事業の特性を活かしたプログラムで、次世代育成に取り組んでいます

マネジメント・アプローチ

基本的な考え方子どもたちが健やかに成長できる地域社会づくりに貢献

次代を担う子どもたちが健やかに成長できる社会を目指し、小中高生を対象に事業を活かした育成プログラムを提供しています。当社の従業員による“住まいと環境”学習プログラム、化学教室等の出張授業、自然に学ぶ研究活動への支援・助成等、さまざまな活動を行っています。

主な取り組み

住宅カンパニーの取り組み“住まいと環境”学習プログラム

住宅カンパニーでは、従業員が持つ、住まいと環境の知見を学校の授業で役立ててもらう「“住まいと環境”学習プログラム」を2007年度から実施しています。これは、積水化学グループの従業員が学校の先生と共同で進める新しい形の授業です。住宅の役割や暮らしにともなう環境負荷について学び、グループディスカッションを通じて住居の間取りなどを考えるとともに、模型を使って環境に配慮した家づくりを体験できるように工夫しています。2019年度は、関東・関西・中部・九州の各エリアで、中学校・高校を対象に17校で実施しました。授業を受けた生徒からは「将来自分が家を建てる時にはデザイン性や使いやすさだけを優先するのではなく、環境や安全を第一に考えた家に住みたいと思った」「もともと建築関係の仕事に興味はあったが、今回の授業でさらに興味を持った」などの声が寄せられました。また、先生からは、「視覚教材を使用した事前授業に続いて、模型キット組み立てという体験学習を行うため、生徒が高い関心を持って取り組んでくれる。まさに、文科省が進めているアクティブラーニングだと思う」といった意見をいただいています。2019年度は1,907人の生徒が授業に参加しています。

  • 9-025

住宅模型キットを組み立てている様子

高機能プラスチックスカンパニーの取り組み化学教室プロジェクト

高機能プラスチックスカンパニーでは、2008 年度から中学生を対象とした「実験主体の支援授業」を実施しています。この授業では、自ら手を挙げた水無瀬事業所のメンバーが中学校の先生と一緒に授業のプログラムを作成し、面白いだけではない「単元と連動した分かりやすい授業」の提供に取り組んでいます。また、当社製品を使った小学生対象の「子ども化学実験教室」も実施しています。2019 年度は、延べ2,783 人の小中学生に化学の楽しさや有用性を体感してもらいました。

また、2019 年度は初めて高校生向けのプログラムを作成して、山形県立酒田光陵高校で授業を行いました。合成高分子化合物の性質がその化学構造から発現していることを生徒に体感させたいという先生の希望に合うよう、当社製品の水溶性プラスチックであるポリビニルアルコールなどを用い生徒の理解が深まる様工夫しました。

より多くの子どもたちに化学への興味や関心を持ってもらえるよう、今後も活動を継続していく予定です。

  • 9-091
  • 9-112
  • 実験の様子

  • 従業員による授業の説明

高機能プラスチックスカンパニーの取り組み子ども科学教室

積水化学工業(株)滋賀水口工場では、地域の活性化、子どもたちの成長支援を目的とし、地元甲賀市の小学生を対象とした「チャレンジ!子ども科学教室」を開催しています。

この活動は、従業員の家族などを対象に限定的に2009年から毎年開催していましたが、2016年度からは、より多くの子どもたちに科学の奥深さや実験の面白さを体感してもらおうと、滋賀県甲賀市の福祉事業団体(日本労働者協同組合連合会 センター事業団)と連携し、団体が主催する学童イベントに出展しています。

学童イベントへの出展が、4回目となる2019年度は、「見て・触って化学を楽しむ!」をコンセプトに、「手で持てる不思議な水Ooho(オウホウ)を作ろう!」という実験を実施しました。乳酸カルシウム水溶液にアルギン酸ナトリウム水溶液を浸すと、架橋反応が起こり、表面にゲル化した膜が張ることで、手で持てるようになるという化学実験です。子どもたちから驚きの歓声があがるとともに、たくさんの質問を受け、好評でした。

