次世代

各取り組み

ものづくりや製品など、当社の特性を生かしたプログラムでSDGs目標4に掲げられた質の高い教育を提供し、生涯教育の機会を促進します。

基本的な考え方

子どもたちが健やかに成長できる地域社会づくりに貢献

次世代を担う⼦どもたちが健やかに成長できる社会を⽬指し、⼩中⾼、および大学生を対象に事業の特性を活かしたキャリア教育を実施しています。これは、⼦どもたちが社会の⼀員として⾃⽴した⽣活を送ることにつながる知識、技術、考え⽅を習得するための取り組みとして⾏っているもので、積水化学の従業員による化学教室などの出張授業や当社の製品やものづくりからSDGsを学ぶオンライン授業など、さまざまな活動を進めています。

  活動名 目的 対象 連携先 役割分担 継続性 波及性
(2021年度
単年)(人数
など)
波及性
(2021年度
実績を含んだ
累積人数など)
発展性
1 電子教材「EduTownSDGs」を活用したSDGs
教育
次世代の子どもたちがものづくりを通じてSDGsを学び、社会課題の解決のために自ら考え、行動できる力を育成する。 小学校高学年
~中学生
教科書
メーカー
  • プラットフォーム構築
  • 教材提供
  • アライアンス参加
2018年~ 30,116ページビュー
(※当社関連ページのみ)
41,148ページビュー
(※当社関連ページのみ)
  • 企業アライアンスで複数企業と連携。今後も企業数を増やしていく
  • Webコンテンツの一部を冊子化し、全国の小中学校への無償配布を継続
  • Webコンテンツの更なる拡充を予定
2 SDGsを学ぶ
オンライン授業
学校現場でニーズが高まるSDGsをテーマとして、当社ならではの知見を活かし、次世代の青少年の持続可能な社会づくりにむけた課題解決に必要な知識や行動力を向上させる。 中学生 教育支援
企業
主催
(教材提供と講師)
2021年~ 230人 230人
  • オンライン授業により、コロナ禍でも実施可能
  • 運営体制の確立
3 化学教室プロジェクト(高機能プラスチックスカンパニー水無瀬事業所) 次世代の子どもたちの化学に対する興味、関心を向上させる。 中学生 地域の
中学校及び
ご要望頂いた中学校
主催 2008年~ 980人 32,035人
  • 教員との協働
  • 教科書改訂に合わせてプログラム作成
4 理科授業
(四国積水工業)
次世代の子どもたちの理科に対する興味、関心を向上させる。 中学生 地域の
中学校
主催 2009年~ 85人 802人
(2010年~)
継続的に実施
5 理科教室
(積水メディカル)
キャリア教育をテーマとしたオンライン授業を行い、「意思」「役割」「能力」を講師自身の仕事と関連付けながら生徒に紹介することで、生徒が働くことや将来について考えることへの意識向上に繋げる。 中学生 地域の
中学校
主催 2016年~ 211名
(※当社講義の参加者)
2,706名
(※当社講義の参加者)
  • オンライン授業により、コロナ禍でも実施可能
  • 中学校の職場体験に代わる内容として提供
6 SB Student Ambassador
ブロック大会
SDGsをテーマとして、当社ならではの知見を活かし、次世代の青少年の持続可能な社会づくりにむけた課題解決に必要な知識や行動力を向上させる。 高校生 イニシアチブ
他企業
教材提供
と講師
2020年~ 87人
(※当社講義の参加者)
158人
(※当社講義の参加者)
実施エリアを地方にも拡大
(当社は東日本、西日本大会のみの参加)
7 英語教材への寄稿 英語で身の回りの製品を通じた企業のものづくりを紹介することで学生の英語力を培う。学生の就職活動やキャリア教育に繋げる。 大学生 出版社 寄稿 2020年~ 非公開 非公開
  • 大学の英語授業で本教材を活用
  • 教材使用校の拡充
主な取り組み

