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【Column】「オリンピックを経験して、メンタルも技術も成長した」体験を糧に前進/早田ひな

November 26, 2021

「オリンピックを経験して、メンタルも技術も成長した」体験を糧に前進/早田ひな|SEKISUI×SPORTS「挑戦のTASUKI」|積水化学工業株式会社

成長の実感は、前向きに進むための一番の栄養になります。
努力した分、しっかり自分の力になっている。

そのサイクルが早ければ早いほど、人は喜びを感じるものです。
それは日々勝負を繰り返すアスリートなら、なおさらです。


2021年、10月。東京五輪を終えた
早田ひな選手は、卓球アジア選手権に参加。
団体、ミックスダブルスで優勝を飾り迎えた女子シングルス決勝。
早田選手はシンユビン選手(韓国)をゲームカウント3-1で撃破。
アジア選手権では日本勢として、74年の枝野とみえ選手以来47年ぶりとなる、
三冠の快挙を達成しました。

さらに直前のWTTスターコンテンダー ドーハ(9月20日~25日)でも、
女子シングルスとミックスダブルス優勝で二冠。
2大会連続でタイトルを勝ち取る、大進撃を見せています。

好調の理由を彼女は、こう語ります。
「オリンピックを経験したことで、メンタル的にも技術的にも少し成長して挑めたから、結果につながったんだと思います」

今年は、彼女にとって大きな成長のターニングポイントとなりました。


大切なものを得た東京オリンピック

例えば、中学一年生で海外に移住する。
大人からすれば、それはとてつもない挑戦です。


でも、それは理屈で考えた時の話。
確固たる決意と夢、そして情熱さえあれば、
場合によってそれは、
自然と巡ってきた“挑戦の時”なのかもしれません。


プロテニスプレーヤーの内山靖崇選手。
世界ランキング最高位はシングルス78位。
国別対抗戦『デビスカップ』などでも日本代表として活躍する、
日本トップクラスのテニスプレーヤーです。

現役ながら、自身で『Uchiyama Cup』を主催するなど、
選手のみに留まらない活動を行う内山選手。
その飽くなき探求心は、どこから湧いてくるのか。
挑戦とは「自分にとって生きがい」と語る彼に、その原点を伺いました。


大切なものを得た東京オリンピック

2021年夏、行われた東京オリンピック2020。
躍進を遂げた日本代表卓球チーム。
早田選手も大会出場を目指しましたが、
熾烈な代表権争いの末、リザーブでの参加となりました。

「オリンピックを経験して、メンタルも技術も成長した」体験を糧に前進/早田ひな|SEKISUI×SPORTS「挑戦のTASUKI」|積水化学工業株式会社

ライバルとして戦ってきた仲間たちが目の前で躍動している姿を見て、
悔しくないはずがありません。
しかし、彼女はそれさえも前向きに捉えています。

「会場を自分の目で見て、自分の肌で感じることができた東京オリンピックでした。出たいという気持ちはありましたが、リザーブで関われたことが本当に良かった。テレビではなく、目の前で体験できたこと。実力で4番手(リザーブ)でしたが、幼いころから見ていた舞台に参加できて、貴重な期間になりました」

実際に相手選手も、いつもプロツアーに
参加している選手とあまり変わりはありません。
ただ、選手一人ひとりの表情は、いつもと違う。
苦しさ・嬉しさ・悔しさなど様々な感情を垣間見たのが、
自身にとって大きかったと言います。

「所々で起きているいろんな感情も、オリンピックにかける想い。各選手がこのオリンピックに向けて練習を積み重ね、意志を持って参加しているのを感じました。いつものプロツアーとみんな表情が違って、おとなしい選手が見たことないぐらい咆えていたり、やっぱりオリンピックは大切なものなんだなって感じました」


経験をすぐ、成長の糧に

五輪経験後、海外のツアーに参加して、続けて2連勝。
加速度的に成長を遂げる早田選手。
その好調の要因を彼女は「夏の経験があったから」だと話します。

「オリンピックを経験して、メンタルも技術も成長した」体験を糧に前進/早田ひな|SEKISUI×SPORTS「挑戦のTASUKI」|積水化学工業株式会社
五輪後の大会ですぐに結果を出した早田選手

「オリンピックが終わり、自身のやらなければいけないことが、明確になりました。次のオリンピックの切符を勝ち取るために修正しなければならない課題を、大会以降はこなしてきたので、それが良くなって全体的なプレーの精度があがったのかも知れません」

経験したことをすぐ結果に繋げられる。
アスリートとして、これほど手応えを実感できる瞬間はありません。

「トップレベルの試合で、相手選手のレベルが高くなると、練習してきた内容をうまく出すことなく終わる場合も多い。その中でも、一球やってみようというチャレンジ精神を持てたこと。挑戦してみようという気持ちで、試合に臨めたのが良かったと思います」

その失敗を恐れず戦う勇気は、
次のパリ大会までのモチベーションにつながります。

「次回オリンピックまでに一つひとつの壁を乗り越えて、目の前の試合を戦った先にパリオリンピックがあると思っています。それまでは、一つひとつの試合を大事にしていきたい。一つの大会で成長して、また次で成長でする。そうやって、自分の卓球の幅を広げていくのが大事なので、その中でも少しでも成長できたらと思います」

自信を深めた早田選手の挑戦は、
これからもより大きく、広がっていきます。


「オリンピックを経験して、メンタルも技術も成長した」体験を糧に前進/早田ひな|SEKISUI×SPORTS「挑戦のTASUKI」|積水化学工業株式会社