スタッフとして参加した従業員は、どのようにすれば誰でも簡単に実験内容がわかる説明ができるかを試行錯誤し、物質を構成する分子から実際の架橋反応までイラストを豊富に使って説明しました。従業員からは、このように異なる世代とのコミュニケーションを通して、「達成感や満足感に繋がった」との感想が多くあがっていました。

今後もさらに内容を充実させて、参加した子ども達に化学に興味をもってもらえるような学習支援を継続していきたいと考えています。

  • 9-092
  • 9-113
  • イラストを使いながら子どもたちにもわかりやすく説明

  • 不思議な水Ooho(オウホウ)を作る実験の様子

積水メディカル(株)の取り組み理科教室

積水メディカル(株)では、行動指針の一つである社会貢献活動の一環として、2016年度から検査薬の工場・研究所がある茨城県龍ケ崎市の中学校で「理科教室」を実施しています。2013年度までに延べ2,238名(うち、2019年度は216人)に対して授業を行ってきました。

2019年度は、中学3年生を対象に「生物の設計書“DNA の秘密を探ろう”」という教科書からの発展授業プログラムを行いました。このプログラムでは、実際に学生のみなさんにブロッコリーからDNAを抽出し肉眼で確認してもらうとともに、医療と社会とのつながりの大切さを理解してもらいました。また、授業の終わりには、講師より「なぜ積水メディカルに入社したのか」を話す時間を設けキャリア教育を意識した活動を行いました。

積水メディカル(株)では、今後もこの活動を継続していく予定です。

  • 9-093
  • 9-114
  • 従業員が講師になって説明

  • 従業員のアドバイスを聞きながら実験を進めている様子

環境・ライフラインカンパニーの取り組み理科授業

四国積水工業(株)では、隣接する中学校の1 年生を対象に「身の回りの物質」をテーマとした理科授業を実施しています。これは、子どもたちの「理科離れ」が進んでいることに対し「少しでも科学への興味関心を高めてもらえるようプロの力を貸してほしい」という地元中学校からの依頼に応える形で、2009 年度より実施しています。

2019 年度は、西条市立西中学校の中学1年生(49 名)に授業と工場見学を実施しました。中学1 年で学習する「身の回りの物質」に沿ったプラスチックについての講義・実験のあと、工場見学では、製造ラインを近くで見ながらプラスチックの原料や製品にも触れるなど、モノづくりの現場を体感してもらいました。

次世代の子どもたちにモノづくりに対する興味関心を高めてもらうため、今後も活動を継続していきます。

  • 9-094
  • 9-115
  • 工場見学の様子

  • 従業員が実験手順をアドバイスしている様子

積水化学の取り組み 環境関連の絵画コンクールを通じて、次世代の環境教育を推進

積水化学工業(株)は、次世代の環境教育を推進する取り組みの1つとして、2019 年度に「第23 回全国小中学校児童・生徒環境絵画コンクール」を支援しました。これは、全国小中学校環境教育研究会が主催している絵画コンクールで、「子どもたち一人ひとりが、自ら環境問題と向き合い、取り組むきっかけづくりとしたい」という想いのもと、全国の小中学生を対象に開催されました。2019 年度の絵画のテーマは、『みんなでつくろう持続可能な社会』『みんなで守ろう豊かな自然』でした。

当社もこのコンクールの想いに賛同し、「積水化学特別賞」として入選者に賞を授与しました。

  • 全国小中学校環境教育研究会

「積水化学特別賞」入選者の絵

  • 小学校の部
    埼玉県 さとえ学園小学校
    6年 伊藤 哲平さん

  • 中学校の部
    神奈川県 洗足学園中学校
    3年 佐藤 美鈴さん

入選した絵は以下のページからもご覧いただけます。
第23 回全国小中学校児童・生徒環境絵画コンクール 入賞作品

  • http://kankyokyoiku.jp/activity/553/