SDGsを学ぶオンライン授業を実施

「積水化学グループは、サステナビリティ貢献製品による社会課題解決を題材として、中学生のSDGs学習を支援する教材を作成し、それを活用したオンライン授業を実施しました。
2020年度から本格実施を迎えた新学習指導要領において、「持続可能な社会の創り手の育成」が明記されたこと等を背景に、持続可能な開発目標(SDGs)の担い手を教育の現場から育成することが目指されるようになりました。これを受けて、全国の小・中学校、および高校で、SDGsに関する内容が様々な教科に盛り込まれるようになりました。
一方、当社は、社会課題解決に対して貢献度の高い”サステナビリティ貢献製品“の創出と市場拡大によって、SDGsが達成されたサステナブルな社会を実現することをめざし、取り組みを行っています。この当社ならではの知見を活かし、学校現場でニーズが高まるSDGsをテーマとして、次世代の青少年の、持続可能な社会づくりにむけた課題解決に必要な知識や行動力を向上させることを目的に、学校の授業で活用可能なSDGsの教材を作成しました。教材ではものづくりを行う企業として、サステナビリティ製品を通じた社会課題解決への貢献を伝えています。
今年度はウィズコロナ対応の学校教育支援の準備段階として、まずは検証校2校でのオンライン授業を実施しました。今後は本活動を積水化学グループの社会貢献活動の新しいプログラムとして、展開していく予定です。
積水化学グループはビジョン2030で掲げた「サステナブルな社会の実現に向けて、LIFEの基盤を支え、“未来につづく安心”を創造する」ため、今後もこのような活動を通じて、未来をつくる次世代の青少年の教育を支援していきます。

  • 05-42
  • 05-43
  • 05-41
  • オンライン授業の様子

  • 生徒による発表(ノートPCのカメラに向かって)

  • 誰一人取り残さない未来に向けた生徒たちのチャレンジ例

四国積水工業(株)の取組み

理科授業~「モノの区別」「物体と物質」「物質の性質」について~

四国積水工業(株)は、愛媛県西条市立西中学校1年生を対象にした理科授業を開催しました。本活動は2009年より毎年行われていましたが、昨年はコロナ禍で行うことが出来ませんでした。今年は生徒66名、引率の先生7名が四国積水に来場し、会社説明、授業、工場見学の約2時間半のプログラムを実施しました。
授業では「モノの区別」をテーマにして、4つの材質の違うコップ(ガラス・プラスチック・紙・金属)を手にとり「どんなところで使われているか?」また「どんな性質を活かしているのか?」を考えてみるプログラムを実施。さらに「プラスチックを調べよう」の実験も行いました。見た目は同じプラスチックの試験片4種類を用意し、水に浮かべて「密度」を調べる実験と試験片を燃焼させての「燃え方」を観察する2つの実験で、生徒たちはタブレットを使って実験を記録していました。
最後は「プラスチック製品の作り方」と「工場見学」です。四国積水工業の主要製造方法の一つである射出成形を「チョコレートの作り方」に例えて説明し、実際の「製品ができるまで」を見学しました。
四国積水工業(株)では、地域の方々と連携し、今後も本活動を継続していきたいと考えています。

  • 05-44
  • 「プラスチックを調べよう」の実験の様子

高校生のSDGs学習イベントを支援(SB Student Ambassador ブロック大会)

積水化学グループは、高校生のSDGs学習イベント“SB Student Ambassador ブロック大会”の主旨に賛同し、2020年に続き、協賛、学習教材提供と講師として参加しました。
このイベントは、“サステナビリティ”の発信において世界最大規模のweb閲覧者数を有するwebサイトを運営するSBフォーラムの日本支部が主催するものです。
次世代を担う未来のリーダーである高校生に、最新のサステナビリティへの取り組みに対して知見を深めてもらうと同時に、高校生の価値観や社会に求めるものを共有し、サステナブルな社会の実現へ向けて、共創していく場です。
本イベントに参加する高校生は、企業の基調講演やワークショップを通じてSDGsを学びます。
当社は製品の一生(ライフサイクル)を通じて社会課題の解決を考えてもらう講演、及びワークショップを実施しました。
参加した高校生からは「2030年、2050年に向けてバックキャストして、細かく事業の目標やプロセスを考えていて、製品だけでなく作る過程でもSDGs解決に取り組んでいることに特に関心を持った」、「下水管やサステナブルな家作りなど身近なものの安全性や環境への配慮におどろいた。」等の評価を頂きました。
積水化学グループは製品による社会課題解決で得た知見や経験をもとに、今後もこのような、未来をつくる次世代の青少年の教育を支援していきます。

  • 05-39
  • 05-40
  • 高校生を対象とした講義

  • 総括の場でのワークショップ内容発表

海外グループの次世代教育活動

海外のグループ事業所でも、次世代を育成する取り組みを行っています。

SEKISUI KYDEX, LLC.( 米国)

サザンコロンビア学区の10 人の生徒がSEKISUI KYDEX 社を訪れ、「What’s So Cool About Manufacturing」というテーマでのビデオ撮影を行いました。工場内を案内しながら製造業における将来のキャリアについて学生達に説明し、モノづくりについて教育を行いました。

  • 05-25