環境貢献に取り組む「人づくり」として世界各国で自然環境の保全活動を展開しています

マネジメント・アプローチ

基本的な考え方自然環境の保全を推進

積水化学グループでは、「SEKISUI環境サステナブルビジョン2030」で掲げている「“生物多様性が保全された地球”の実現」に向け、自然環境の保全を推進しています。それに基づき、従業員による自然保護活動を世界各地で展開しています。従業員による自然保護活動は、ビジョンの実現と活動の推進に必要な組織の強化や、環境活動推進力の高い人材の育成のために有効であると位置づけています。2013年度からは、全事業所全従業員参加を目標とした「SEKISUI環境ウィーク」を開始し、事業所主体の活動も地域と連携した活動へとレベルアップさせるなど、さらなる活動の広がりを図っています。

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主な取り組み

積水化学グループの取り組みタイでのマングローブ植林活動や海洋プラスチックごみの回収活動

積水化学グループは、タイのマングローブ生態系の再生・維持と地域貢献のため、マングローブ植林活動を実施しています。9回目の実施となる2019年度は、バンコク南東のチョンブリ県で行い、タイに事業所を置く積水化学グループの12 の事業所などの従業員とその家族や、現地の植林活動関係者など、177 名もの多くの人が参加しました。

当日は、活動前の開会式で、タイ国内閣府国家経済社会開発委員長や、タイ国海洋・沿岸資源局のマングローブ保護責任者から、参加者に対して、マングローブ生態系の地球環境における重要性とマングローブ植林活動を行う意義やプラスチックごみの問題などについて、貴重な話をいただきました。その後、植林場所に移動し、ぬかるみに足を取られながら2,000 本のマングローブの苗を植林しました。

また、海より打ち上げられた多くのプラスチックや空き瓶などの回収も行いました。

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  • マングローブを植樹する従業員とその家族

  • マングローブ植林活動の参加者

住宅販社による森林保全活動里山保全、森づくり活動

2019 年度においても、住宅販社で里山保全や森づくり活動など、さまざまな環境保全活動を実施しています。

里山保全活動(東京セキスイハイムグループ/筑波山麓の里山)

2019 年4 月、東京セキスイハイムグループは筑波山麓の里山でNPO法人つくば環境フォーラムの協力を得て、霞ケ浦の水源涵養につながる取り組みとして雑木林の保全活動を行いました。参加した従業員はNPOの指導によりササ刈り等の整備活動を行い、人の手によって明るい里山の環境が保全されることを学びました。また、田植え前の田んぼでアカガエルの卵やタイコウチなどの水生昆虫を観察し、里山が多様な生命を育む場であることをあらためて実感しました。
体験を通じて都市と里山の繋がりを考え、今後も地域社会に貢献できる活動を継続していきます。

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雑木林の保全活動(ササ刈り)

里山の生きもの観察と環境学習

なお、2019年度においても、東京セキスイハイムグループだけでなく、セキスイハイム各社で環境保全活動に取り組んでいます。

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  • 北海道セキスイハイムグループ
    白旗山保全活動(札幌市)

  • セキスイハイム東北グループ
    海岸林の再生・植樹活動(宮城県山元町)

  • セキスイハイム中部グループ
    東山の里山保全活動(名古屋市)

  • セキスイハイム近畿グループ
    鹿背山保全活動(木津川市)

  • セキスイハイム中四国グループ
    操山の里山保全活動(岡山市)

  • セキスイハイム九州グループ
    棚田の里山保全活動(うきは市)

地域社会における森づくり活動(セキスイハイム近畿(株)/和歌山県日高川町)

セキスイハイム近畿(株) の和歌山支店は、2019年1月に和歌山県および日高川町と5年間の森林保全・管理協定を結び、「セキスイハイムの森・和歌山」においてセキスイファミエス近畿(株)の和歌山支店と協同で森林保全活動に取り組んでいます。
2019年は5月と11月に活動を実施し、コナラやウバメガシ(紀州備長炭の原木)などの郷土樹種の苗木(約500本)を植樹しました。地域社会の一員として地元の自然環境の保全に貢献するとともに、活動を通じて従業員の環境意識の向上に取り組んでいきます。

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  • 森林保全・管理協定の調印式(2019年1月31日)

  • 植栽や下刈りなどを実施

地域社会との協働グループ事業所での取り組み

近隣地域の自然環境を地域社会と協働して保全しようと、グループ事業所ではさまざまな環境保全活動を実施しています。地域における環境問題は多種多様ですが、2019 年度においても企業市民として解決の一助になれるよう取り組んでいます。

宍道湖周辺のクリーンアップ活動(積水成型工業(株)・出雲工場/出雲市)

ラムサール条約湿地に登録されている中海・宍道湖の沿岸5市が連携して主催する一斉清掃活動に、毎年従業員と家族で参加しています。

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新町川の外来水草除去活動(四国積水工業(株)/西条市)

地元のNPO法人西条自然学校と協働して、年に4回新町川で繁殖しているコカナダモやオオカワジシャなどの外来種の水草を除去し、在来種のエビモなどを保全しています。

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京都「仙の森」里山保全活動(積水化学工業(株)・滋賀水口工場/甲賀市)

京都府南山城村の高地にある童仙房エリアで、従業員やOBが地域住民と協力して雑木林の整備や遊歩道づくりなどを実施し、里山の保全に取り組んでいます。

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次世代への環境体験学習セキスイこども自然塾

積水化学グループは、地域社会と協力して、次世代に自然環境の保全の大切さを伝えるための取り組みを行っています。

「九州積水こども自然塾」(九州積水工業(株)/神埼市)

近隣地域の千代田東部小学校と連携して、2019 年11 月に場内にあるビオトープ「ふる里の森」に2年生児童を招き、生きもの観察会「九州積水こども自然塾」を開催しました。

従業員による社内組織「ビオトープ委員会」が中心となって観察会のプログラムづくりから当日の運営を行います。観察会では講師の指導のもと、委員会メンバーがグループリーダーとして、生きものの不思議や身近な自然の大切さを子ども達に伝えます。子ども達はカナヘビやアマガエル、カブトムシの幼虫などを発見し、体験を通じて身近に多様な生きものが生息していることを学習しました。

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ビオトープ「ふる里の森」での生きもの観察会開催の様子

  • 積水化学グループでは、1997年度から従業員の環境教育として研修「積水化学自然塾」を開催し、自然保護活動のリーダーを育成しています。

二反田川の生きもの観察と水質調査(セキスイハイム工業(株)・関東事業所/笠間市)

近隣の小学校、笠間市立みなみ学園義務教育学校の課外授業として、事業所周辺の二反田川(涸沼川の支流)で、従業員が5年生の児童と水生昆虫の観察や水質調査(パックテスト)を行っています。

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  • 課外授業の様子