中期計画
中期経営計画の中でCS品質に関する方針を定めています
中期計画の実践CS品質中期計画(2017~2019年度)の取り組み
中期計画(2017~2019年度)の実績外部損失費は2016年度比で減少
CS品質中期計画の最終年度となった2019年度は、重要品質問題※1が1件発生しました。なお、新製品※2についての重要品質問題は、今年度新たな発生はありません。外部損失費※3は2016年度比で減少となりました。今後、重要品質問題ゼロを達成するため、「開発ガイドライン」および「日常管理ガイドライン」をベースとしたサプライチェーン全体での品質管理活動を推進します。また、グループ全体の品質保証システムの強化と変更点・変化点の管理、不具合の未然防止による品質リスク低減活動の展開によって、外部損失費のさらなる削減を目指します。
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※1重要品質問題:「製品・技術・サービスの品質」に関し、緊急に根本解決を図らなければ、お客様・社会・積水化学グループに対し重大な損害を与える問題。
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※2新製品:新分野・新技術の開発品で、カンパニーが選定した難易度の高い製品。
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※3外部損失費:製品に関するクレーム対応の費用。
製造の基盤力強化品質マネジメントシステムの再構築
ISO9001:2015改正版への認証移行を進めるうえで、プロセスアプローチの活動強化が必要となりました。そこで、品質マネジメントシステムを構成する各プロセスの管理フローが一目で分かる「SPMC(セキスイ・プロセス・マネジメント・チャート)」と名付けた積水化学グループオリジナルのシートを考案しました。SPMCは、日常管理のチェック、是正処置、内部監査、品質教育等に効果的に活用できます。2019年度は、この運用レベルが把握できるような基準を定め、各製造現場での評価を開始しました。その結果に基づき、SPMCの理解・浸透を促し、運用レベルを向上させる取り組みを継続推進していきます。
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魅力品質の磨き上げ魅力品質選定制度を開催
「CS品質経営の取り組みロードマップ」に従い、2019年度に第5回となる魅力品質選定制度を開催しました。2019年度の魅力品質選定制度では、従来の評価軸を変更するとともに、運営面でも見直しを行いました。2019年度の魅力品質選定制度では、8商品がエントリーし、4商品が受賞しました。
- 詳細については「魅力ある製品・サービスづくり」で後述
重要品質問題に関するデータ
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重要品質問題の発生件数
指標 | 算定方法 |
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重要品質問題 | 商品・サービスの品質に関し、緊急に根本解決を図らなければ、お客様・社会・積水化学グループに対し重大な損害を与え、社会的信頼が失墜すると品質保証責任者が検討・判断し、コーポレートまたはカンパニープレジデントが決定した問題をいい、次の項目を含む 1) 商品リコールなど、社会に対し重大な影響(損害)を与える問題 2) すべての対人重要保安問題およびカンパニーが重要と認めた対物重要保安問題 3) 商品・サービスの品質に関するコンプライアンス上(関連法規遵守等)の問題 4) お客様に多額の損害を与える問題 |
外部損失費に関するデータ
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外部損失費
指標 算定方法 外部損失費 製品に関するクレーム対応の費用