未来はすぐに変わらない。
地道なトライを
続けることで、
新しい未来は開かれる。
2017年新卒入社研究・製品開発
住宅カンパニー
開発統括部 住宅開発部ハイム開発室
外壁・開口グループ機械系

学生時代は機械システム工学を専攻し、摩擦を研究。しかし、仕事では身近で目に見える製品に携わりたいと考え、BtoCメーカーを中心に就職活動を行う。積水化学工業は、衣食住の“住”を扱っており、さらにカンパニーを横断してスケールの大きな仕事ができると感じて入社。4年間、生産工場に勤務した後、現職へ。趣味はジャグリングで、難しい技でも粘り強く練習し、できるようになる過程に楽しさを見出している。

仕事内容

中核事業の一つである、セキスイハイムの住宅。その外壁周りの設計開発をしています。外壁は“家の顔”とも言える重要な要素であり、暮らしを守る“鎧”でもあります。そのため、デザイン性はもちろん、その美しさを長く保つことができるのか、災害などを耐え抜く強度や耐久性は十分にあるか、といった性能も非常に大切です。住宅は簡単には建て直せません。だからこそ、デザインと性能を両立した外壁の開発を心がけています。また、近年は原材料の高騰に伴い、高品質で低コストな部材の研究なども大きなミッションです。

1日のスケジュール

  • 9:30

    出勤

  • 9:40

    一般管理業務前日までに届いていたメールやお問い合わせなどへの対応をします。

  • 10:00

    新規製品の検討新規外壁の設計バリエーションの検討。また、太陽光発電システムや換気扇といった外壁に取り付けられる設備が新しくなるとタイルの割付も変わるので、その都度検証します。

  • 12:00

    昼休憩部署の先輩と一緒に社員食堂でランチをします。

  • 13:00

    打ち合わせ各業務の進捗を上司とすり合わせ。困りごとがあればこの打ち合わせで相談しています。

  • 16:00

    試作内容検討新しい製品をつくる際には、協業しているメーカーと試作品の内容などを検討します。

  • 19:00

    退勤

今取り組んでいる分野において、成し遂げたいことはなんですか?
新しいデザインの外壁を製品化することが、私の目標です。製品化するためには、性能を検証するだけでなく、大量生産に向けた生産ラインへの影響や建設時の施工のしやすさの検証もしなければいけません。幅広い知識が必要になるため、私は先輩や上司、他部署の方など、いろいろな人の意見を普段から取り入れることを意識しています。いつか自分が考えた外壁の住宅が街に建ち、その前を通ったときに「この外壁は自分が生み出したんだよ」と家族に自慢したい。それこそが、BtoCメーカーの醍醐味だと思っています。
自分が「際立っている」と思う一面はどんなところだと思いますか?
地道に根気強くトライする姿勢です。この仕事は、他部署の人たちをはじめ、部材の製造メーカーや加工メーカーなど、実に多くの人が関わっています。その方々をまとめ上げ、同じ目標に向かって業務を進めていくことは簡単ではなく、少しの意識のズレが大きなミスにつながることもあります。だからこそ目的を明確にして、一人ひとりとしっかりと議論し、全員が納得した上で仕事に取り組むことが大切です。目標を達成するために、粘り強く努力し続けられることは、私の強みだと考えています。
今のジブンのキャリアの転換点となった経験、エピソードを教えてください。
入社4年目、生産工場で新規外壁の量産化に携わったことです。その外壁は従来よりも厚みがあり、模様の彫り込みが深いデザインで、既存の生産方法では対応できないものでした。私は事前に何度も試作、検証を重ねていたのですが、いざ量産してみると不具合が多発してしまったのです。そこで当時の製造部長や技術部長と毎週のように打ち合わせし、不具合を一つひとつ解決していきました。その結果、3ヶ月かけて良品率を既存製品同等にすることができました。地道にトライすることの大切さを実感した出来事です。

SEKISUI PEOPLE’S Fund a new edge あなたにとっての“際立ち”を一言で

高い目標に向かって、改善を繰り返す。
改善には3つのステップがあると考えています。まずは、現状をよく知ること。次に、問題点を見つけ出すこと。そして、改善策を生み出すこと。これらを続けられるかどうかが、何よりも大切です。今の状況に満足することなく、この3つを高いレベルで繰り返すことで、世の中が前に進んでいく。そう思っています。

世の中を、進化させよう。

積水化学工業は、世の中にないものを生み出そうという意欲で溢れています。そのため、新製品を開発する際も、年次やポジションに関係なく、全員がアイデアを持ち寄ります。そして、それぞれのアイデアをみんなで議論し、高め合っていく。だからこそ、思いもよらない新しい製品が次々と生まれていくのだと思います。皆さんもぜひ、自分の意見をどんどん発信して、一緒に積水化学工業を、世の中を、進化させましょう。