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【Talk Session】内山靖崇×セキスイハイム蓮田工場従業員
座談会

「プロとしてベストを尽くすため、
リラックスできる空間を大切に」

August 4, 2022

「プロとしてベストを尽くすため、リラックスできる空間を大切に」内山靖崇×セキスイハイム蓮田工場従業員座談会

日本代表プロテニスプレーヤーの内山靖崇選手が、積水化学グループのセキスイハイム蓮田工場を見学。その後、従業員の方々と座談会を行いました。家づくりのプロの技、そこに宿る精神に触れて感じた想いとは。そして従業員からは、気になる遠征先での食事事情や試合前に聞く音楽なども伺いました。

家という夢の実現に取り組むプロの作業姿が
とてもかっこ良く感じた

──内山選手からセキスイハイム蓮田工場見学の感想を簡単に教えてください。

内山:一言で言うと、圧巻でした。ものづくりの現場を間近で見学させていただいたのが初めてでしたし、完成した家しか見たことがなかったので、工場で80%以上を生産する家の作り方に驚きました。家を買われる方はみなさん、家族との幸せや快適に過ごしていくことをイメージしていると思います。そういった夢の実現を、たくさんの方々が真剣に関わって作り上げていくのは、本当に素晴らしい仕事だと強く感じました。家を建てたいなと思いましたね(笑)

──内山選手は生産ライン見学の間も質問されていましたが、印象に残ったスポットやポイントはありましたか?

内山:全部興味深かったですが、家の構造体をロボットで組み立てているところは印象に残っていますね。また、間取りの必要に応じて柱をなくしてしまうことができる工夫や強さにも驚きました。そして、作っている皆さんのプロとして作業されている姿が、ものすごくかっこ良く感じました。新しい発見が多すぎて、家づくりにとても興味が湧きました。

大事なのは自分がその日にできる
ベストを尽くすこと

──試合前日は緊張されますか?

内山:めちゃめちゃします。いまだに試合前日も当日も緊張しています。だいたい月曜日からトーナメントが始まるので、土曜日の夕方に対戦表が出るんですが、その時も誰と当たるんだろうという緊張があります(笑)
でも、それは真剣な証でありネガティブなことだとは全く思っていません。緊張しなくなったら、逆にまずいと思っています。

例えば自分の120%のベストプレーを出そうと思うと、試合中にうまくいかなかった時、落ち込みますよね。「なんでこんなにうまくいかないんだろう」って。だから、試合中は「その日にできるベストを尽くそう」と思っています。その日出せるベストが、自分がベストコンディション時の70%かもしれない。でも、その時の100%を目指してやればいい。
そうすれば、緊張から来るメンタルのグラつきで落胆することは、少なくなると考えています。

「プロとしてベストを尽くすため、リラックスできる空間を大切に」内山靖崇×セキスイハイム蓮田工場従業員座談会

内山:結果で過程の良し悪しを決めるのは良くないと思っています。テニスの場合は特に
自分が良いパフォーマンスをしても、相手がもっと良かったら負ける時もある。逆に自分が悪くても、相手がもっと悪かったら勝てる時もあるわけです。

だから、負けた試合の中でもいいプレーっていうのは沢山ある。勝った試合の中でも悪いプレーはいくつもあると思います。

大事なのは、自分がその日、その瞬間に出せるベストを尽くすこと。勝っても負けても、自分がさらに成長するために、しっかりその日のプレーに目を向けて次に繋げる。それが大切だと思っています。

──海外に遠征されている時、休みの日はどうやってリラックスしていますか?

内山:(日本にいる時と)そこまで変わらないかもしれないです。外に遊びに行く選手もいますが、僕はそのタイプではないので、買い物に出るくらい。あとは部屋にいて、体を休めます。漫画も読みますし、Youtubeを見たりもします。近くのカフェで、のんびりしたりとか。みなさんと、変わらないと思いますよ(笑)

増田コーチ:ディズニーワールドのすぐそばの会場だった時も、遊びには行かないんですよね。休むことも仕事だから。

内山:その先数日間の練習のしんどさを考えてしまうんですよね。ここは休んでおかないとって(笑)

心を落ち着かせたい

──今まで戦った相手の中で1番すごいと思う選手は誰ですか?

