環境中期計画「SEKISUI環境サステナブルプランAccelerate(2017-2019)」

環境中期計画「SEKISUI環境サステナブルプランAccelerate」(2017-2019)の重要実施項目の目標

  • 環境貢献製品の売上高比:60%以上
  • 温室効果ガス排出量削減:6%以上(2013年度比)
  • 水資源の維持:水使用量3%以上削減(2016年度比)、COD総量3%以上削減(2016年度比)
  • 「SEKISUI環境ウィーク」:全事業所・従業員参加
  • 統合指標「SEKISUI環境サステナブルインデックス」での進捗把握:自然資本へのリターン90%以上
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長期ビジョンからバックキャスティングした第2段階の環境中期計画の推進

2017 年度からは、2019 年度までの3 ヶ年計画で環境中期計画を策定し、推進しています。この環境中期計画「SEKISUI 環境サステナブルプランAccelerate」では、その名前の通り、環境長期ビジョンで描いた2030 年のあるべき姿に向かって、各取り組み内容を加速させています。
特に重点的に取り組む項目は、温室効果ガスの削減と環境貢献製品の拡大です。2015 年に開催されたCOP21において採択された「パリ協定」では、各国が国家レベルでのCO2 排出削減目標を約束しており、日本は「2030 年までに2013 年度比で26% 削減」を目標としています。積水化学グループとしても、日本企業としてその責任を果たすべく、国家目標と同等以上の削減目標を掲げて意欲的に取り組んでいきたいと考えています。
温室効果ガスの削減に関しては、環境中期計画では、さらなる事業拡大を目指している中、事業活動における温室効果ガスの排出量を総量で6% 削減という目標を掲げています。この目標達成を着実なものにしていくため、3年間で120億円規模(売上高の0.3%に相当)の環境貢献投資枠を設定し、積極的な設備投資を推進しています。
環境貢献製品に関しては、今環境中期計画より、環境貢献製品の認定対象を自然環境にとどまらず、人的資本や社会資本をも包含する社会環境に対しても枠組みを広げて貢献度の拡大を目指していきます。積水化学グループが目指しているのは「人々のくらし」と「地球環境」の向上であり、「人々のくらし」の向上には「福祉と健康の促進」や「強靭なインフラの確保」「地球環境」の向上には「気候変動の緩和と対応」など、2015 年に国連が採択した「SDGs(持続可能な開発目標)」で示されている課題の解決が必須となります。課題解決に大きな力を発揮する製品やサービスを創出し、環境貢献製品の市場拡大をさらに加速させていきたいと考えています。

  • COP21:第21回国連気候変動枠組条約締約国会議

環境中期計画に対する2018年度の実績

環境中期計画における2018年度の実績を以下に示します。

環境貢献製品の市場拡大と創出

    • 売上高比率
      2018年度目標55%以上
      56.3%で目標達成
    • 新規登録件数:
      2018年度目標10件
      2018年度新規登録 18件で目標達成

<要因分析>

2017年度には環境貢献製品の定義を拡充し、社会環境に対する貢献を再認識し、多様な視点での登録を開始しています。2018年度は、目標を上回る新規登録となり、売上高比率目標も達成しました。
国内におけるZEH仕様住宅の拡大や、グローバルで展開しているメディカル事業における医薬、創薬支援貢献の価値を再確認したことによる新規登録によって環境貢献製品の売上は拡大しています。

<2017年度までの環境中期計画での変化、検討事項>

2006年度から開始した環境貢献製品の認定制度において、2010年からは環境貢献製品の売上高比率をKPIとして設定していましたが、これまで次のような改定を行い、環境貢献製品の新規創出と市場拡大を推進してきました。

2016年度までの変化

  • 創エネ、生物多様性保全といった切り口の貢献を基準に追加
  • エリア貢献の考え方を導入
  • 防災・減災などの課題解決における貢献も評価対象として検討

2017年度以降の変化

  • 従来枠組みの環境貢献製品を自然環境貢献製品とし、新規に社会環境課題を解決する製品を社会環境貢献製品として定義を拡充

<環境貢献製品による貢献効果の定量化>

環境貢献製品による貢献の見える化のために、LCIA評価によって製品・事業の環境価値(自然資本へのリターン、貢献度)を被害算定金額で表すLIME2手法によって算出を行っています。2018年度には環境貢献製品売上高の75%相当の製品による環境価値を把握しました。

