トップメッセージ
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2024年7月
代表取締役社長 加藤敬太
令和6年能登半島地震により、お亡くなりになられた方々に哀悼の意を表するとともに、被害にあわれた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
現在、社会や市場は多くの問題と課題を抱えています。地球環境の激変、紛争の多発といった生命に関わる根本的な問題から、エネルギー高騰や、原材料高、人権に関わる課題など、多岐にわたります。そのどれもが企業に迅速な取り組みを要求し、そして企業は事業や自社の技術などによって真正面から対応しなければなりません。
今や企業は「社会に有用であること」が必要条件であり、加えて、先進性と持続可能性、つまり、競争力の高い技術や製品とともに、「いかなる変化にも柔軟かつ迅速に対応し続けられること」が要求されていると言えます。
積水化学グループの事業ドメインは、レジデンシャル、アドバンストライフライン、イノベーティブモビリティ、ライフサイエンスと多岐にわたりますが、その大半がくらしや生命、ライフラインに関わる、人や社会の根源的なニーズに対して独自の技術で応える製品・サービスを提供するものです。これらの製品へのニーズは、いかなる状況にあっても存在し、はやりすたりはありません。このことが、今日までの当社グループの着実な成長につながった要因のひとつと言えます。いわば、社会のサステナビリティに貢献することで、当社グループのサステナビリティを実現できたわけです。
では、これからも、今まで通りでよいのか? くらしや生命への貢献を存在意義とすることは堅持しますが、社会や市場の変化を直視し、大胆な改革も実施していきます。