内山:今、19歳でトップ10に入っている、アルカラス選手と去年のウィンブルドンで対戦したんです。勝てそうになって、ファイナルセットの5セット目、3-2の状態で、先にブレイクしたところまでいきました。

当時アルカラス選手は18歳で、有望株として注目されていたのですが、ショットのすごさは当然ながら、『18歳でここまで成熟した選手がいるのか』と思いました。

彼は、多分、芝のコートでの試合経験が全くなかったはずです。その中で、すでに4時間ぐらい試合していて、しかも先にリードされている状況。18歳の若者であれば、メンタルがぐらついてもおかしくない場面でした。でも、そこからさらに一段階レベルが上がって、逆転されてしまったんです。

テニスがうまいのは勿論ですが、メンタル面でそこまで成熟していることにびっくりしましたね。そうしたら、今年はもうトップ10まで行ってしまった。ナダルやジョコビッチにも今年勝っていますし、ズベレフやトップ3の選手にも勝っている。「やっぱりか」という印象です。

──プロの選手は一日どのくらい練習なさいますか?

増田コーチ:追い込み期間か試合間の調整中かなど、期間によって変わりますね。追い込んでいるときは、午前と午後に練習する。その後、トレーニングを行います。
普段は多くても午前・午後で1時間ずつ。
試合前日だと、午前中は練習して、午後は休む。体調の疲れを残さないように、試合に向けて調整する感覚です。

あとは体のケアです。
近代のスポーツはアスリート化しているんですよね。動きのパフォーマンスが非常に上がってきている。昔はテニスも木のラケットで、プレー自体もゆっくりした速度でしたが、今はとてもハイスピードになっています。
ですから、パフォーマンスで体が壊れないようにトレーニングを施す。
ただ長い時間練習する訳ではないですね。一般の方は「そんなに短いのか」と驚かく方もいらっしゃいますね。

内山:できないです。そんなに長く(笑)。休むことも重要なので。

「プロとしてベストを尽くすため、リラックスできる空間を大切に」内山靖崇×セキスイハイム蓮田工場従業員座談会

──試合前に食べるものや聞く曲を教えてください。

内山:毎週違う街や国に行くので、ご飯で「絶対にコレ!」と決めているものはないですね。ただ、僕はコーヒーが好きなので、試合前に飲める環境であれば飲んで心を落ち着かせます。日本食レストランに行ける環境なら、試合前日に味噌汁を飲んで心を落ち着かせるようにしています。

音楽に関しては、気持ちを高めて試合に入ると、高まりすぎて空回りすることがありました。だから逆に、今は落ち着く曲を聴いています。King Gnuのバラードを聞いたりしますよ。試合になったら勝手にテンションが上がるので、バランス良く。年齢を重ねて、経験を積んだ証拠かもしれないですね。

──住むならどんな家に住みたいですか?

増田コーチ:僕は機能的で快適な空間がすごく欲しい。一戸建てに対して少しネガティブなイメージも持っていたのですが、今回一掃されました。こんなに快適なのかと。絶対(一戸建ての家を)建てたいなと思いました(笑)

内山:海外に行くと毎日ホテル暮らしなので、広々とした落ち着いた空間の家に住みたいですね。快適エアリーにすごく興味が湧きました(笑)。工場見学をさせていただいたり、 従業員の皆さんとこうしてお話させていただいたりすることは、視野が広がるので本当に感謝しています。本日は、貴重な機会を設けていただいて、ありがとうございました。

どんな環境でも、常にベストを出すことは難しいものです。日々努力を積み重ね、その時点でのベストを目指す。そのために大切なのは、心を落ち着けて、十分な休息をとること。
参考になる貴重な座談会となりました。
世界各地を飛び回り、プロテニスプレーヤーとして活躍を続ける内山選手。そんな彼が求めるのは、リラックスできる空間でした。内山選手のようなプロアスリートを支える住まい、家族のより快適な暮らしを実現するため、セキスイハイムはこれからも理想の住まいづくりを目指して努力を続けます。

「プロとしてベストを尽くすため、リラックスできる空間を大切に」内山靖崇×セキスイハイム蓮田工場従業員座談会