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【Column】まずはやってみる。そうすることで道は開ける/内山靖崇

September 1, 2022

まずはやってみる。そうすることで道は開ける/内山靖崇|SEKISUI×SPORTS「挑戦のTASUKI」|積水化学工業株式会社

新しいことに挑戦することは
時には怖いものです。

失敗した場合を考えたり、
先が見えず不安な気持ちになってしまう。
誰にでもそういった経験があると思います。

テニス日本代表にも名を連ね、
世界で活躍する内山靖崇選手は
選手としてのみならず、自身の大会を主催するなど
多方面でテニス界に貢献。

何事にも精力的に取り組むその積極性は
どこから来るのでしょうか。
そこには「もっと様々なことに挑戦したい」と語る、
内山選手の理念・生き方がありました。

目標を達成して得た自信

ここ数年で、「より日本テニス界を盛り上げたい
という想いが強くなった」という内山選手。
2020年のYouTubeチャンネル開設を皮切りに
全日本男子プロテニス選手会の代表理事に就任。

昨年にはオンラインサロンを始め、
情報発信やファンと交流する場を設けました。
そして故郷の札幌では、道内で唯一プロが
出場できる大会「Uchiyama Cup」を2021年から開催。
一人でも多くの選手の可能性を広げるために
次々と新しい文化を取り入れていきます。

しかし、以前は「積極的に挑戦するような
タイプではなかった」と語る内山選手。
変わるきっかけとなったのは、
世界のトップ100に入ったことでした。

「テニスを始めた頃から、世界ランキング100位に入ることはずっと大きな目標でした。それを2019年の10月に達成できた。その時に自分の中で自信が芽生えて、どんなこともできるんじゃないか、こういうこともやってみたらいいんじゃないかと、様々なことに挑戦したくなったんです」

大きな目標を達成したことで、
失敗するかもしれないと考えるより、
“やってみて起こりうる良い影響に
目を向けるようになった“と
振り返る内山選手。

「ダメだったらやめればいい」。
そう考えることで可能性が
広がっていったと感じるようになりました。

まずはやってみる。そうすることで道は開ける/内山靖崇|SEKISUI×SPORTS「挑戦のTASUKI」|積水化学工業株式会社

誰か一人の幸せを求めて

大きな挑戦の一つである「Uchiyama Cup」は、
今年も開催が決定。
2022年大会からはITF国際大会としても認定され、
前回大会よりも規模を拡大。
「有観客」での開催も視野に入れています。

「去年は新型コロナの影響で無観客での開催になってしまったので、今回はできるだけ多くの子どもたちに見に来てほしいです。自身の経験からも、子どもたちがプロ選手と触れ合える機会を与えて、テニスをより好きになってもらえる環境を作っていきたい。そして選手たちにも良いパフォーマンスを出してもらうため、大会側としてもできる限りの準備をしたいと思っています」

選手と大会の主催側。
その両方の立場を経験している内山選手だからこそ
気づいたこともあります。

「選手として大会に出場していて、“なんでこれができないんだろう”って思ったことがいくつかありました。でも、大会を作る側になって、実は大変だったんだと気付いたこともあります。本当に、いい勉強になっていますね。年中大会に選手として出場しているので、もう少し改善してほしいと感じる点は分かる。そういったところは、どんどん良くしていきたいと思っています」

彼はこの大会の目指す先を
「日本テニス界のスタンダード」になるような
影響力を持つ大会にしていきたいと見据えます。
すべては「本物のテニスに触れられる環境を
日本中に広げたい」という願いをかなえるために。

最後に、内山選手にとって
これからのチャレンジとはなにか尋ねました。

「次の世代の選手・一般の方々に、テニスで叶えられる夢や希望、楽しさを自分の活動を通して知っていただきたいです。そして、そういった想いを継承していくことが、僕の中でのチャレンジ。テニスを通して、誰かの人生が豊かになり、幸せを生むようなことができたらいいですね」

失敗を恐れず、やりたいことは挑戦してみる。
そんな内山選手の挑戦から生まれた一人の幸せは、
やがて多くの人たちの幸せへと、
繋がっていくことでしょう。


まずはやってみる。そうすることで道は開ける/内山靖崇|SEKISUI×SPORTS「挑戦のTASUKI」|積水化学工業株式会社