自然環境のみならず、人的・社会資本など社会環境に関する解決に関しても「自然資本」への貢献と考えて、自然資本のリターンに貢献できる製品の拡大を推進していきます。
さらに見える化した製品・事業の環境価値(貢献度)を活用して情報公開を行い、社会に対して啓発を行っていくとともに、事業にもフィードバックできる活動を強化していきます。

環境負荷の低減

  • GHG排出量:
    2018年度目標 4%以上削減(2013年度ベンチマークより)
    2.3%削減で目標未達成
  • 省エネルギー:
    2018年度目標 エネルギー使用量生産量原単位2%削減(2016年度ベンチマークより)
    3.7%削減(国内8.2%削減、海外+2.4%増加)で目標達成

<要因分析>

  • M&A、生産量増加によるGHG排出量の増加分を削減活動でカバーできず

今後は国内外事業所での省エネ活動を強化、老朽設備の更新促進、自家消費型太陽光発電設備の導入を促進していくことで削減量を拡大していきたいと考えています。

  • 廃棄物発生量:
    2018 年度目標 生産量原単位2%以上削減(2016 年度ベンチマークより)
    3.3%増加(国内1.9%増加、海外8.0%増加)で目標未達成

<要因分析>

    • 国内:
      生産量増加、製品構成差、高機能化に伴う複合製品の増加で悪
     
    • 海外:
      高機能プラスチックスカンパニーの海外事業所の高機能化製品増加
     

今後は、リサイクル技術開発、再生・再使用のスキーム確立、端材再資源化や海外事業所のゼロエミッション活動推進により、さらなる廃棄物削減に取り組んでいきます。

自然環境の保全

SEKISUI環境ウィーク

  • 2018年度目標 従業員参加率95%
    従業員参加率88.1%で目標未達成

<要因分析>

  • 個人活動の推奨不十分

今後は、全員参加好事例の水平展開を行うとともに、個人活動の事例紹介と周知等を実施し、事業所主催のイベント、個人活動ともに全員参加意識の浸透を図っていきます。


環境中期計画「SEKISUI環境サステナブルプランAccelerate」(2017-2019年度)

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取り組み項目 対象 指標 中期目標
(2017~2019)
2018年度目標 2018年度実績 評価


























統合指標による進捗管理 90%以上 87%以上 92.8%
環境貢献製品の市場拡大と創出 環境貢献製品の創出 30件 10件 自然環境貢献製品 3件登録
社会環境貢献製品 15件登録
環境貢献製品の売上拡大 60%以上 55% 56.3%(6,463億円)
環境負荷の低減 GHG排出量削減 ▲6%以上(2013年度実績比) ▲4%以上(2013年度実績比) ▲2.3% ×
エネルギー削減 ▲3%以上(2016年度実績比) ▲2%以上(2016年度実績比) ▲3.7%(国内▲8.2%、海外+2.4%)
廃棄物削減 生産量に対する廃棄物発生量削減 ▲3%以上(2016年度実績比) ▲2%以上(2016年度実績比) +3.3%(国内+1.9%、海外+8.0%) ×
オフィスにおける資源使用量削減 ▲3%以上(2016年度実績比) ▲2%以上(2016年度実績比) +1.4% ×
新築現場における廃棄物発生量削減 ▲10%以上(2016年度実績比) ▲5%以上(2016年度実績比) +1.7% ×
水資源の維持 ▲3%以上(2016年度実績比) ▲2%以上(2016年度実績比) +3.0%(国内▲1.1%、海外+15.1%) ×
▲3%以上(2016年度実績比) ▲2%以上(2016年度実績比) +20.7% ×
化学物質影響の低減 ▲3%以上(2016年度実績比) ▲2%以上(2016年度実績比) +7.1% ×
自然環境の保全 SEKISUI環境ウィーク 100% 95% 88.1% ×
事業所内緑地の質向上 +5ポイント(2016年度実績比) +3ポイント(2016年度実績比) +4.3ポイント
5事業所 3事業所 評価基準案に伴い、
事業所評価試行
×
住宅販社での森林保全活動 7販社 7販社 7販社
地域と連携した自主活動 50%以上 50%以上 55.3%
5件 5件 7件
環境人材の育成 環境人材の教育 国内:+20点(2017年度実績比) 国内:+10点(2017年度実績比) 国内:+5点(44点)
海外:北米ベンチマーク把握(50点)
×

※ 人材指標運用開始時期を2017年度としたため、基準年は2017年度に変更