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【Talk Session】内山靖崇×積水化学グループ従業員
座談会「挑戦の息吹」後編

「テニスも企業も、世界ナンバーワンを目指す共通の想いを感じている」

April 7, 2022

「具体的なイメージを持って取り組めば、現実の自分を超えられる」内山靖崇×積水化学グループ従業員 座談会「挑戦の息吹」後編

テニス日本代表プロテニスプレーヤーの内山靖崇選手。現在29歳の彼と同世代の積水化学グループを若手従業員たち。今後を担う存在となる彼らにとって、挑戦する意味とは。成長するために、重要視することは何なのか。それぞれが抱く想いの中で、スポーツでも企業でも共通する学びはどこにあるのか。座談会形式で、彼らの声を聞きました。

【Profile】

  • 内山靖崇(うちやま やすたか)
    プロテニスプレーヤー。2020年4月から積水化学工業所属。1992年8月5日。北海道札幌市出身。テニスを7歳で始め、19歳でプロへ。世界ランク最高位はシングルス78位。デビスカップ日本代表。2021年には自身の名を冠した国内大会『Uchiyama Cup』を開催。
  • 和久井 大介(わくい だいすけ)
    東京セキスイハイム(株)埼玉営業本部 埼玉支店。2011年入社。新築住宅営業。打ち合わせのセッション前などに、最大限できるだけの準備をしっかりするのがモットー。バスケットボール、水泳などスポーツ全般が好き。
  • 桑田 健嗣(くわた けんじ)
    積水化学工業(株)環境・ライフラインカンパニー 西日本支店 建築営業部。建築資材(樹脂管材)営業。ホテルやマンションなど建設時に使用される建築資材(管材)について、従来配管(鉄・鋼管)から弊社品(高性能樹脂管)への切替を提案。
  • 玉川 智一(たまがわ ともかず)
    積水化学工業(株)高機能プラスチックスカンパニー 滋賀水口工場。電子部品固定材料の開発・技術サービス。主にスマートフォンやスマートウォッチに使われる接着材の開発と量産化などを担当し、生産を安定させるべく環境整備に注力。テニス経験者。
「テニスも企業も、世界ナンバーワンを目指す共通の想いを感じている」内山靖崇×積水化学グループ従業員 座談会「挑戦の息吹」後編

目標達成のためには「どれくらい自分を信じられるか」が鍵

――目標達成・挑戦の成果で感じた喜びや達成感について教えていただけますか。逆に思い通りに進まなかった苦しみ、それをどう乗り越えたのか。経験から得た教訓でも結構です。

内山:テニスの場合は年間の半分以上海外に滞在していて、その中で試合があります。なかなか勝てない期間が続くと、目指している方向性があっているのか、不安にもなる。その上では、「どれくらい自分を信じられるか」が鍵ですね。試合中に迷いも生じますが、腹をくくる、たとえ間違っていたとしてもやり切る。それが大事だと思っています。

それで、なんとか試合に1度勝てば“このためにやってきたんだ”と思うぐらい、達成感がある。準備期間は辛い時もありますが、目標を見失わずに頑張れるかが重要だと思います。僕の場合はゴールがどこか決まっていないので、常に自分の限界への挑戦。満足したらそこまでで終了なので、常に“昨日の自分を超えたい”想いで毎日のトレーニングに取り組んでいます。

「テニスも企業も、世界ナンバーワンを目指す共通の想いを感じている」内山靖崇×積水化学グループ従業員 座談会「挑戦の息吹」後編

和久井:達成感については、新築の住宅営業だと毎回、個人の方から契約いただくのが仕事なので、比較的、明解ですね。ただ、お客様の考え方や判断基準は十人十色なだけに、「この人は何を気にしているのか」などは常に考えています。そうやって想像しながら話を進めるので、自分に任せてもらえた時が、やはり一番達成感は強いですね。

根性論になってしまうかもしれませんが、それなりに悩みを抱えることも多い。でも、困難は乗り越えられる力のある人にしか降ってこないと前向きに捉えて、毎日進むしかないと考えて対応しています。

桑田:少し苦しんだ話になりますが、入社1年目・2年目の頃は仕事の流れがわからず、右も左もわからない中でとにかく現場に飛び込んでいく仕事の仕方でした。カタログの知識しかない僕らは、現場の方にコテンパンにされて…。現場営業に行くのが憂鬱で営業車で時間をつぶしたこともありました(苦笑)。

ただ、勇気を出して飛び込んで営業していくと、お客さんによって懸念するポイントや傾向もわかる。じゃあ、次に何を持っていけば、向こうの要望に答えられるのかなど考えられるようになりました。それは経験から得た教訓だと思います。

成果を出すことよりも日々課題をクリアする

――内山選手から皆さんに聞きたいことなどないですか?

