HOME > 積水化学をもっと知る > 積水化学のDNAと製品 > 詳細 > S-LECフィルム

積水化学のDNAと製品 積水化学65年のあゆみ

合わせガラス用中間膜 S-LECフィルム

世界中の自動車や建築物のガラスに波及 合わせガラス用中間膜 S-LECフィルム

S-LECフィルム

割れても飛び散らない安全ガラスの秘密は「中間膜」にあった

ポリビニルブチラール(以下PVB)を原料とする中間膜は、第2次世界大戦中の1935年に米国で開発された。ガラスの間に中間膜を挟んで貼り合わせる合わせガラスは、割れても飛び散らず衝撃に強いため、自動車の安全性を高めることから、欧米でフロントガラスへの採用が義務化されると、自動車生産量の増加に伴ってその需要は急拡大をみせた。積水化学では、旧日本窒素より譲り受けたPVBの用途として中間膜に着目、その国産化を目指して、会社設立間もない1951年には既に大阪工場と尼崎工場で調査研究を開始していた。しかし、技術的な課題は多く、1955年に大阪工場で組織された新研究陣のもと、製法についてさまざまなアプローチが重ねられ、ようやく1956年の春には基礎実験も進展し、サンプルの試作開始にこぎつけることができた。

安全ガラス装着~法制化への長い取り組み

その後も、研究陣が実験と討論を継続した結果、独自の材料技術、微粒子技術などによって品質は著しく向上し、日、英、仏、独での特許成立に至った。1959年に積水化学での事業化が決定。当初は主に輸出車向きの製造を開始した。1975年頃から輸出自動車の生産量増加に伴う需要の伸びに応じて、さらなる品質向上と生産技術開発に取り組み、その間、将来的な国内の安全ガラス装着法制化に向けて、供給体制の確立にも注力した。そしてついに、1987年、国内生産開始から27年を経て、日本での合わせガラス法制化が施行されると、大幅にその需要は拡大し、積水化学を代表するグローバル製品へと成長していく。
現在、積水化学の中間膜は安全性だけでなく、遮音性、遮熱性などのさまざまな機能が付加され、フロントガラスからサイド、リア、サンルーフへと進出、世界の自動車市場で大きなシェアを占めている。また、建築用の需要も拡がっており、高層ビル用の安全ガラスや着色した装飾ガラスなど、時代と共にその用途も進化している。

HISTORY

1927年 米国で硝酸セルロース自動車用中間膜が登場
1938年 フロントガラスの合わせガラス法制化。その後、耐久性のあるPVB樹脂が普及
1951年 中間膜の調査研究を開始
1952年 PVB中間膜試験に通産省補助金支給
1958年 PVB中間膜の試験生産開始
1959年 積水化学にて事業化決定
1964年 米国で法改正。フロントガラスにPVB中間膜の合わせガラス採用が義務化
1987年 日本での法制化により需要が大幅拡大

ページトップへ