超えた
横断プロジェクトを発足。
工場の製品製造にかかわる
部門全体で、
生産能力向上を目指しました。

基幹職になってから、特に印象に残っている仕事はありますか?
現在の工場 製造部に異動してすぐに取り組んだ、部署横断のプロジェクトです。私が任されたのは、製品の売上拡大を目的として、開発品の工場移管スピードの加速や品質の向上を目指す新しい部門。まずは担当製品や他部門の理解を深めるためにも、生産技術や品質管理、製造といった他部門の基幹職の皆さんに、工場の状況や各部門で抱えている問題点などを伺いました。その上で、部門間の連携を一層強化するために、一つのチームとして工場全体の意識を高めるような仕組みを作ることにしました。
具体的にはどんな仕組みを作られたのですか?
統括リーダーと各課からリーダーを選任し、部門を超えたメンバー主導のプロジェクトを発足しました。具体的に行ったのは、部門間の情報共有を徹底するため、リーダーとプロジェクトメンバーが集まる定期ミーティング。併せて、組織連携力UPと課題抽出、解決力向上を目的として、普段は研究施設に勤務する開発メンバーの、工場に行く頻度を増やしました。各部門の専門性が高いからこそ、現場で直接行うやりとりを増やすこと、製造過程や製品を直接見て深い議論をし、総合的に判断する機会を作ることは特に大事だと考えました。
互いの課に対する理解が深まったことで、個々人の専門知識や技術の習得にもつながり、プロジェクト開始からわずか数か月で品質向上に関わる要因解明が進むなど、如実に効果が現れはじめました。なにより良かったのは、課を跨いだプロジェクトにより、メンバー全体に「自分ゴト化」の意識が生まれたこと。部門で仕事を切り分けるのではなく、「より良い製品にするためには何が必要か?」など、新しいことも積極的に提案し、プロジェクト一丸となってチャレンジするという姿勢を頼もしく感じています。
リーダーミーティングの様子
今後、基幹職として取り組みたいことはありますか?
今以上に働きやすい環境を整えていきたいです。メンバーの中には子どもがいる方もいますし、突発的なお休みは誰もが起こり得るので、どんな状況でも対応できるような体制を整えられたらと思っています。個人ではなくチームで仕事を回せるように、日常的な情報共有の徹底や新しい仕組みづくりを行っていきたいです。

やりたいこと、積水化学工業で全部叶えましょう。

最後に、求職者の皆さんへのメッセージをお願いします。
積水化学工業には、社員の意思を尊重して、応援してくれる風土があります。希望する部署への異動や基幹職へのキャリアアップ、子育て等のプライベートとの両立。この会社は、「私のありたい姿」に共感し、支えてくれる仲間がいます。他にも海外留学の支援や、経験のない仕事に挑戦できるグループ内人材公募制度など、一人ひとりがやりたいことを実現できるチャンスが揃っています。一人の先輩社員として、あなたがこの会社でやりたいことを叶えて、ともに活躍できることを楽しみにしています。