News & Column

News & Column

  • TOP
  • NEWS&COLUMN
  • 「やるべきことをやって、試合を楽しむ」第5回選考会、2023全農CUPにかける思い/早田ひな

【Column】「やるべきことをやって、試合を楽しむ」第5回選考会、2023全農CUPにかける思い/早田ひな

July 20, 2023

「やるべきことをやって、試合を楽しむ」第5回選考会、2023全農CUPにかける思い/早田ひな|SEKISUI×SPORTS「挑戦のTASUKI」|積水化学工業株式会社

練習した課題がひとつでも出せればいい

昨年3月から始まった2024パリ五輪、日本代表選考レースもいよいよ後半戦。今週末には第5回選考会として「2023全農CUP東京大会」が、東洋大学赤羽台キャンパスで22日(土)、23日(日)の二日間にわたって行われます。

現在、「五輪代表選考ポイント」で2位以下に大差をつけ、トップを独走している早田ひな選手。彼女は今年5月の世界選手権女子シングルスで、日本選手として58年ぶりに中国選手を破り、メダルを手にする快挙を成し遂げました。

今や2024パリ五輪で世界の頂点を目指すところまで来ている早田選手。そのためには、まず目の前の選考会を勝ち抜き、日本代表入りを確実なものにしなければなりません。今回の選考会への意気込みを聞きました。

「この前のスロベニア大会(WTTスターコンテンダーリュブリャナ2023 [7/3~7/9])を終えて見えた課題と、中国の孫頴莎選手にあそこまで行って勝てなかったという、課題を今は練習しています。それが、一つでも試合でできればいいなと思います」

実は早田選手は、世界選手権準決勝で世界ランク1位の孫頴莎選手に敗戦。その後、6月のWTTザグレブ大会、7月のWTTスロベニア大会と連続して孫頴莎に惜敗しているのです。

強い気持ちを持って結果を出す、そして試合自体を楽しみたい

その経験を糧に、さらなる高みを目指す早田選手。ですが、日本選手のレベルも年々上がっており、選考会なら楽に勝てるわけではありません。

実際、これまで7回の選考対象大会のうち、早田選手は3回で敗れています。逆に言えば、4回優勝の素晴らしい成績ですが、中には、あと1点取られたら負けというギリギリの試合もありました。

追われる立場となり、なお厳しい戦いが予想される早田選手。

「どの選手も私に向かってくると思うので、自分がやるべきことをしっかりやって、どの選手にも勝つという強い気持ちを持って、結果を出していきたいと思います。でも、その試合自体を楽しんで、頑張りたいです」

試合を楽しむ。これが早田選手の強さの秘密を解くキーワード。苦しい試合でもときおり笑みを見せる早田選手なら、きっと素晴らしいプレーを見せてくれることでしょう。