内山:僕もですが、仕事でもスポーツでも1回成果を出した後は、周りの期待が高まると思います。2回目、3回目と挑戦する上で意識していることや、どう考えているかお聞きしたいです。

玉川:入社当初、仕事のキャパシティは小さかったですが、課題を達成する経験を積み重ねて徐々に対応範囲は大きくなっていきました。正直今は、ゼロベースの新しい挑戦というよりも、目まぐるしく変化するエレクトロ二クス市場でお客様からの要望や課題をクリアするのに必死で、日々それに向き合っている感じです。自分としては、社会情勢に伴い課題が増えていくので、優先順位をつけて自分の役割を果たしていくことを考えながら仕事しています。

桑田:例えば、大きなホテルの案件を受注することが、営業担当としては大きな成果になります。でも、逆に言えば他の機会で失注することは、自社の素晴らしい製品を宝の持ち腐れにしてしまうのではないかというプレッシャーもあります。今は、より多く受注できるよう、営業後は商談内容を細かく分析し、次の商談で良い結果が出るように取り組んでいますね。

「テニスも企業も、世界ナンバーワンを目指す共通の想いを感じている」内山靖崇×積水化学グループ従業員 座談会「挑戦の息吹」後編
(桑田)事務所でのPC作業

和久井:東京セキスイハイム(株)では、直近2年間の数字が張り出されているんです。だから、過去の自分の成績に負けないよう意識しています。

内山:みなさん自分の仕事の範囲だけではなく、様々な角度からどうしたら仕事をよくできるのか考えていて、すごく勉強になりました。僕の周りはテニス関係者がほとんどなので、企業で活躍している同世代の方のお話を聞くと刺激になりますね。僕も、もう少しテニスを深く考えようと思いました(笑)。

皆さんに勇気を与える活動や結果を届けたい

――今後どんなことに挑戦していきたいと思っているか、それぞれお聞かせください

和久井:ここまで仕事をしてきて思うのは、一人ひとり性格が全然違うということです。店長の立場になって、「こう言えば頑張るかな?」とかける言葉を工夫したり、「ちょっと言いすぎたらダメかな」と寄り添ったり、個性を見ながら人材を育てる難しさを感じています。だから、自分以外のメンバー含め、表彰や褒めてもらえるような成果を出したい。展示場ごとにメンバー間の移動や入れ替えもあるので、自分の携わったメンバーが成長してくれるのが、一番の目標です。

「テニスも企業も、世界ナンバーワンを目指す共通の想いを感じている」内山靖崇×積水化学グループ従業員 座談会「挑戦の息吹」後編
(和久井)製品説明

桑田:私は今、営業手法にこだわって活動しているので、それが成果に繋がるように頑張っていきたいです。勝ちパターンを確立し、誰がやっても同じ成果が出せる仕組みを作りあげる、そんな企画部門にも興味があるので、営業以外の業務にも積極的に挑戦していきたいと思っています。全国的に事業を推進していく部門でも、何かしら提案していきたいと思います。

玉川:世界ナンバーワン品質を達成し、同時に生産コストを下げることに挑戦していきたいです。私たちの仕事は、品質が生命線。達成するために必要なものを考えて、周りを巻き込みながら挑戦していきたいです。高い目標なのは確かですが、みんなの意識を同じ方向にあわせて、達成に向けて積み重ねながら成果を出したいです。

内山:競技面では世界ランキングを上げて、グランドスラムに出場して勝利を上げることが、1番の目標です。世界のレベルも近年さらに上がっているので、自分も負けないように頑張りたいと思います。また個人的にも、子どもの頃に北海道でプロ選手のプレーを見て憧れた経験があり、そういった体験や機会を子どもたちに与えたい。そう思って、テニスの大会を企画しています。同様に、積水化学グループの従業員の皆さんにも勇気を与える活動や、結果を届けたいと思っています。

積水化学グループという会社には、世界ナンバーワンを目指す、共通の想いを感じています。僕はテニスで、積水化学は最高品質の製品を作る。世界を舞台に挑戦していく意志は同じだと思っているので、これからも共に成長していけたら嬉しいです。

「テニスも企業も、世界ナンバーワンを目指す共通の想いを感じている」内山靖崇×積水化学グループ従業員 座談会「挑戦の息吹」後編

アドバイスを聞き入れ、理解して前進を

企業での仕事も、世界的スポーツであるテニスも、一人ひとり考え方が違うのは同じ。選手が10人いたら、10人分のプレースタイルや考え方があり、相手の特徴や性格を考えることが自分の成長につながります。広くアドバイスを聞き入れ、理解することで前進できる。そんな共通点を学べる、座談会となりました。

これからも、4大大会や各国でのトーナメントなど、世界に挑み続ける内山選手。そして、一人ひとりの挑戦によるイノベーションで“未来につづく安心”を創造・提供していく積水化学グループ。お互いに全力を尽くすこと、それこそが挑戦の息吹と呼べるでしょう。

「テニスも企業も、世界ナンバーワンを目指す共通の想いを感じている」内山靖崇×積水化学グループ従業員 座談会「挑戦の息吹」後編