「うめきた(大阪)駅」にフィルム型ペロブスカイト太陽電池を設置

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2022年8月3日
積水化学工業株式会社

  積水化学工業株式会社(代表取締役社長:加藤敬太、以下「当社」)は、西日本旅客鉄道株式会社(代表取締役社長:長谷川一明、以下「JR西日本」)が開業を目指す「うめきた(大阪)駅」にフィルム型ペロブスカイト太陽電池を提供、設置することが決まりましたので、お知らせいたします。

  フィルム型ペロブスカイト太陽電池は、ペロブスカイトと呼ばれる結晶構造を用いた次世代太陽電池です。軽量で柔軟という特徴を持ち、ビルの壁面や耐荷重の小さい屋根、あるいは車体などの曲面といった、さまざまな場所に設置が可能です。また、塗布などによる連続生産が可能であること、レアメタルを必要としないことなど、既存のシリコン太陽電池の生産面での課題も解決が見込まれます。再生可能エネルギーの普及拡大を加速させ、カーボンニュートラルの実現に大きく貢献することが期待されています。

ペロブスカイト

  当社は、独自技術である「封止、成膜、材料、プロセス技術」により、業界に先駆けて屋外耐久性10年相当を確認し、30cm幅のロール・ツー・ロール製造プロセスを構築しました。さらに、同製造プロセスによる発電効率15.0%のフィルム型ペロブスカイト太陽電池の製造に成功しています。現在は、実用化に向けて、1m幅での製造プロセスの確立、耐久性や発電効率のさらなる向上を目指し、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のグリーンイノベーション基金も活用して開発を加速させています。

製造プロセス1    製造プロセス2

  JR西日本は、さまざまなパートナーと共創するフィールドとして、2025年に全面開業する「うめきた(大阪)駅」に「JR WEST LABO」というオープンイノベーションの実験場を開設します。最先端の技術を社会に発信しつづけ、新たな価値の創造、社会課題や経営課題の解決による持続可能な社会の実現を目指しています。
※JR WEST LABOの概要:https://www.westjr.co.jp/press/article/items/220316_01_LABO.pdf

  当社は、“お客様と共に創る環境にやさしいecoステーション”をテーマとした「うめきた(大阪)駅」広場部分にフィルム型ペロブスカイト太陽電池を設置します。JR西日本初の電力由来CO2ゼロの駅の実現に向けて、「JR WEST LABO」のパートナーとして共創します。当社として初めての一般共用施設への設置であり、日照や発電量を計測する実証実験も同時に行います。

「うめきた(大阪)駅」広場

*関係者協議により今後変更になる可能性があります
資料提供 JR西日本


  当社は、長期ビジョン「Vision 2030」において、「Innovation for the Earth」をビジョンステートメントとして掲げ、イノベーションにより「サステナブルな社会の実現に向けて、LIFEの基盤を支え、“未来につづく安心”を創造していく」ことを宣言しています。フィルム型ペロブスカイト太陽電池などの社会課題解決に貢献するイノベーションを生み出し、「JR WEST LABO」のように他企業との連携により、その社会実装を推進していきます。
  これからも、持続可能な社会の実現と当社グループの成長の両立を目指して社会課題解決に貢献し、ステークホルダーの皆様に信頼される企業であり続けるための取り組みを進めていきます。

以上

<本件についてのお問い合わせ先>

    積水化学工業株式会社 広報部
           E-mail:kouhou@sekisui.com