化学物質管理

適正管理や排出削減を通じて環境への影響を低減します

マネジメント・アプローチ

基本的な考え方適正管理や排出削減を通じて環境への影響を低減します

化学物質は、人々の生活を便利にする一方で、環境や人体に有害な影響を与えるものがあります。適正に管理し、製品安全や労働安全、環境影響に配慮することが企業の重要な責務です。
積水化学グループでは、製品環境影響評価制度※1やグリーン調達制度※2を運用するとともに、自主目標を定めて化学物質の排出・移動量の削減に1999年度から取り組んでいます。また、法律などの制度改定への対応のため、定期的に規制すべき化学物質を見直しています。

  • ※ 1 製品環境影響評価制度
    :製品開発において、資源採取から製造、使用、廃棄、輸送などすべての段階を通じて環境影響を評価する制度。
  • ※ 2 グリーン調達制度
    :製品の原材料や部品などを調達する際、環境への負担が少ないものから優先的に選択する制度。
  • 3-056
主な取り組み

VOC排出の抑制VOCの大気排出量は2016年度比7.1%増加

VOC排出量の3%以上削減(2016年度比)という中期目標に対し、2018年度の国内排出量は、2016年度比7.1%増加でした。
増加した理由は、溶剤を使用する粘着テープ製造部門において、生産量が増加したことによります。

大気・水質汚染の防止法規制を踏まえて排気ガス、排水の管理を徹底

積水化学グループでは、排気ガスや排水に関わる種々の設備に対し、法令や条例規制値を遵守しています。また、定期点検など適切な維持管理を通じて汚染物質の排出抑制に努めています。

土壌調査全ての計画事業所の調査を終了

事業所敷地内の土壌汚染状況を把握するために自主調査計画を策定し、継続的な調査を実施してきましたが、2011年度までに全ての計画事業所の調査を終了しました。2012年度以降も、工場閉鎖時など必要に応じて調査を実施しています。2018年度は、土壌調査を必要とする状況はありませんでした。

PCB含有機器の処理・保管およびフロン類使用機器の管理法令に則した適正な処理・保管を実施

PCBを含有する変圧器やコンデンサについて、PCB処理施設での受け入れが可能になった事業所から順次、処理しています。保管中のPCB含有設備については、保管庫の施錠、定期点検など厳重管理を徹底しています。
フロン類使用機器については、フロン排出抑制法(改正フロン法)に基づき、定期点検などの遵法事項の周知と管理を徹底しています。

緊急時対応環境に影響がある不測の事態に備えて訓練を実施

各事業所では、緊急事態が発生したときの環境汚染の予防および拡大防止のため、事業所の特性に合わせて、さまざまなケースを想定した緊急時の処置・通報訓練を年1回以上の頻度で実施しています。2018年度の主な訓練の実施実績は、以下のとおりです。

  • 緊急時の処置・通報訓練

    • 3-057
    想定した緊急事態 訓練回数
    油などの漏洩・流出 41
    溶剤などの大気放出 0
    火災発生 35
    地震発生 16
    緊急通報訓練 7
    総合防災訓練 32
    その他設備災害対応 11
パフォーマンス・データ

PRTR法に基づく集計結果(集計対象事業所の取扱量1トン以上の物質について集計)

