品質の向上

事故・不良、廃棄物、クレームの3つのゼロを追求しています

マネジメント・アプローチ

基本的な考え方品質を支えるのは現場でのモノづくり

積水化学グループは、品質を支えるのは現場でのモノづくりであると認識し、2006年度から生産活動の革新に注力しています。品質の不備は、クレームへの対応や廃棄物の増加といったロス・ムダ…つまりコストにつながるという考えのもと、「事故・不良ゼロ、廃棄物ゼロ、クレームゼロ」という「3つのゼロ」に取り組んでいます。

  • 4-021

品質保証体系事業特性に応じた体制を各部門で整備

製品の品質管理について、製造からお客様が使用されるまでのプロセス全般にわたる体制を整えています。各部門で品質保証体系を構築し、各工程で標準を重視した日常管理を推進しています。また、製品の開発や改良にさいしては、品質保証・安全等の観点から審査しています。
この仕組みは、グループ会社に対しても、グループ規則「品質管理規則」として展開しています。

  • 4-022

品質に関する3つのガイドラインの制定開発から販売まで一貫したガイドラインによる品質管理

積水化学グループでは、開発~製造~販売というバリューチェーン全体で一貫した品質管理を行い、そのレベルの向上を図ることを目的として「品質保証力強化のための開発ガイドライン」「日常管理の進め方に関するガイドライン」「契約・仕様書に関するガイドライン」という3つのガイドラインを制定・発行しています。
「品質保証力強化のための開発ガイドライン」は、商品化後に起こりうる品質リスクを事前に予測することで、基盤品質に関わる問題の発生を未然に防ぐことをねらいとしています。「日常管理の進め方に関するガイドライン」は、開発の後工程となる製造部門が実行すべき日常の管理の基本的指針をまとめています。
「契約・仕様書に関するガイドライン」は、製品販売において、拡大補償発生リスクを削減することを目的として制定・発行しています。

  • 製品に不具合があった場合に、当該製品の返品・交換だけではなく、顧客が加工・施工・使用した製品・施工物・対象物、および関係する損害についても補償が求められること。
  • 4-023

品質不正の防止品質管理に関する社内調査を実施

2017年から2018年にかけて品質管理に関する不正が国内で多発したことに鑑み、積水化学ではこの教訓を他山の石としないために、全グループの全製品について品質データの不正や無資格者による検査などが行われていないことを確認するための社内調査を実施しました。その結果、監査員の認定、公的認証、品質に係る瑕疵について、違反や不正につながる恐れのある事案がないことを確認しています。
2019年度は、2020年度スタートの新たなCS品質中期計画から、さらにデータ改ざん防止を徹底するための体制づくり、仕組みづくりを進めました。また、積水メディカル(株)では、アメリカの品質認証(FDA)を2019年度に初めて取得しました。
今後も積水化学グループは、品質保証力を強化することを目的に、お客様との仕様の取り決めの遵守やコンプライアンス意識の再徹底を図るとともに、検査の信頼性と透明性の確保を通じて不正が発生する余地を撲滅するため、品質管理に関する社内調査を継続して実施してまいります。

製品安全製品の安全に関する法令および自主規制の遵守

積水化学グループでは、製品の安全に関する法令に違反する事例が内部で確認または外部から指摘された場合には、その事実を迅速に情報開示し、原因究明や再発防止に努めることとしています。これは、グループ各社が自主的に定めた製品安全の基準に違反した場合も同様です。

2019年度、製品の安全に関する各種法令および自主的な規制の違反事例はありませんでした。

製品情報表示とラベリング製品情報表示に関する法令および社内規定の遵守

積水化学グループでは、製品の品質や安全性に関する情報表示について、関連する法令および社内規定の遵守を徹底しています。開発段階で法令、製品情報表示のチェック項目を設定し確認しています。
2019年度は、品質および安全性に関する製品情報表示およびラベリングに関する違反事例はありませんでした。

設計・開発セミナー開発未然防止セミナーとDRレビューア育成セミナーを開催

2013年度から、品質問題の未然防止をテーマに、効果的で効率的な未然防止手法を習得することを目的とした「開発未然防止セミナー」と、DRを行う者のスキルアップをねらいとした「DRレビューア育成セミナー」を開催しています。
2019年度は、開発中のテーマにおける「事例検討会」を武蔵工場と山梨積水で開催し、従来の製品との変更点に着目して品質リスクを予測・抽出することが重要であることを再認識しました。これらのセミナーは2020年度も継続して開催していきます。

  • DR:Design Review(デザイン・レビュー)
  • 4-036
  • 4-037
    • 開発未然防止セミナー
    • DRレビューア育成セミナー

QC検定QC検定の取得

品質知識レベルを測るために「QC検定」を有効に活用しており、取得者は2019年度末で4,600人を超えました。

  • (一財)日本規格協会、(一財)日本科学技術連盟が実施し、(一社)日本品質管理学会が認定する検定。
  • 数値はQC検定1級から3級までの資格保有者の合計。

グローバル規模での「グループ改善活動毎年1回、グループ改善活動の表彰・発表会を開催

「グループ改善活動」は、各職場で従業員が少人数のグループをつくり、品質や生産性の改善、業務効率化等の各種課題や、方針管理に基づく各種テーマに取り組む活動で、50年以上の活動実績があります。生産会社を中心に国内外の多くの事業所が取り組んでおり、毎年1月に日本、アメリカ、中国、欧州、アジア・オセアニアの代表グループによる発表会を開催することで相互研鑚を図っています。2020年1月に開催した第54回「積水化学グループ改善活動発表会」では、国内外の代表全14グループ(国内10、海外4)による発表が行われました。大会当日の様子は事前に希望した事業所18ヶ所にリアルタイム配信されました。参加者からは、「すべてのグループを通じて改善に向かうストーリーやロジックが分かりやすくまとめられていたため、専門知識のない人でも集中して聴くことができた。」「自分たちの小集団活動にも取り入れるべき内容が多々あった。」といった意見が多く寄せられ、改善活動への理解を深める貴重な機会となりました。

賞名 事業所 グループ名
金賞 積水化学工業(株)多賀工場 KFC
銀賞 セキスイファミエス近畿(株) 近畿CS・品質保証部
銅賞 積水メディカル(株)岩手工場 やまねこ
  • ※グループ改善活動:
    1966年に始まったQC(品質管理)サークル活動をルーツに、その後、小集団活動を経て現在に至る取り組み。
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改善活動発表会に参加した代表者

パフォーマンス・データ

品質マネジメントシステム第三者認証取得事業所

その他のデータ

  2016年度 2017年度 2018年度 2019年度
開発未然防止セミナー参加者数(累計人数) 302 418 502 555
DRレビューア育成セミナー参加者数(累計人数) 166 259 283 296
製造部門管理者階層別研修参加者数(累計人数) 2,252 2,768 3,174 3,348
  2016年度 2017年度 2018年度 2019年度
QC検定取得者数(人) 4,103 4,228 4,337 4,626