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(トン)
物質名 政令告示番号 取扱量 排出量 移動量 無害化
大気 公共水域 場内土壌 場内埋立 下水道 廃棄物処分 廃棄物再資源化
アクリル酸及びその水溶性塩 [4] 15.9 0 0 0 0 0 0 1.6 14
アクリル酸n-ブチル [7] 230.9 0.27 0 0 0 0 0 1.8 229
アクリロニトリル [9] 468.3 3.7 0 0 0 0 0 0.008 465
アセトアルデヒド [12] 260.3 0.19 0 0 0 0 0 0 260
アセトニトリル [13] 90.1 7.2 0 0 0 0 0 83 0
2,2'-アゾビスイソブチロニトリル [16] 5.5 0 0 0 0 0 0 0 5.5
アンチモンおよびその化合物 [31] 11.5 0 0 0 0 0 0 1.2 0
イソブチルアルデヒド [35] 175.3 1.8 0 0 0 0 0 0 173
2-エチルヘキサン酸 [51] 6,617.50 0 0 0 0 0 0 5.6 6,608
エチルベンゼン [53] 2.1 2.1 0 0 0 0 0 0 0
ε-カプロラクタム [76] 55.4 0 0.018 0 0 0 0 0 55
キシレン [80] 37.1 2.3 0 0 0 0 0 0.0061 35
塩化ビニル [特定94] 107,244.10 4 0.12 0 0 0 0 0 107,240
クロロホルム [127] 7.8 0.42 0 0 0 0 0 4.4 0.8
酢酸ビニル [134] 58.5 4.6 0 0 0 0 0 4.0 50
無機シアン化合物(錯塩及びシアン酸塩を除く) [144] 61.6 0 0 0 0 0 0 0 62
シクロヘキシルアミン [154] 9.3 0.52 0 0 0 0 0 0 8.7
塩化メチレン [186] 202 2.6 0 0 0 0 0 0 199
ジビニルベンゼン [202] 2 0 0 0 0 0 0 0 2
2,6-ジ-t-ブチル-4-クレゾール [207] 62.4 0 0 0 0 0 0 0 62
N,N-ジメチルアセトアミド [213] 4 0.016 0 0 0 2.5 0 1.5 0
有機スズ化合物 [239] 133.5 0 0 0 0 0 0 0.67 0
スチレン [240] 1,470.50 33 0 0 0 0 0 0.011 776
テレフタル酸 [270] 80.2 0 0 0 0 0 0 0 80
n-ドデシルアルコール [273] 23.2 0 0 0 0 0 0 0 23
1,2,4-トリメチルベンゼン [296] 1.4 1.4 0 0 0 0 0 0 0
トリレンジイソシアネート [298] 9.6 0 0 0 0 0 0 0 0
トルエン [300] 818.2 337 0 0 0 0 0 42 396
鉛化合物 [特定305] 560.5 0 0 0 0 0 0.069 2.5 59
フェノール [349] 23.4 0.0021 0 0 0 0 0 0.038 21
フタル酸ビス(2-エチルヘキシル) [355] 1,019.90 0 0 0 0 0 0 1.5 0
n-ヘキサン [392] 299.9 226 0 0 0 0 0 11 63
ポリ(オキシエチレン)=アルキル=エーテル(C=12~15及びその混合物) [407] 2.8 0 0 0 0 0 0 0 0
ホルムアルデヒド [特定411] 16.3 0.0093 0 0 0 0 0 0 16
マンガン及びその化合物 [412] 7 0 0 0 0 0 0 7 0
メタクリル酸 [415] 224.5 1.3 0 0 0 0 0 0.005 223
メタクリル酸メチル [420] 154.4 1.4 0 0 0 0 0 0 153
メチルナフタレン [438] 7 0.034 0 0 0 0 0 0 6.9
メチレンビス(4,1-フェニレン)=ジイソシアネート [448] 1,455.40 0 0 0 0 0 5.0 0.17 1,429
  121,929.0 630 0.14 0 0 2.5 5 168 118,716
指標 算定方法
化学物質取扱量 PRTR法対象物質取扱量
国内生産事業所・研究所を対象
化学物質排出・移動量 PRTR法対象物質の排出・移動量
排出量=大気への排出量+公共水域への排出量+場内土壌への排出量+場内埋立量
移動量=下水道への移動量+廃棄物としての移動量
国内生産事業所・研究所を対象
化学物質無害化量 PRTR法対象物質の無害化量
無害化量=反応消費量+燃焼等による消費量
国内生産事業所・研究所を対象
  • 3-059
  • 3-060
  • 化学物質の排出・移動量の推移(PRTR法)/国内

    指標 算定方法
    化学物質排出・移動量 PRTR法対象物質の排出・移動量
    排出量=大気への排出量+公共水域への排出量+場内土壌への排出量+場内埋立量 移動量=下水道への移動量+廃棄物としての移動量
    国内生産事業所・研究所を対象
  • 揮発性有機化合物(VOC)の大気排出量の推移/国内

    指標 算定方法
    VOC排出量 PRTR法対象物質及び日本化学工業協会PRTR法対象物質のうち揮発性有機化合物(VOC)の大気排出量
  • 3-061
  • 3-062
  • 3-063
  • NOx排出量の推移/国内

    指標 算定方法
    NOx排出量 排出量=Σ(年間排ガス風量×NOx濃度×46/22.4)
  • SOx排出量の推移/国内

    指標 算定方法
    SOx排出量 排出量=Σ(年間SOxの量×64/22.4)
  • ばいじん排出量の推移/国内

    • 精度向上のため過去にさかのぼり数値を見直しています。
    指標 算定方法
    ばいじん排出量 排出量=Σ(年間排ガス風量×ばいじん濃度)